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公開番号2025104128
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-09
出願番号2023221995
出願日2023-12-27
発明の名称接合角度調整装置及び接合角度調整方法
出願人株式会社クボタ
代理人個人,個人
主分類F16L 1/00 20060101AFI20250702BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】前記被接合管の受口の軸線に対する管の挿し口の軸線の角度の調整を効率良く行うことができる構成を実現する。
【解決手段】接合角度調整装置1は、挿し口と受口を有する管W1の挿し口W1aの軸線L1を、挿し口と受口を有する被接合管W2の受口W2aの軸線L2に対して角度調整する。この接合角度調整装置1は、被接合管W2の受口W2a側に取り付けられる被接合管取付部10と、被接合管取付部10に支持され、管W1の挿し口W1aの軸線L1を、被接合管W2の受口W2aの軸線L2に対して位置決めする管位置決め部20と、管位置決め部20を、管Wの挿し口W1aの軸線L1と被接合管W2の受口W2aの軸線L2とが交差するように被接合管取付部10に対して移動させることにより、管Wの挿し口W1aの軸線L1と被接合管W2の受口W2aの軸線L2との角度を調整する接合角度調整部30と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
挿し口と受口を有する管の挿し口の軸線を、挿し口と受口を有する被接合管の受口の軸線に対して角度調整する接合角度調整装置であって、
前記被接合管の受口側に取り付けられる被接合管取付部と、
前記被接合管取付部に支持され、前記管の挿し口の軸線を、前記被接合管の受口の軸線に対して位置決めする管位置決め部と、
前記管位置決め部を、前記管の挿し口の軸線と前記被接合管の受口の軸線とが交差するように前記被接合管取付部に対して移動させることにより、前記管の挿し口の軸線と前記被接合管の受口の軸線との角度を調整する接合角度調整部と、
を有する、
接合角度調整装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
請求項1に記載の接合角度調整装置において、
前記管位置決め部は、
前記管の挿し口の軸線の鉛直方向の位置を、前記被接合管の受口の軸線に対して位置決めする鉛直方向位置決め部を含む、
接合角度調整装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の接合角度調整装置において、
前記管位置決め部は、
前記管の挿し口の軸線の水平方向の位置を、前記被接合管の受口の軸線に対して位置決めする水平方向位置決め部を含む、
接合角度調整装置。
【請求項4】
請求項1に記載の接合角度調整装置において、
前記被接合管取付部は、
前記被接合管取付部の取付位置を、前記被接合管の受口の軸線に直交する方向に対して位置決めする取付部位置決め部を有する、
接合角度調整装置。
【請求項5】
請求項4に記載の接合角度調整装置において、
前記被接合管取付部は、
前記管位置決め部を、前記被接合管の受口の軸線に垂直な回転軸線を中心として回転可能に支持し、
前記被接合管取付部は、
前記回転軸線を、前記被接合管の受口の軸線方向に対して位置決めする軸線方向位置決め部を有する、
接合角度調整装置。
【請求項6】
請求項1に記載の接合角度調整装置において、
前記管の挿し口側を把持する管把持部と、
前記管の挿し口と前記被接合管の受口とを接合するように、前記被接合管取付部及び前記管把持部の少なくとも一方を移動させる移動部と、をさらに有する、
接合角度調整装置。
【請求項7】
請求項6に記載の接合角度調整装置において、
前記移動部は、
前記被接合管取付部を、前記被接合管の受口の軸線方向に移動させる被接合管移動部、または、
前記管把持部を、前記管の挿し口の軸線方向に移動させる管移動部である、
接合角度調整装置。
【請求項8】
管の挿し口の軸線を、前記管と接合される被接合管の受口の軸線に対して角度調整する管の接合角度調整方法であって、
被接合管取付部を、前記被接合管の受口側に取り付ける被接合管取り付け工程と、
管位置決め部によって前記管の挿し口の軸線を、前記被接合管の受口の軸線に対して位置決めする管位置決め工程と、
前記管位置決め部を、接合角度調整部によって前記管の軸線と前記被接合管の軸線とが交差するように前記被接合管取付部に対して移動させることにより、前記管の挿し口の軸線を、前記被接合管の受口の軸線に対して角度調整する接合角度調整工程と、
を有する、
接合角度調整方法。
【請求項9】
請求項8に記載の接合角度調整方法であって、
鉛直方向位置決め部によって、前記管の挿し口の軸線の鉛直方向の位置を前記被接合管の受口の軸線に対して位置決めする鉛直方向位置決め工程と、
