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公開番号2025103837
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-09
出願番号2023221490
出願日2023-12-27
発明の名称表示装置
出願人株式会社ジャパンディスプレイ
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G06F 3/04842 20220101AFI20250702BHJP(計算;計数)
要約【課題】同一の表示領域に2方向からの視点で異なるオブジェクトを同時に表示可能な構成において、操作対象オブジェクトを特定可能な表示装置を提供する。
【解決手段】第1視点から視認される第1画面と、第1視点とは異なる第2視点から視認される第2画面とを同時に表示可能な表示領域を有する表示パネルと、表示領域に重なる検出領域を有する検出センサと、表示パネルに近接する物体を検出する第1検出機能、及び、第1画面又は第2画面のうちの何れか一方を操作対象画面として、操作対象画面上に表示されたオブジェクトへのタッチを検出する第2検出機能を有する制御回路と、を備える。制御回路は、第1検出機能により取得した検出領域上の座標の移動量に基づき、操作対象画面を判定する。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
第1視点から視認される第1画面と、前記第1視点とは異なる第2視点から視認される第2画面とを同時に表示可能な表示領域を有する表示パネルと、
前記表示領域に重なる検出領域を有する検出センサと、
前記表示パネルに近接する物体を検出する第1検出機能、及び、前記第1画面又は前記第2画面のうちの何れか一方を操作対象画面として、当該操作対象画面上に表示されたオブジェクトへのタッチを検出する第2検出機能を有する制御回路と、
を備え、
前記制御回路は、
前記第1検出機能により取得した前記検出領域上の座標の移動量に基づき、前記操作対象画面を判定する、
表示装置。
続きを表示(約 2,100 文字)【請求項2】
前記制御回路は、
第1時刻において前記第1検出機能により取得した第1座標と、前記第1時刻よりも後の第2時刻において前記第1検出機能により取得した第2座標と、の差分値を前記移動量として取得する、
請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記第1画面は、前記表示領域に相対して右側の前記第1視点から視認される画面であり、
前記第2画面は、前記表示領域に相対して左側の前記第2視点から視認される画面であり、
前記制御回路は、
前記表示領域に相対して左から右への方向を正値として、前記第1座標から前記第2座標を差し引いて前記差分値を算出し、
前記差分値が0以上である場合に、前記第1画面を前記操作対象画面と判定し、
前記差分値が0未満である場合に、前記第2画面を前記操作対象画面と判定する、
請求項2に記載の表示装置。
【請求項4】
第1視点から視認される第1画面と、前記第1視点とは異なる第2視点から視認される第2画面とを同時に表示可能な表示領域を有する表示パネルと、
前記表示領域に重なる検出領域を有する検出センサと、
前記表示パネルに近接する物体を検出する第1検出機能、及び、前記第1画面又は前記第2画面のうちの何れか一方を操作対象画面として、当該操作対象画面上に表示されたオブジェクトへのタッチを検出する第2検出機能を有する制御回路と、
を備え、
前記制御回路は、
前記第1検出機能により取得した前記検出領域上の第1座標と、前記第2検出機能により取得した前記検出領域上の第2座標との差分値に基づき、前記操作対象画面を判定する、
表示装置。
【請求項5】
前記第1画面は、前記表示領域に相対して右側の前記第1視点から視認される画面であり、
前記第2画面は、前記表示領域に相対して左側の前記第2視点から視認される画面であり、
前記制御回路は、
前記表示領域に相対して左から右への方向を正値として、前記第1座標から前記第2座標を差し引いて前記差分値を算出し、
前記差分値が0以上である場合に、前記第1画面を前記操作対象画面と判定し、
前記差分値が0未満である場合に、前記第2画面を前記操作対象画面と判定する、
請求項4に記載の表示装置。
【請求項6】
第1視点から視認される第1画面と、前記第1視点とは異なる第2視点から視認される第2画面とを同時に表示可能な表示領域を有する表示パネルと、
前記表示領域に重なる検出領域を有する検出センサと、
前記表示パネルに近接する物体を検出する第1検出機能、及び、前記第1画面又は前記第2画面のうちの何れか一方を操作対象画面として、当該操作対象画面上に表示されたオブジェクトへのタッチを検出する第2検出機能を有する制御回路と、
を備え、
前記制御回路は、
前記第1検出機能において、前記検出領域を複数の領域に分割して取得した検出値に基づき、前記複数の領域ごとの検出値で重み付けしたヒートマップを生成し、当該ヒートマップに基づき、前記操作対象画面を判定する、
表示装置。
【請求項7】
前記制御回路は、
前記ヒートマップの重心位置の傾きに基づき、前記操作対象画面を判定する、
請求項6に記載の表示装置。
【請求項8】
前記第1画面は、前記表示領域に相対して右側の前記第1視点から視認される画面であり、
前記第2画面は、前記表示領域に相対して左側の前記第2視点から視認される画面であり、
前記制御回路は、
前記表示領域に相対して左右方向に延びる方向を第1方向とし、当該第1方向に直交する方向を第2方向とし、当該第2方向の下から上への方向を0degreeとして、左側に傾く方向を正値として、前記ヒートマップの重心位置の傾きを算出し、
前記ヒートマップの重心位置の傾きが0degree以上である場合に、前記第1画面を前記操作対象画面と判定し、
前記ヒートマップの重心位置の傾きが0degree未満である場合に、前記第2画面を前記操作対象画面と判定する、
請求項7に記載の表示装置。
【請求項9】
前記制御回路は、
前記第1画面を前記操作対象画面として取得された第1ヒートマップと、
