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公開番号
2025104133
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-09
出願番号
2023222001
出願日
2023-12-27
発明の名称
サービス監視システムおよびサービス監視方法
出願人
株式会社日立ビルシステム
代理人
弁理士法人サンネクスト国際特許事務所
主分類
G06F
11/34 20060101AFI20250702BHJP(計算;計数)
要約
【課題】サービスのトレースの終点を判定し得るサービス監視システムを提供する。
【解決手段】第1の分散トレーシング環境の第1のマシンと、第2の分散トレーシング環境の第2のマシンとを備え、第1のマシンと第2のマシンとにより提供されるサービスを監視するサービス監視システムであって、第2の連携部は、第1の連携部から受け取った監視対象のサービスのリクエストに含まれるトレース情報からトレースを識別し、第2のトレーシング部により第2のマシンにおけるサービスに係る処理の終点が判定された場合、トレースの終点が判定されたことを示す終点判定情報を第1の連携部に通知するようにした。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1の分散トレーシング環境の第1のマシンと、第2の分散トレーシング環境の第2のマシンとを備え、前記第1のマシンと前記第2のマシンとにより提供されるサービスを監視するサービス監視システムであって、
前記第1のマシンは、
監視対象のサービスに係る処理を実行する第1の実行部と、
前記第1の実行部が実行する前記サービスに係る処理をトレーシングし、前記第1のマシンにおける処理の終点を判定する第1のトレーシング部と、
前記サービスのトレースを識別可能なトレース情報を含む前記サービスのリクエストを前記第2のマシンに中継する第1の連携部と、を備え、
前記第2のマシンは、
前記第1の連携部から監視対象のサービスのリクエストを受け取る第2の連携部と、
前記サービスに係る処理を実行する第2の実行部と、
前記第2の実行部が実行する前記サービスに係る処理をトレーシングし、前記第2のマシンにおける処理の終点を判定する第2のトレーシング部と、を備え、
前記第2の連携部は、前記第1の連携部から受け取った監視対象のサービスのリクエストに含まれるトレース情報からトレースを識別し、前記第2のトレーシング部により前記第2のマシンにおける前記サービスに係る処理の終点が判定された場合、前記トレースの終点が判定されたことを示す終点判定情報を前記第1の連携部に通知する、
サービス監視システム。
続きを表示(約 3,200 文字)
【請求項2】
前記第1のトレーシング部によるトレーシングにより生成されるトレースログと、前記第2のトレーシング部によるトレーシングにより生成されるトレースログとを記憶する記憶部を備え、
前記第1のマシンは、クライアント端末からサービスのリクエストを受け付けた際、前記サービスのトレースを一意に識別可能なトレース情報を発行し、
前記第1のトレーシング部は、前記第1の実行部が実行する前記サービスに係る処理をトレーシングして前記トレース情報を含むトレースログを生成し、生成したトレースログを前記記憶部に保存し、
前記第2のトレーシング部は、前記第2の実行部が実行する前記サービスに係る処理をトレーシングして前記トレース情報を含むトレースログを生成し、
前記第2の連携部は、前記第2のトレーシング部により前記第2のマシンにおける処理の終点が判定された場合、前記第2のトレーシング部により生成された前記サービスのトレースログを前記記憶部に転送する、
請求項1に記載のサービス監視システム。
【請求項3】
前記第1のトレーシング部により生成されるトレースログには、前記第1の実行部がサービスに係る処理を開始した時間と、前記第1の実行部が前記サービスに係る処理を終了した時間とが含まれ、
前記第2のトレーシング部により生成されるトレースログには、前記第2の実行部がサービスに係る処理を開始した時間と、前記第2の実行部が前記サービスに係る処理を終了した時間とが含まれ、
監視対象のサービスを識別可能な情報と、前記サービスが正常に稼働していることを示す時間の閾値を示す閾値情報とを含むサービス情報を管理する管理部と、
前記第1のトレーシング部により生成された監視対象のサービスのトレースログと前記第2のトレーシング部により生成された前記サービスのトレースログとを前記記憶部から読み出し、読み出したトレースログから前記サービスに要した時間を算出し、前記サービスのサービス情報に含まれる閾値情報をもとに前記サービスが正常に稼働しているか否かを判定し、判定した結果を出力する判定部と、
