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公開番号2025106178
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-15
出願番号2024016461
出願日2024-02-06
発明の名称超広角レーダーシステム
出願人鼎天國際股ふん有限公司
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類G01S 7/03 20060101AFI20250708BHJP(測定;試験)
要約【課題】本発明は、検出時の視野角が180度より大きく、異なる検出距離に基づき設計を調整することにより、遠距離、中距離等の異なる距離に応用できる超広角レーダーシステムを提供する。
【解決手段】本発明の超広角レーダーシステムは第1アンテナモジュール、第2アンテナモジュール及び第3アンテナモジュールを含む。第1アンテナモジュールにはフレキシブル基板アンテナ及び複合回路基板を設け、第2アンテナモジュールの一側は第1アンテナモジュールの一側と隣接し、第3アンテナモジュールの一側は第1アンテナモジュールの他側と隣接する。第1アンテナモジュール、第2アンテナモジュール及び第3アンテナモジュールの放射方向はそれぞれ異なる。第2アンテナモジュール及び第3アンテナモジュールのうち一方又は両方と第1アンテナモジュールが相互に接合し、結合放射方式又は金属接続方式により信号が伝送される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1アンテナモジュール、第2アンテナモジュール及び第3アンテナモジュールを含み、
前記第1アンテナモジュールにはフレキシブル基板アンテナを設け、
前記第2アンテナモジュールの一側は前記第1アンテナモジュールの一側と隣接し、
前記第3アンテナモジュールの一側は前記第1アンテナモジュールの他側と隣接し、
前記第2アンテナモジュール及び前記第3アンテナモジュールにはそれぞれ複合回路基板を設け、前記複合回路基板はレーダー回路基板及びリジッド基板アンテナを備え、
前記第2アンテナモジュール及び前記第3アンテナモジュールの各前記リジッド基板アンテナのうちの一方又は両方と前記第1アンテナモジュールの前記フレキシブル基板アンテナが相互に接合し、前記リジッド基板アンテナと前記フレキシブル基板アンテナが接合している状態で、前記リジッド基板アンテナと前記フレキシブル基板アンテナの間で結合放射方式又は金属接続方式により信号が伝送される、
超広角レーダーシステム。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
ベースをさらに含み、前記ベースの両側はそれぞれ前記第2アンテナモジュールの他側及び前記第3アンテナモジュールの他側に接続し、少なくとも3つの信号送受信面を有する四辺形構造を形成する、請求項1に記載の超広角レーダーシステム。
【請求項3】
前記ベースと前記第2アンテナモジュールに挟まれた夾角は20度から80度の間である、請求項2に記載の超広角レーダーシステム。
【請求項4】
前記ベースと前記第3アンテナモジュールに挟まれた夾角は20度から80度の間である、請求項2に記載の超広角レーダーシステム。
【請求項5】
前記第2アンテナモジュールの他側が前記第3アンテナモジュールの他側に接続して少なくとも3つの信号送受信面を形成する、請求項1に記載の超広角レーダーシステム。
【請求項6】
前記少なくとも3つの信号送受信面のそれぞれの検出角度は120度である、請求項5に記載の超広角レーダーシステム。
【請求項7】
前記第2アンテナモジュール及び前記第3アンテナモジュールの各前記レーダー回路基板にはシステムオンチップ(SoC:System on a Chip)を設置し、各前記システムオンチップにより前記第2アンテナモジュール及び第3アンテナモジュール信号処理及び電源管理をそれぞれ制御し、前記リジッド基板アンテナと前記フレキシブル基板アンテナが接合している状態で、前記第1アンテナモジュールは接合する前記第2アンテナモジュール又は前記第3アンテナモジュールの中の1つの前記システムオンチップにより制御する、請求項1に記載の超広角レーダーシステム。
【請求項8】
第1アンテナモジュール、第2アンテナモジュール及び第3アンテナモジュールを含み、
前記第1アンテナモジュールには複合回路基板を設け、前記複合回路基板はレーダー回路基板及びリジッド基板アンテナを備え、
