特許ウォッチ

公開番号2025104073
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-09
出願番号2023221908
出願日2023-12-27
発明の名称パンツ型着用物品
出願人株式会社Body&Beauty
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類A41B 9/04 20060101AFI20250702BHJP(衣類)
要約【課題】従来技術と比較して、臭気の外部への放出を防ぐことができるパンツ型着用物品を提供する。
【解決手段】パンツ本体40の生地本体41に添加された抗菌性金属粒子42と、生地本体の肌側の一部の領域41Aであって、股部30の第1の股部領域31Aと、前身部10のうち前記第1の股部領域側の第1の前身領域11Aと、後身部20のうち第1の股部領域側の第1の後身領域21Aとからなる第1の臭気放出抑制領域41Aに配置された第1の活性炭層1Cと、第1の活性炭層を挟み込んで、前記生地本体に接合される第1の肌側生地51と、第1の肌側生地の肌側の一部の領域であるおなら臭放出抑制領域51Aに配置された第2の活性炭層2Cと、第2の活性炭層を挟みこんで、第1の肌側生地に接合される第2の肌側生地52と、を備える
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
前身部（１０）と、後身部（２０）と、前記前身部（１０）と前記後身部（２０）の間に配置された股部（３０）とからなるパンツ本体（４０）と、
前記パンツ本体（４０）の生地本体（４１）に添加された抗菌性金属粒子（４２）と、
前記生地本体（４１）の肌側の一部の領域（４１Ａ）であって、前記股部（３０）の第１の股部領域（３１Ａ）と、前記前身部（１０）のうち前記第１の股部領域（３１Ａ）側の第１の前身領域（１１Ａ）と、前記後身部（２０）のうち前記第１の股部領域（３１Ａ）側の第１の後身領域（２１Ａ）とからなる第１の臭気放出抑制領域（４１Ａ）に配置された第１の活性炭層（１Ｃ）と、
前記第１の活性炭層（１Ｃ）を挟み込んで、前記生地本体（４１）に接合される第１の肌側生地（５１）と、
前記第１の肌側生地（５１）の肌側の一部の領域であるおなら臭放出抑制領域（５１Ａ）に配置された第２の活性炭層（２Ｃ）と、
前記第２の活性炭層（２Ｃ）を挟みこんで、第１の肌側生地（５１）に接合される第２の肌側生地（５２）と、
を備えたパンツ型着用物品。
続きを表示（約 1,500 文字）【請求項２】
前記おなら臭放出抑制領域（５１Ａ）は、前記第１の股部領域（３１Ａ）のうちの一部の領域（３２Ａ）と前記第１の後身領域（２１Ａ）の一部の領域（２２Ａ）とからなる領域である、
請求項１記載のパンツ型着用物品。
【請求項３】
前身部（１０）と、後身部（２０）と、前記前身部（１０）と前記後身部（２０）の間に配置された股部（３０）とからなるパンツ本体（４０）と、
前記パンツ本体（４０）の生地本体（４１）に添加された抗菌性金属粒子（４２）と、
前記生地本体（４１）の肌側の一部の領域（４１Ａ）であって、前記股部（３０）の第１の股部領域（３１Ａ）と、前記前身部（１０）のうち前記第１の股部領域（３１Ａ）側の第１の前身領域（１１Ａ）と、前記後身部（２０）のうち前記第１の股部領域（３１Ａ）側の第１の後身領域（２１Ａ）とからなる第１の臭気放出抑制領域（４１Ａ）に配置された第１の活性炭層（１Ｃ）と、
前記第１の活性炭層（１Ｃ）を挟み込んで、前記生地本体（４１）に接合される第１の肌側生地（５１）と、
前記第１の肌側生地（５１）の肌側の一部の領域である生理臭放出抑制領域（５１Ｂ）に配置された第３の活性炭層（３Ｃ）と、
前記第３の活性炭層（３Ｃ）を挟みこんで、前記第１の肌側生地（５１）に接合される第３の肌側生地（５３）と、
を備えたパンツ型着用物品。
【請求項４】
前記生理臭放出抑制領域（５１Ｂ）は、前記第１の股部領域（３１Ａ）のうちの一部の領域（３２Ｂ）と前記第１の前身領域（１１Ａ）の一部の領域（１２Ａ）とからなる領域である、
請求項３記載のパンツ型着用物品。
【請求項５】
前身部（１０）と、後身部（２０）と、前記前身部（１０）と前記後身部（２０）の間に配置された股部（３０）とからなるパンツ本体（４０）と、
前記パンツ本体（４０）の生地本体（４１）に添加された抗菌性金属粒子（４２）と、
前記生地本体（４１）の肌側の一部の領域（４１Ａ）であって、前記股部（３０）の第１の股部領域（３１Ａ）と、前記前身部（１０）のうち前記第１の股部領域（３１Ａ）側の第１の前身領域（１１Ａ）と、前記後身部（２０）のうち前記第１の股部領域（３１Ａ）側の第１の後身領域（２１Ａ）とからなる第１の臭気放出抑制領域（４１Ａ）に配置された第１の活性炭層（１Ｃ）と、