を備える請求項2に記載のサービス監視システム。
【請求項4】
前記第1のマシンは、第1の記憶部を備え、
前記第2のマシンは、第2の記憶部を備え、
前記第1のマシンは、前記第1の記憶部の情報が更新された際に、前記第2の記憶部の対応する情報の更新を指示する第1の処理部を備え、
前記第2のマシンは、前記第2の記憶部の情報が更新された際に、前記第1の記憶部の対応する情報の更新を指示する第2の処理部を備え、
前記第1の記憶部は、監視対象のサービスのトレースを識別可能なトレース情報と、前記トレースの終点が判定されたか否かを示す終点判定フラグと、前記サービスの稼働状態が判定されたか否かを示す削除判定フラグとを含む連携情報を格納し、
前記第2の記憶部は、前記トレースを識別可能なトレース情報と、前記トレースの終点が判定されたか否かを示す終点判定フラグと、前記サービスの稼働状態が判定されたか否かを示す削除判定フラグとを含む連携情報を格納し、
前記第2の連携部は、前記第2のトレーシング部により前記第2のマシンにおける処理の終点が判定された場合、前記トレースの連携情報の終点判定フラグを前記トレースの終点が判定されたことを示す情報に更新し、
前記第2の処理部は、前記第2の記憶部に記憶されている前記トレースの連携情報に更新があった場合、更新された情報を前記第1の処理部に通知し、前記第1の処理部は、前記第1の記憶部に記憶されている前記トレースの連携情報を通知された情報に更新し、
前記第1の連携部は、前記サービスが正常に稼働しているか否かが前記判定部により判定された場合、前記トレースの連携情報の削除判定フラグを削除対象であることを示す情報に更新し、
前記第1の処理部は、前記第1の記憶部に記憶されている前記トレースの連携情報に更新があった場合、更新された情報を第2の処理部に通知し、前記第2の処理部は、前記第1の記憶部に記憶されている前記トレースの連携情報を通知された情報に更新する、
請求項3に記載のサービス監視システム。
【請求項5】
前記第1の連携部は、監視対象のサービスのリクエストの宛先から前記第2のマシンを識別可能なマシン情報を抽出し、前記リクエストのヘッダから前記サービスのトレースを識別可能なトレース情報を抽出し、前記トレース情報と、前記マシン情報と、前記トレースの終点が判定されたか否かを示す終点判定フラグと、前記サービスの稼働状態が判定されたか否かを示す削除判定フラグとを含む連携情報を前記第1の記憶部に記憶し、前記トレース情報を前記第2のマシンに中継するリクエストのボディに挿入し、
前記第2の連携部は、前記第1の連携部から受け取った前記リクエストのボディから前記トレース情報を抽出し、前記トレース情報と、前記第2のマシンを識別可能なマシン情報と、前記トレースの終点が判定されたか否かを示す終点判定フラグと、前記サービスの稼働状態が判定されたか否かを示す削除判定フラグとを含む連携情報を前記第2の記憶部に記憶する、
請求項4に記載のサービス監視システム。
【請求項6】
前記第2のマシンは、複数設けられ、一の第2のマシンから他の第2のマシンを呼び出して、監視対象のサービスに係る処理を行い、
前記第1の記憶部に記憶される連携情報と前記第2の記憶部に記憶される連携情報とには、監視対象のサービスのトレースを識別可能なトレース情報と、呼び出し元となる第2のマシンを示すマシン情報と、呼び出し先となる第2のマシンを示すマシン情報と、前記トレースの終点が判定されたか否かを示す終点判定フラグと、前記サービスの稼働状態が判定されたか否かを示す削除判定フラグとが含まれる、
請求項4に記載のサービス監視システム。
【請求項7】
第1の分散トレーシング環境の第1のマシンと、第2の分散トレーシング環境の第2のマシンとにより提供されるサービスを監視するサービス監視方法であって、
前記第1のマシンは、第1の実行部と、第1のトレーシング部と、第1の連携部と、を備え、
前記第1の実行部が、監視対象のサービスに係る処理を実行することと、
前記第1のトレーシング部が、前記第1の実行部が実行する前記サービスに係る処理をトレーシングし、前記第1のマシンにおける処理の終点を判定することと、
前記第1の連携部が、前記サービスのトレースを識別可能なトレース情報を含む前記サービスのリクエストを前記第2のマシンに中継することと、
前記第2のマシンは、第2の実行部と、第2のトレーシング部と、第2の連携部と、を備え、
前記第2の連携部が、前記第1の連携部から監視対象のサービスのリクエストを受け取ることと、
前記第2の実行部が、前記サービスに係る処理を実行することと、