前記第2アンテナモジュールの一側は前記第1アンテナモジュールの一側と隣接し、
前記第3アンテナモジュールの一側は前記第1アンテナモジュールの他側と隣接し、
前記第2アンテナモジュール及び前記第3アンテナモジュールにはそれぞれフレキシブル基板アンテナを設け、又は前記第2アンテナモジュール及び前記第3アンテナモジュールにはそれぞれ前記フレキシブル基板アンテナ及びもう1つの前記複合回路基板を設け、
前記第2アンテナモジュール及び前記第3アンテナモジュールの各前記フレキシブル基板アンテナのうちの一方又は両方の前記フレキシブル基板アンテナと前記第1アンテナモジュールの前記リジッド基板アンテナが相互に接合し、前記リジッド基板アンテナと前記フレキシブル基板アンテナが接合している状態で、前記リジッド基板アンテナと前記フレキシブル基板アンテナの間で結合放射方式又は金属接続方式により信号が伝送される、
超広角レーダーシステム。
【請求項9】
ベースをさらに含み、前記ベースの両側はそれぞれ前記第2アンテナモジュールの他側及び前記第3アンテナモジュールの他側に接続し、少なくとも3つの信号送受信面を有する四辺形構造を形成する、請求項8に記載の超広角レーダーシステム。
【請求項10】
前記ベースと前記第2アンテナモジュールに挟まれた夾角は20度から80度の間である、請求項9に記載の超広角レーダーシステム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はレーダーシステムに関し、特に、超広角レーダーシステムに関する。
続きを表示(約 3,200 文字)【背景技術】
【0002】
公知のレーダーシステムは、ミリ波無線信号の送受信により障害物を検出する目的を達成するものであり、その精度はレーダーの角度や効率の影響を受ける。例えば、自動車への応用においては、自動車が異なる路面状況や環境に置かれた影響により、検出角度が制限され、外的要因の影響を受ける環境であると、検出精度の低下を引き起こしやすい。
【0003】
一般的に、レーダーの視野角の最大値は通常約120度前後であるが、機構設計やレーダー自体の制限により、レーダーの両側の領域は効果的に検出することができない。これが、いわゆるレーダーのブラインドゾーン(Radar Blind Zone)である。一般的に、ブラインドゾーンの検出に応用する際は、少なくとも2組の無線信号送受信器を設置するが、2組の信号送受信器を設置する位置と角度は信号の送受信効果に影響するため、設計過程で常に調整する必要があり、全体の設計がより複雑になる。 自動車の分野では、安全性が最も要求されるが、角度の問題や環境の影響により、誤判定やミスアラインメントが生じると、運転の危険性が高まる可能性がある。
【0004】
自動車分野での応用のほか、産業オートメーション、ドローン、無人ボート、物流倉庫などの分野でも同様の需要があるが、レーダーの開発には限界があるため、通常1つのレーダーの視野角の設計は、視野角が狭いほど長距離レーダー(LRR:Long Range Radar)に使用され、視野角が広いほど短距離レーダー(SRR:Short Range Radar)に使用される。しかし、1つのレーダーの視野角の範囲は約10度から120度の間の水平視野(HFOV:Horizontal Field of View)であり、通常これではレーダー両側の設計された視野角120度を超える範囲をカバーできない。そこで、本発明は、上述の問題点に対し、遠距離、中距離、近距離の検出要求に応じて異なる設計を行い、レーダーシステムの精度を高め、視野角を拡大させることが目的となる。したがって、本発明は、既知の問題を解決するため、レーダーシステムの精度を向上させ視野角を拡大することができる超広角レーダーシステムを提案する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、検出時の視野角が180度より大きく、異なる検出距離のニーズに応じて設計を調整することにより、遠距離、中距離、近距離等の位置で全方位検出を実現することができる、超広角レーダーシステムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の目的に基づき、本発明が提供する超広角レーダーシステムは、第1アンテナモジュール、第2アンテナモジュール及び第3アンテナモジュールを含む。第1アンテナモジュールにはフレキシブル基板アンテナを設け、第2アンテナモジュールの一側は第1アンテナモジュールの一側と隣接し、第3アンテナモジュールの一側は第1アンテナモジュールの他側と隣接する。