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公開番号
2025104129
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-09
出願番号
2023221996
出願日
2023-12-27
発明の名称
シール部材、継手構造及びシール部材の取付方法
出願人
株式会社クボタ
代理人
個人
,
個人
主分類
F16L
21/04 20060101AFI20250702BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】受口内に容易に挿入可能であるとともに、前記受口の開口から抜け出ることが抑制されたシール部材を提供する。
【解決手段】シール部材4は、弾性部材によって構成された環状のシール本体部41と、シール本体部41よりも高い剛性を有し、シール本体部41の軸線方向の一方の端部に接続され且つ受口2の内周面21に設けられたシール係止用溝部23内に挿入可能に構成された係止部42と、を有する。係止部42は、シール本体部41から離れるほど外径及び内径が大きいテーパ状である。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
管の挿し口と、前記管に接合される被接合管の受口とを有する継手構造に用いられ、前記管の挿し口の外周面と前記被接合管の前記受口の内周面との間をシールするシール部材であって、
弾性部材によって構成された環状のシール本体部と、
前記シール本体部よりも高い剛性を有し、前記シール本体部の軸線方向の一方の端部に接続され且つ前記受口の内周面に設けられた溝部内に挿入可能に構成された係止部と、
を有し、
前記係止部は、
前記シール本体部から離れるほど外径及び内径が大きいテーパ状である、
シール部材。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のシール部材において、
前記係止部は、
前記軸線方向の端部が前記シール本体部の径方向内方に変位することを許容する変位許容部を有する、
シール部材。
【請求項3】
請求項2に記載のシール部材において、
前記係止部は、
周方向に分割された複数の分割係止部を有し、
前記変位許容部は、
周方向に隣り合う複数の分割係止部の隙間によって構成される、
シール部材。
【請求項4】
管の挿し口と、
前記管に接合される被接合管の受口と、
前記管の挿し口の外周面と前記被接合管の前記受口の内周面との間をシールするシール部材と、
を有し、
前記受口は、
内周面に溝部を有し、
前記シール部材は、
弾性部材によって構成された環状のシール本体部と、
前記シール本体部よりも高い剛性を有し、前記シール本体部における前記受口の開口側の端部に接続され且つ前記受口の前記溝部内に挿入可能に構成された係止部と、
を有し、
前記係止部は、
前記シール本体部から離れるほど外径及び内径が大きいテーパ状であり、
前記受口は、
開口に向かうほど内径が大きいテーパ状の開口部を有する、
継手構造。
【請求項5】
請求項1に記載のシール部材を前記受口の内周面と前記挿し口の外周面との間に取り付ける取付方法であって、
前記シール部材の前記シール本体部が、前記係止部に対して前記挿し口の開口側に位置する姿勢で、前記挿し口を有する管の管本体部の外周面上に前記シール部材を配置するシール部材配置工程と、
前記挿し口を前記受口内に挿入する挿し口挿入工程と、
前記管本体部の外周面上に配置された前記シール部材に、前記係止部の軸線方向の端部が前記管の径方向内方に変位する力を付与するシール部材変位工程と、
前記シール部材に付与した力を解除しつつ、前記係止部が、前記受口の内周面に設けられた前記溝部内に挿入されるまで前記シール部材を前記管の軸線方向に移動させるシール部材移動工程と、
を有する、
シール部材の取付方法。
【請求項6】
請求項5に記載のシール部材の取付方法において、
前記シール部材変位工程では、
前記係止部の外周面上で、且つ、前記管の軸線方向に見て前記受口の端部と重なる位置に配置された係止部変位治具によって、前記シール部材に、前記係止部の軸線方向の端部が前記径方向内方に変位する力を付与し、
前記シール部材移動工程では、
前記係止部の外周面上に前記係止部変位治具が配置された状態の前記シール部材を、前記係止部変位治具が前記受口の端部に接触する位置まで、前記受口の開口に向かって前記管の軸線方向に押し、
前記係止部変位治具が前記受口の端部に接触した状態で、前記シール部材を前記受口の内周面と前記挿し口の外周面との間に押し込むことにより、前記シール部材に付与した力を解除する、
シール部材の取付方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、管の挿し口の外周面と、前記管に接合される被接合管の受口の内周面との間をシールするシール部材に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
管の挿し口と、前記管に接合される被接合管の受口との継手構造に用いられて、前記受口の内周面と前記挿し口の外周面との間をシールするシール部材が知られている。このようなシール部材として、例えば、特許文献1には、受口のゴム輪配置凹部周面に形成された係止溝内に嵌入係合するヒール部と、ゴム輪配置凹部周面と挿口外周面の間で圧縮されてシール面圧を生ずるバルブ部とを備えたゴム輪が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開平6-32880号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般的に、シール部材は、硬質部分と、軟質部分とが一体化して構成されている。前記シール部材を取り付ける際には、最初に、受口の内周面に設けられた溝部内に前記硬質部分を嵌合させて、前記シール部材を前記受口に対して固定する。そして、前記受口に挿入する挿し口の先端によって、前記軟質部分を奥に押し込むことにより、前記軟質部分が、前記受口の内周面と前記挿し口の外周面との間に配置される。
【0005】
一般的に、挿し口は、先端に径方向外方に突出する挿し口突部を有する。したがって、前記受口の内周面と前記挿し口の外周面との隙間は、前記挿し口突部の位置で狭い。そのため、前記受口に前記挿し口を挿入する作業において、前記挿し口突部が前記シール部材を通過する際に、高い挿入力が必要になる。
【0006】
これに対して、例えば、シール部材を小型化したり、より軟質にしたりすることが考えられる。しかしながら、シール部材を小型化したり、より軟質にしたりすると、受口の内周面と挿し口の外周面との間のシール性が低下したり、前記シール部材が、前記受口の内周面と前記挿し口の外周面との間から抜けたりする可能性がある。そこで、受口内に容易に挿入可能であるとともに、前記受口から抜け出ることが抑制されたシール部材の構成が求められている。
【0007】
本発明の目的は、管の挿し口と、被接合管の受口との間をシールするシール部材において、前記受口内に容易に挿入可能であるとともに、前記受口から抜け出ることが抑制された構成を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一実施形態に係るシール部材は、管の挿し口と、前記管に接合される被接合管の受口とを有する継手構造に用いられ、前記管の挿し口の外周面と前記被接合管の前記受口の内周面との間をシールするシール部材である。このシール部材は、弾性部材によって構成された環状のシール本体部と、前記シール本体部よりも高い剛性を有し、前記シール本体部の軸線方向の一方の端部に接続され且つ前記受口の内周面に設けられた溝部内に挿入可能に構成された係止部と、を有する。前記係止部は、前記シール本体部から離れるほど外径及び内径が大きいテーパ状である(第1の構成)。
【0009】
上述の構成では、係止部は、シール本体部側に向かうほど外径及び内径が小さいテーパ状である。これにより、シール部材を、前記シール本体部側から受口内に容易に挿入することができる。また、前記係止部がテーパ状であるため、前記係止部の端部を前記受口の内周面に設けられた溝部内に容易に嵌めることができる。
【0010】
また、前記係止部は、先端の外径及び内径がシール本体部側よりも大きいテーパ状であり且つ前記シール本体部よりも高い剛性を有する。したがって、溝部内に挿入された前記係止部に対して、前記受口の開口側に向かう力が加わると、前記係止部の前記先端は、前記溝部の底面に押し付けられる。これにより、前記シール部材が、前記受口の開口側に移動することが抑制される。
(【0011】以降は省略されています)
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