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公開番号
2025105602
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-10
出願番号
2025029819,2023222229
出願日
2025-02-27,2023-12-28
発明の名称
電力変換器
出願人
株式会社明電舎
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H02M
9/04 20060101AFI20250703BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】ソフトスイッチングを行うことにより高効率かつ低ノイズ化が容易な電力変換器を提供し、かつ、負荷や部品のばらつきの影響を受けずに一定の立ち上がり速度、立ち下がり速度で出力パルス電圧の生成を実現する
【解決手段】直流電源DCと負荷2との間に第1スイッチング素子S1が接続される。第2スイッチング素子S2は負荷2に対して並列接続される。第1、第2スイッチング素子S1、S2の接続点にインダクタL1の一端が接続される。コンデンサおよび第3、第4スイッチング素子S3、S4は、インダクタL1の他端側の電圧が直流電源DCの電圧Vinの中間Vin/2となるように接続される。そして、第1、第2スイッチング素子S1、S2の導通前からインダクタL1に予備的に電流を通流させる。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
直流電源から負荷に対して電力を供給し、前記負荷の電力を前記直流電源に戻すことが可能な電力変換器であって、
前記直流電源と前記負荷との間に接続された第1スイッチング素子と、
前記負荷に対して並列接続された第2スイッチング素子と、
前記第1、第2スイッチング素子の接続点に一端が接続されたインダクタと、
前記直流電源の正極と負極との間に接続された第1コンデンサと、
前記インダクタの他端に一端が接続された第3スイッチング素子と、
前記第3スイッチング素子の他端にアノードが接続され、カソードが前記直流電源の正極に接続された第1ダイオードと、
前記インダクタの他端にカソードが接続された第2ダイオードと、
前記第2ダイオードのアノードに一端が接続され、他端が前記直流電源の負極に接続された第4スイッチング素子と、
前記第1ダイオードと前記第3スイッチング素子の接続点と前記第2ダイオードと前記第4スイッチング素子の接続点との間に接続された第2コンデンサと、
を備え、
前記第1、第2コンデンサおよび前記第3、第4スイッチング素子は前記インダクタの他端側の電圧が前記直流電源の電圧の中間となるように接続され、
前記第1、第2スイッチング素子の導通前から前記インダクタに予備的に電流を通流させることを特徴とする電力変換器。
続きを表示(約 2,300 文字)
【請求項2】
直流電源から負荷に対して電力を供給し、前記負荷の電力を前記直流電源に戻すことが可能な電力変換器であって、
前記直流電源と前記負荷との間に接続された第1スイッチング素子と、
前記負荷に対して並列接続された第2スイッチング素子と、
前記第1、第2スイッチング素子の接続点に一端が接続されたインダクタと、
前記直流電源の正極と負極との間に接続された第1コンデンサと、
前記インダクタの他端にアノードが接続された第1ダイオードと、
前記第1ダイオードのカソードに一端が接続され、他端が前記直流電源の正極に接続された第3スイッチング素子と、
前記インダクタの他端に一端が接続された第4スイッチング素子と、
前記第4スイッチング素子の他端にカソードが接続され、アノードが前記直流電源の負極に接続された第2ダイオードと、
前記第1ダイオードと前記第3スイッチング素子の接続点と前記第2ダイオードと前記第4スイッチング素子の接続点との間に接続された第2コンデンサと、
を備え、
前記第1、第2コンデンサおよび前記第3、第4スイッチング素子は前記インダクタの他端側の電圧が前記直流電源の電圧の中間となるように接続され、
前記第1、第2スイッチング素子の導通前から前記インダクタに予備的に電流を通流させることを特徴とする電力変換器。
【請求項3】
直流電源から負荷に対して電力を供給し、前記負荷の電力を前記直流電源に戻すことが可能な電力変換器であって、
前記直流電源と前記負荷との間に接続された第1スイッチング素子と、
前記負荷に対して並列接続された第2スイッチング素子と、
前記第1、第2スイッチング素子の接続点に一端が接続されたインダクタと、
前記直流電源の正極と負極との間に接続された第1コンデンサと、
前記インダクタの他端に一端が接続された第3スイッチング素子と、
前記第3スイッチング素子の他端に一端が接続され、他端が前記直流電源の正極に接続された第5スイッチング素子と、
前記インダクタの他端に一端が接続された第6スイッチング素子と、
前記第6スイッチング素子の他端に一端が接続され、他端が前記直流電源の負極に接続された第4スイッチング素子と、
前記第5スイッチング素子と前記第3スイッチング素子の接続点と前記第6スイッチング素子と前記第4スイッチング素子の接続点との間に接続された第2コンデンサと、
を備え、
前記第1、第2コンデンサおよび前記第3、第4スイッチング素子は前記インダクタの他端側の電圧が前記直流電源の電圧の中間となるように接続され、
前記第1、第2スイッチング素子の導通前から前記インダクタに予備的に電流を通流させることを特徴とする電力変換器。
【請求項4】
前記インダクタは、インダクタンスが以下の(9)式の条件を満たすことを特徴とする請求項1~3のうち何れかに記載の電力変換器。
TIFF
2025105602000015.tif
50
166
L:インダクタのインダクタンス値
t
c+
:負荷電圧の立上時間、立下時間として設定する時間の目標最大値
C
min
:負荷の静電容量の最小値
【請求項5】
前記第1、第2スイッチング素子の導通前から前記インダクタに予備的に電流を通流させる予備通流期間は、以下の(5)式の条件を満たすことを特徴とする請求項1~3のうち何れかに記載の電力変換器。
TIFF
2025105602000016.tif
50
166
T
SU
:第1、第2スイッチング素子の導通前からインダクタに予備的に電流を通流させる予備通流期間
L:インダクタのインダクタンス値