水平方向位置決め部によって、前記管の挿し口の軸線の水平方向の位置を前記被接合管の受口の軸線に対して位置決めする水平方向位置決め工程と、をさらに有する、
接合角度調整方法。
【請求項10】
請求項9に記載の接合角度調整方法において、
前記鉛直方向位置決め工程では、前記管を高さ調整可能な支持部によって支持した後、前記支持部の高さを低くすることにより、前記管の挿し口側を前記鉛直方向位置決め部によって保持させる、
接合角度調整方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、挿し口と受口を有する管の挿し口の軸線を、挿し口と受口を有する被接合管の受口の軸線に対して角度調整する接合角度調整装置及び接合角度調整方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
挿し口及び受口を有するダクタイル鋳鉄管(水道管の一例)の敷設工事などにおいて、地中の溝内に配置された被接合管に対して、管を接合する管接合作業が行われている。この管接合作業では、作業者は、まず、前記被接合管と接合される前記管を、前記溝内に吊り下ろす必要がある。その後、作業者は、前記溝内で、前記管と前記被接合管とを芯合わせして、前記管の挿し口を前記被接合管の受口に挿入にし、前記挿し口と前記受口とを接合する必要がある。
【0003】
このような従来の管接合作業では、作業者は、前記溝内で前記被接合管に対する前記管の位置を確認しながら、前記管を前記溝内に吊り下ろす必要がある。また、作業者は、前記溝内で、前記管と前記被接合管との芯合わせを手作業で行う必要がある。
【0004】
このように、従来の管接合作業は、作業者の作業負担が大きく且つ狭い溝内で作業を行う必要があるため、作業性があまり良くなかった。
【0005】
これに対し、例えば特許文献1には、管を把持する把持部と、前記把持部に対して、前記把持部によって把持される前記管の挿し口の軸線方向に位置し、前記管と接合される被接合管の受口側の外周面に接触する被接合管接触部とを有する作業機械の管接合用アタッチメントが開示されている。この管接合用アタッチメントを用いることにより、前記管を把持して、前記管の挿し口を前記被接合管の受口に挿入することができる。前記管接合用アタッチメントは、前記作業機械のアームに取り付けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2023-62220号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、前記特許文献1に開示されている管接合用アタッチメントは、管を把持した状態で前記管の挿し口を被接合管の受口に挿入する。そのため、前記管接合用アタッチメントは、複雑な構成を有しており、大型で且つ重量も大きい。よって、前記管を把持する前記管接合用アタッチメントが取り付けられる作業機械も、大型化する。このように構成される前記管接合用アタッチメントによって、前記被接合管の受口の軸線に対して前記管の挿し口の軸線を所定の角度に角度調整した状態で前記管の挿し口と前記被接合管の受口とを接合する場合、前記管を把持した前記管接合用アタッチメントを前記作業機械によって前記被接合管に対して所定の角度になるように操作しなければならない。したがって、狭い工事現場等では、大型の前記作業機械による前記管接合用アタッチメントの角度調整に時間を要する場合がある。
【0008】
これに対し、作業者が溝内で作業を行うことなく前記被接合管の受口の軸線に対する前記管の挿し口の軸線の角度の調整を効率良く行うことができる接合角度調整装置が求められている。
【0009】
本発明の目的は、管の挿し口を、前記管と接合される被接合管の受口に接合するための接合角度調整装置において、前記被接合管の受口の軸線に対する前記管の挿し口の軸線の角度の調整を効率良く行うことができる構成を実現することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一実施形態に係る接合角度調整装置は、挿し口と受口を有する管の挿し口の軸線を、挿し口と受口を有する被接合管の受口の軸線に対して角度調整する接合角度調整装置である。この接合角度調整装置は、前記被接合管の受口側に取り付けられる被接合管取付部と、前記被接合管取付部に支持され、前記管の挿し口の軸線を、前記被接合管の受口の軸線に対して位置決めする管位置決め部と、前記管位置決め部を、前記管の挿し口の軸線と前記被せ管の受口の軸線とが交差するように前記被接合管取付部に対して移動させることにより、前記管の挿し口の軸線と前記被接合管の受口の軸線との角度を調整する接合角度調整部と、を有する(第1の構成)。
(【0011】以降は省略されています)

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