TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025103937
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-09
出願番号2023221694
出願日2023-12-27
発明の名称推定装置、推定方法、およびプログラム
出願人国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
代理人個人,個人,個人
主分類G01N 24/08 20060101AFI20250702BHJP(測定;試験)
要約【課題】貯蔵された作物の商品価値を萌芽によって損なうことなく、当該作物における萌芽の兆候を推定すること。
【解決手段】対象作物を写した対象光学画像を取得する取得部と、休眠解除状態にあると判定された作物を写した光学画像の入力に応じて、前記作物が休眠解除状態にあることを示す識別情報を出力するように学習された学習済みモデルに、前記対象光学画像を入力することによって、前記対象作物が休眠解除状態にあるか否かを推定する推定部と、を備える、推定装置。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
対象作物を写した対象光学画像を取得する取得部と、
休眠解除状態にあると判定された作物を写した光学画像の入力に応じて、前記作物が休眠解除状態にあることを示す識別情報を出力するように学習された学習済みモデルに、前記対象光学画像を入力することによって、前記対象作物が休眠解除状態にあるか否かを推定する推定部と、を備える、
推定装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記作物および対象作物はジャガイモであり、前記光学画像および前記対象光学画像は、前記ジャガイモの目を写した光学画像である、
請求項1に記載の推定装置。
【請求項3】
前記光学画像に写された作物は、前記作物のMRI(Magnetic Resonance Imaging)によるT

分布画像の画素値の相対頻度分布に基づいて前記休眠解除状態にあると判定されたものである、
請求項1に記載の推定装置。
【請求項4】
前記相対頻度分布は、前記T

分布画像の所定範囲における、T

緩和時間を表す画素値の相対頻度分布である、
請求項3に記載の推定装置。
【請求項5】
前記作物は、前記T

緩和時間の変化に基づいて休眠解除状態にあると判定されるものである、
請求項4に記載の推定装置。
【請求項6】
前記所定範囲は、前記作物の外層部である、
請求項4に記載の推定装置。
【請求項7】
作物のMRI(Magnetic Resonance Imaging)によるT

分布画像を取得する取得部と、
前記T

分布画像のうち、前記作物の所定範囲における、T

緩和時間を表す画素値の相対頻度分布に基づいて、前記作物が休眠解除状態にあるか否かを推定する推定部と、を備える、
推定装置。
【請求項8】
コンピュータが、
対象作物を写した対象光学画像を取得し、
休眠解除状態にあると判定された作物を写した光学画像の入力に応じて、前記作物が休眠解除状態にあることを示す識別情報を出力するように学習された学習済みモデルに、前記対象光学画像を入力することによって、前記対象作物が休眠解除状態にあるか否かを推定する、
推定方法。
【請求項9】
コンピュータに、
対象作物を写した対象光学画像を取得させ、
休眠解除状態にあると判定された作物を写した光学画像の入力に応じて、前記作物が休眠解除状態にあることを示す識別情報を出力するように学習された学習済みモデルに、前記対象光学画像を入力することによって、前記対象作物が休眠解除状態にあるか否かを推定させる、
プログラム。
【請求項10】
コンピュータが、
作物のMRI(Magnetic Resonance Imaging)によるT

分布画像を取得し、
前記T

分布画像のうち、前記作物の所定範囲における、T

緩和時間を表す画素値の相対頻度分布に基づいて、前記作物が休眠解除状態にあるか否かを推定する、
推定方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、推定装置、推定方法、およびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、食用作物の萌芽を抑制する技術が知られている。例えば、特許文献1には、貯蔵されたジャガイモにエチレンガスを供給することによって、ジャガイモの萌芽を抑制する技術が記載されている。また、特許文献2には、クロロプロファム等の農薬による化学処理によってジャガイモの萌芽を抑制する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4911268号
特許第3148812号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の従来技術は、原料ガスや農薬の使用に伴い、消費者に抵抗感を抱かせたり、特殊な設備や労力を必要とするものである。そのため、ガスクロマトグラフィー質量分析法(GC-MS)や近赤外分光法などの手法を用いて、化学的処理を施すことなく、ジャガイモの将来的な萌芽の程度を予測する技術も知られている。しかしながら、これら技術も、ジャガイモの塊茎への破壊分析を伴ったり、塊茎の萌芽の兆候を検出可能なものではなく、これらを指標に貯蔵中の萌芽によるジャガイモの商品価値の低下を制御することはできない。
【0005】
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、貯蔵された作物の商品価値を萌芽によって損なうことなく、当該作物における萌芽の兆候を推定することができる推定装置、推定方法、およびプログラムを提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る推定装置は、対象作物(推定対象となる作物)を写した対象光学画像を取得する取得部と、休眠解除状態にあると判定された作物(学習データ取得に用いる基準作物)の入力に応じて、前記作物が休眠解除状態にあることを示す識別情報を出力するように学習された学習済みモデルに、前記対象光学画像を入力することによって、前記対象作物が休眠解除状態にあるか否かを推定する推定部と、を備えるものである。
【0007】
前記作物および対象作物はジャガイモであり、前記光学画像および前記対象光学画像は、前記ジャガイモの目を写した光学画像であってもよい。
【0008】
前記光学画像に写された作物は、前記作物のMRI(Magnetic Resonance Imaging)によるT

分布画像の画素値の相対頻度分布に基づいて前記休眠解除状態にあると判定されたものであってもよい。
【0009】
前記相対頻度分布は、前記T

分布画像の所定範囲における、T

緩和時間を表す画素値の相対頻度分布であってもよい。
【0010】
前記作物は、前記T

緩和時間の変化に基づいて休眠解除状態にあると判定されるものであってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

日本精機株式会社
計器装置
9日前
株式会社東光高岳
計器
5日前
株式会社ミツトヨ
測定器
2日前
大同特殊鋼株式会社
疵検出方法
2日前
エグゼヴィータ株式会社
端末装置
3日前
日本特殊陶業株式会社
ガスセンサ
3日前
日本特殊陶業株式会社
ガスセンサ
3日前
柳井電機工業株式会社
部材検査装置
3日前
富士電機株式会社
エンコーダ
4日前
バイオテック株式会社
容器設置装置
3日前
タカノ株式会社
試料分析装置
2日前
タカノ株式会社
試料分析装置
2日前
富士電機株式会社
エンコーダ
4日前
新電元メカトロニクス株式会社
位置検出装置
9日前
TDK株式会社
計測装置
10日前
株式会社ノーリツ
通信システム
9日前
JNC株式会社
トランジスタ型センサ
2日前
JNC株式会社
トランジスタ型センサ
2日前
帝国通信工業株式会社
圧力センサ
3日前
株式会社島津製作所
発光分析装置
9日前
ウシオ電機株式会社
光学測定装置
2日前
ジャパンプローブ株式会社
超音波探触子
3日前
日本電気株式会社
測位装置及びその方法
5日前
DIC株式会社
凹凸増幅用具
9日前
タカハタプレシジョン株式会社
水道メータ
9日前
株式会社セシアテクノ
気象観測装置
5日前
東芝ライテック株式会社
センサ装置
5日前
中部電力株式会社
におい判定システム
2日前
株式会社ユピテル
システム及びプログラム等
3日前
オプテックス株式会社
検知装置
9日前
オプテックス株式会社
検知装置
9日前
デクセリアルズ株式会社
シート状構造物
5日前
株式会社ブリヂストン
免震建物の応答解析方法
9日前
シャープ株式会社
受光装置及び表示装置
3日前
株式会社キーエンス
外観検査装置および外観検査方法
4日前
学校法人法政大学
誘電率測定装置
5日前
続きを見る