C:負荷の静電容量
R
L
:インダクタの等価的な直列抵抗成分
【請求項6】
負荷電圧の立上時間、立下時間として設定する時間は、以下の(6)式を満たすことを特徴とする請求項1~3のうち何れかに記載の電力変換器。
TIFF
2025105602000017.tif
50
166
t
c
:負荷電圧の立上時間、立下時間として設定する時間
L:インダクタのインダクタンス値
C:負荷の静電容量
T
SU
:第1、第2スイッチング素子の導通前からインダクタに予備的に電流を通流させる予備通流期間
【請求項7】
前記第1、第2スイッチング素子の導通前から前記インダクタに予備的に電流を通流させる予備通流期間、および、負荷電圧の立上時間、立下時間として設定する時間は、以下の(7)式の条件を満たすことを特徴とする請求項1~3のうち何れかに記載の電力変換器。
TIFF
2025105602000018.tif
50
166
T
SU
:第1、第2スイッチング素子の導通前からインダクタに予備的に電流を通流させる予備通流期間
t
c
:負荷電圧の立上時間、立下時間として設定する時間
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、高電圧かつ高周波数でパルス電圧を供給できる低損失かつ低ノイズの電力変換器に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
図1及び図2に特許文献1における回路構成と動作例を示す。特許文献1ではインダクタ1を介して負荷2にエネルギーを供給することで、矩形波状のパルス電圧を負荷2に供給することができる。この時、スイッチング素子のターンオン時にソフトスイッチング動作をすることでスイッチング損失を低減し、スイッチング素子のストレスを緩和している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-7165号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
図1及び図2の回路は、スイッチング素子3、4のターンオフ時にハードスイッチングとなるためサージ電圧などによるノイズが増加してしまう。さらに、高周波数で負荷2にパルス電圧を供給する場合にはスイッチング損失が増大してしまうという問題が生じる。
【0005】
また、負荷2の電圧の立ち上がり速度、立ち下がり速度が負荷定数やインダクタ1のインダクタ定数に依存して決定されるため、定数のばらつきにより立ち上がり速度、立ち下がり速度が変化してしまうという問題が生じる。
【0006】
以上示したようなことから、ソフトスイッチングを行うことにより高効率かつ低ノイズ化が容易な電力変換器を提供し、かつ、負荷や部品のばらつきの影響を受けずに一定の立ち上がり速度、立ち下がり速度で出力パルス電圧の生成を実現することが課題となる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、前記従来の問題に鑑み、案出されたもので、その一態様は、直流電源から負荷に対して電力を供給し、前記負荷の電力を前記直流電源に戻すことが可能な電力変換器であって、前記直流電源と前記負荷との間に接続された第1スイッチング素子と、前記負荷に対して並列接続された第2スイッチング素子と、前記第1、第2スイッチング素子の接続点に一端が接続されたインダクタと、前記インダクタの他端側の電圧が前記直流電源の電圧の中間となるように接続されたコンデンサおよび第3、第4スイッチング素子と、を備え、前記第1、第2スイッチング素子の導通前から前記インダクタに予備的に電流を通流させることを特徴とする。
【0008】
また、その一態様として、前記コンデンサは、前記直流電源の正極と負極との間に直列接続された第1、第2コンデンサであり、前記第1、第2コンデンサの接続点にアノードが接続された第2ダイオードと、前記第2ダイオードのカソードと前記インダクタの他端との間に接続された前記第3スイッチング素子と、前記第1、第2コンデンサの接続点にカソードが接続された第3ダイオードと、前記第3ダイオードのアノードと前記インダクタの他端との間に接続された前記第4スイッチング素子と、前記第2ダイオードと前記第3スイッチング素子の接続点にアノードが接続され、カソードが前記直流電源の正極に接続された第1ダイオードと、前記第3ダイオードと前記第4スイッチング素子の接続点にカソードが接続され、アノードが前記直流電源の負極に接続された第4ダイオードと、
を備えたことを特徴とする。
【0009】
また、一態様として、前記コンデンサは、前記直流電源の正極と負極との間に直列接続された第1、第2コンデンサであり、前記第1、第2コンデンサの接続点に一端が接続された前記第3スイッチング素子と、前記第3スイッチング素子の他端にアノードが接続され、カソードが前記インダクタの他端に接続された第2ダイオードと、前記第1、第2コンデンサの接続点に一端が接続された前記第4スイッチング素子と、前記第4スイッチング素子の他端にカソードが接続され、アノードが前記インダクタの他端に接続された第3ダイオードと、前記第2ダイオードと前記第3スイッチング素子の接続点にアノードが接続され、カソードが前記直流電源の正極に接続された第1ダイオードと、前記第3ダイオードと前記第4スイッチング素子の接続点にカソードが接続され、アノードが前記直流電源の負極に接続された第4ダイオードと、を備えたことを特徴とする。
【0010】
また、一態様として、前記コンデンサは、前記直流電源の正極と負極との間に直列接続された第1、第2コンデンサであり、前記第1、第2コンデンサの接続点と前記インダクタの他端との間に接続された第6スイッチング素子および前記第3スイッチング素子と、前記第1、第2コンデンサの接続点と前記インダクタの他端との間に接続された第7スイッチング素子および前記第4スイッチング素子と、前記第6スイッチング素子と前記第3スイッチング素子の接続点と前記直流電源の正極との間に接続された第5スイッチング素子と、前記第7スイッチング素子と前記第4スイッチング素子の接続点と前記直流電源の負極との間に接続された第8スイッチング素子と、を備えたことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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