前記第2画面を前記操作対象画面として取得された第2ヒートマップと、
を予め保持し、
検出期間において取得したヒートマップと前記第1ヒートマップとの照合処理を実行して、一致判定した場合に、前記第1画面を前記操作対象画面と判定し、
前記検出期間において取得したヒートマップと前記第2ヒートマップとの照合処理を実行して、一致判定した場合に、前記第2画面を前記操作対象画面と判定する、
請求項6に記載の表示装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、表示装置に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、視差バリア方式の表示パネルを用いて、2方向に位置するユーザに異なる画面を視認させる表示装置がある(例えば、特許文献1)。一方、近年、表示パネル上に表示されたオブジェクトへのタッチを検出する、所謂タッチ検出機能を有する構成が一般的となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-78092号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述したような2方向に位置するユーザに異なる画面を視認させる表示装置において、例えば、表示装置に対して右側に位置するユーザと左側に位置するユーザとにそれぞれ異なる画像情報を提供する構成が考えられる。このような構成の表示装置にタッチ検出機能を搭載する場合、表示装置に対して右側に位置するユーザが視認する画面上のオブジェクトに対するタッチであるか、あるいは、表示装置に対して左側に位置するユーザが視認する画面上のオブジェクトに対するタッチであるかを判別する必要がある。
【0005】
本開示は、同一の表示領域に2方向からの視点で異なるオブジェクトを同時に表示可能な構成において、操作対象オブジェクトを特定可能な表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る表示装置は、第1視点から視認される第1画面と、前記第1視点とは異なる第2視点から視認される第2画面とを同時に表示可能な表示領域を有する表示パネルと、前記表示領域に重なる検出領域を有する検出センサと、前記表示パネルに近接する物体を検出する第1検出機能、及び、前記第1画面又は前記第2画面のうちの何れか一方を操作対象画面として、当該操作対象画面上に表示されたオブジェクトへのタッチを検出する第2検出機能を有する制御回路と、を備え、前記制御回路は、前記第1検出機能により取得した前記検出領域上の座標の移動量に基づき、前記操作対象画面を判定する。
【0007】
本開示の一態様に係る表示装置は、第1視点から視認される第1画面と、前記第1視点とは異なる第2視点から視認される第2画面とを同時に表示可能な表示領域を有する表示パネルと、前記表示領域に重なる検出領域を有する検出センサと、前記表示パネルに近接する物体を検出する第1検出機能、及び、前記第1画面又は前記第2画面のうちの何れか一方を操作対象画面として、当該操作対象画面上に表示されたオブジェクトへのタッチを検出する第2検出機能を有する制御回路と、を備え、前記制御回路は、前記第1検出機能により取得した前記検出領域上の第1座標と、前記第2検出機能により取得した前記検出領域上の第2座標との差分値に基づき、前記操作対象画面を判定する。
【0008】
本開示の一態様に係る表示装置は、第1視点から視認される第1画面と、前記第1視点とは異なる第2視点から視認される第2画面とを同時に表示可能な表示領域を有する表示パネルと、前記表示領域に重なる検出領域を有する検出センサと、前記表示パネルに近接する物体を検出する第1検出機能、及び、前記第1画面又は前記第2画面のうちの何れか一方を操作対象画面として、当該操作対象画面上に表示されたオブジェクトへのタッチを検出する第2検出機能を有する制御回路と、を備え、前記制御回路は、前記第1検出機能において、前記検出領域を複数の領域に分割して取得した検出値に基づき、前記複数の領域ごとの検出値で重み付けしたヒートマップを生成し、当該ヒートマップに基づき、記操作対象画面を判定する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態に係る表示装置の概要を示す図である。
図2は、表示領域の概略構成の一例を示す断面図である。
図3Aは、第1画面の表示態様の一例を示す概略図である。
図3Bは、第2画面の表示態様の一例を示す概略図である。
図4は、ホバー検出機能における検出領域の分割例を示す平面図である。
図5は、タッチ検出機能における検出領域の分割例を示す平面図である。
図6は、実施形態に係る制御回路の概略構成の一例を示すブロック図である。
図7Aは、実施形態1に係る処理の概念を説明するための模式図である。
図7Bは、実施形態1に係る処理の概念を説明するための模式図である。
図8は、実施形態1に係る処理の一例を示すフローチャートである。
図9Aは、実施形態2に係る処理の概念を説明するための模式図である。
図9Bは、実施形態2に係る処理の概念を説明するための模式図である。
図10は、実施形態2に係る処理の一例を示すフローチャートである。
図11Aは、実施形態3に係る処理の概念を説明するための模式図である。
図11Bは、実施形態3に係る処理の概念を説明するための模式図である。
図12は、実施形態3に係る処理の一例を示すフローチャートである。
図13Aは、実施形態4に係る処理の概念を説明するための模式図である。
図13Bは、実施形態4に係る処理の概念を説明するための模式図である。
図14は、実施形態4に係る処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。また、開示はあくまで一例にすぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略することがある。
(【0011】以降は省略されています)

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