前記第１の活性炭層（１Ｃ）を挟み込んで、前記生地本体（４１）に接合される第１の肌側生地（５１）と、
前記第１の肌側生地（５１）の肌側の一部の領域であるおなら臭放出抑制領域（５１Ａ）に配置された第２の活性炭層（２Ｃ）と、
前記第２の活性炭層（２Ｃ）を挟みこんで、前記第１の肌側生地（５１）に接合される第２の肌側生地（５２）と、
前記第１の肌側生地（５１）の肌側の一部の領域である生理臭放出抑制領域（５１Ｂ）に配置された第３の活性炭層（３Ｃ）と、
前記第３の活性炭層（３Ｃ）を挟みこんで、前記第１の肌側生地（５１）に接合される第３の肌側生地（５３）と、
を備えたパンツ型着用物品。
【請求項６】
前記おなら臭放出抑制領域（５１Ａ）は、前記第１の股部領域（３１Ａ）のうちの一部の領域（３２Ａ）と前記第１の後身領域（２１Ａ）の一部の領域（２２Ａ）とからなる領域であり、
前記生理臭放出抑制領域（５１Ｂ）は、前記第１の股部領域（３１Ａ）のうちの一部の領域（３２Ｂ）と前記第１の前身領域（１１Ａ）の一部の領域（１２Ａ）とからなる領域である、
請求項５記載のパンツ型着用物品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、パンツ型着用物品に関する。
続きを表示（約 1,500 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、下ばきの股部、股部以外の一部分、股部を含むすべての部分に対して吸着活性を有する炭素繊維からなる柔軟な生地を取り付けることで、下ばきの臭気を脱臭する態様が記載されている。
【０００３】
特許文献２には、消臭吸水性部材を含む失禁用部材を身生地側に配置し、身生地と共に一体的に縫着して構成した失禁用パンツが記載されている。特に、消臭吸水性部材には消臭性繊維を含んでもよく、消臭性繊維としては、例えば活性炭を混入したり、銀イオンを含む銀化合物で処理した消臭、殺菌性材料を含有してなる天然繊維や合成繊維、レーヨン繊維などからなる短繊維を用いることができる旨が記載されている。
【０００４】
特許文献３には、消臭剤粒子の構成物質として、活性炭や銀イオンを含み、前身頃と後見頃の一方または両方に消臭シートを配置した使い捨ておむつについて記載されている。
【０００５】
特許文献４には、銀を含む光触媒および活性炭を含む吸着材料を有する抗菌材料が定着された生理用ショーツおよび失禁用ショーツについて記載されている。
【０００６】
特許文献５には、銀イオンなどを担持するゼオライトを含有する合成繊維を皮膚に接する側の表面材に適用し、銀イオンなどを担持するゼオライト及び活性炭などの消臭剤を有する繊維を含有する内部繊維シート及び高吸水性ポリマー内層を備えるオムツが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００７】
実開２-３０４号公報
特開平１０-６０７０３号公報
特開２０１０-１２５１２７号公報
特開２００２-１１９５４１号公報
特開平５-１６１６７１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００８】
本発明は、従来技術と比較して、臭気の外部への放出を防ぐことができるパンツ型着用物品を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【０００９】
第１の態様は、前身部（１０）と、後身部（２０）と、前記前身部（１０）と前記後身部（２０）の間に配置された股部（３０）とからなるパンツ本体（４０）と、前記パンツ本体（４０）の生地本体（４１）に添加された抗菌性金属粒子（４２）と、前記生地本体（４１）の肌側の一部の領域（４１Ａ）であって、前記股部（３０）の第１の股部領域（３１Ａ）と、前記前身部（１０）のうち前記第１の股部領域（３１Ａ）側の第１の前身領域（１１Ａ）と、前記後身部（２０）のうち前記第１の股部領域（３１Ａ）側の第１の後身領域（２１Ａ）とからなる第１の臭気放出抑制領域（４１Ａ）に配置された第１の活性炭層（１Ｃ）と、前記第１の活性炭層（１Ｃ）を挟み込んで、前記生地本体（４１）に接合される第１の肌側生地（５１）と、前記第１の肌側生地（５１）の肌側の一部の領域であるおなら臭放出抑制領域（５１Ａ）に配置された第２の活性炭層（２Ｃ）と、前記第２の活性炭層（２Ｃ）を挟みこんで、第１の肌側生地（５１）に接合される第２の肌側生地（５２）と、を備えたパンツ型着用物品である。
【００１０】
第２の態様は、第１の態様において、前記おなら臭放出抑制領域（５１Ａ）は、前記第１の股部領域（３１Ａ）のうちの一部の領域（３２Ａ）と前記第１の後身領域（２１Ａ）の一部の領域（２２Ａ）とからなる領域である、パンツ型着用物品である。
（【００１１】以降は省略されています）

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