前記第2のトレーシング部が、前記第2の実行部が実行する前記サービスに係る処理をトレーシングし、前記第2のマシンにおける処理の終点を判定することと、を含み、
前記第2の連携部が、前記第1の連携部から受け取った監視対象のサービスのリクエストに含まれるトレース情報からトレースを識別し、前記第2のトレーシング部により前記第2のマシンにおける前記サービスに係る処理の終点が判定された場合、前記トレースの終点が判定されたことを示す終点判定情報を前記第1の連携部に通知する、
サービス監視方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、概して、サービスを監視する技術に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
マイクロサービスアーキテクチャの開発基盤は、疎結合によるサービス間連携の容易化、システムのメンテナンス性向上といった効果が期待される。しかしながら、マイクロサービス化によってシステムのトレーサビリティが低下してしまう問題がある。
【0003】
近年、マイクロサービスのトレーサビリティ向上のために分散トレーシング技術が適用されているが、複雑なリクエスト伝搬情報を監視対象のサービスや機能と一意に対応付けることは容易ではない。特にクラウド環境とエッジ環境とにまたがった処理によって提供されるサービスのトレーシングを行うには、クラウドおよびエッジ間で統一的な分散トレーシング環境が必要となる。
【0004】
この問題に対して、収集されたカーネルイベントに基づいて完全リクエストユニットおよび半オープンリクエストユニットを生成し、生成されたリクエストユニットをカーネルイベント間の因果関係セットに基づいて解析することで正確な処理経路を発見する、という技術が開示されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特表2018―538613号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載の技術では、クラウドとエッジ等の分離したトレーシング環境間にまたがるサービスについて、トレースの終点を判定することができないという問題がある。
【0007】
本発明は、以上の点を考慮してなされたもので、サービスのトレースの終点を判定し得るサービス監視システム等を提案しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
かかる課題を解決するため本発明においては、第1の分散トレーシング環境の第1のマシンと、第2の分散トレーシング環境の第2のマシンとを備え、前記第1のマシンと前記第2のマシンとにより提供されるサービスを監視するサービス監視システムであって、前記第1のマシンは、監視対象のサービスに係る処理を実行する第1の実行部と、前記第1の実行部が実行する前記サービスに係る処理をトレーシングし、前記第1のマシンにおける処理の終点を判定する第1のトレーシング部と、前記サービスのトレースを識別可能なトレース情報を含む前記サービスのリクエストを前記第2のマシンに中継する第1の連携部と、を備え、前記第2のマシンは、前記第1の連携部から監視対象のサービスのリクエストを受け取る第2の連携部と、前記サービスに係る処理を実行する第2の実行部と、前記第2の実行部が実行する前記サービスに係る処理をトレーシングし、前記第2のマシンにおける処理の終点を判定する第2のトレーシング部と、を備え、前記第2の連携部は、前記第1の連携部から受け取った監視対象のサービスのリクエストに含まれるトレース情報からトレースを識別し、前記第2のトレーシング部により前記第2のマシンにおける前記サービスに係る処理の終点が判定された場合、前記トレースの終点が判定されたことを示す終点判定情報を前記第1の連携部に通知するようにした。
【0009】
上記構成では、第1のマシンから第2のマシンにサービスのリクエストが中継され、当該サービスのトレースの終点が第2のマシンにおいて判定された場合、終点判定情報が第1のマシンに通知される。上記構成によれば、例えば、第1のマシンと第2のマシンとにまたがるサービスのトレースの終点を第1のマシンおよび第2のマシンが把握することができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、信頼性の高いサービス監視システムを実現することができる。上記以外の課題、構成、および効果は、以下の実施の形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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