ここで、第1アンテナモジュール、第2アンテナモジュール及び第3アンテナモジュールの放射方向はそれぞれ異なる。第2アンテナモジュール及び第3アンテナモジュールにはそれぞれ複合回路基板を設け、複合回路基板はレーダー回路基板及びリジッド基板アンテナを備える。第2アンテナモジュール及び第3アンテナモジュールの各リジッド基板アンテナのうちの一方又は両方と第1アンテナモジュールのフレキシブル基板アンテナが相互に接合し、リジッド基板アンテナとフレキシブル基板アンテナが接合している状態で、リジッド基板アンテナとフレキシブル基板アンテナの間で結合放射方式又は金属接続方式により信号が伝送される。
【0007】
本発明の目的に基づき、本発明がさらに提供する超広角レーダーシステムは、第1アンテナモジュール、第2アンテナモジュール及び第3アンテナモジュールを含む。第1アンテナモジュールには複合回路基板を設け、複合回路基板はレーダー回路基板及びリジッド基板アンテナを備える。第2アンテナモジュールの一側は第1アンテナモジュールの一側と隣接する。第3アンテナモジュールの一側は第1アンテナモジュールの他側と隣接する。ここで、第1アンテナモジュール、第2アンテナモジュール及び第3アンテナモジュールの放射方向はそれぞれ異なる。第2アンテナモジュール及び第3アンテナモジュールにはそれぞれフレキシブル基板アンテナを設け、又は第2アンテナモジュール及び第3アンテナモジュールにはそれぞれフレキシブル基板アンテナ及びもう1つの前記複合回路基板を設ける。第2アンテナモジュール及び第3アンテナモジュールのフレキシブル基板アンテナのうちの一方又は両方のフレキシブル基板アンテナと第1アンテナモジュールのリジッド基板アンテナが相互に接合し、リジッド基板アンテナとフレキシブル基板アンテナが接合している状態で、リジッド基板アンテナとフレキシブル基板アンテナの間で結合放射方式又は金属接続方式により信号が伝送される。
【発明の効果】
【0008】
上述したように、本発明は、先進運転支援システム(ADAS:Advanced Driver Assistance Systems)の応用として自動車分野で使用することができ、例えば、産業オートメーション、ドローン、無人ボート、物流倉庫などの他の分野にも拡張することができ、遠距離、中距離、近距離等での検出の要求に応じて異なる設計を行うことができ、また、検出の視野角は180度より大きく、異なる検出距離のニーズに基づき設計を調整でき、レーダーシステムの精度を高められ、全方位の超広角レーダーシステムとなる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の第1実施形態における断面を示す図である。
本発明の第1実施形態における放射方向を示す図である。
本発明の第1実施形態における外観を示す図である。
本発明の一実施形態におけるリジッド基板アンテナとフレキシブル基板アンテナの間の接合を示す図である。
本発明の別の実施形態におけるリジッド基板アンテナとフレキシブル基板アンテナの間の接合を示す図である。
本発明のリジッド基板アンテナとフレキシブル基板アンテナのアンテナ配置方式を示す図である。
本発明の超広角レーダーシステムの第1実施形態におけるベースを開けた状態を示す図である。
本発明の超広角レーダーシステムの第2実施形態における断面を示す図である。
本発明の超広角レーダーシステムの第3実施形態における断面を示す図である。
本発明の超広角レーダーシステムの第4実施形態における断面を示す図である。
本発明の超広角レーダーシステムの第5実施形態における断面を示す図である。
本発明の超広角レーダーシステムの第6実施形態における断面を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本考案の実施形態について、関連する図を合わせて以下にさらなる説明を加える。図面及び明細書においては、可能な限り、同じ符号で同一又は同様の部材を示す。図面においては、簡潔性及び利便性のため、形状及び厚さが拡大表示されることがある。特に図中で表示されていない、或いは明細書に記載されていない素子は、当業者が知る形態であると解釈できる。当業者であれば本発明の内容に基づき、様々な変更や修正を加えることが可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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