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公開番号2025103809
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-09
出願番号2023221454
出願日2023-12-27
発明の名称衣類処理装置
出願人パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人個人,個人
主分類D06F 33/37 20200101AFI20250702BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約【課題】噴霧する液剤の残留を低減した衣類処理装置を提供する。
【解決手段】本開示に係る衣類処理装置は、被処理物を収容する収容槽と、収容槽内に液剤を噴霧する噴霧部と、噴霧部の動作を制御する制御部と、を備える。噴霧部は、噴霧ノズルと、液剤を貯留する第1タンクと、噴霧ノズルより上流に設けられた切り替え部と、切り替え部と噴霧ノズルとを接続する第1経路と、切り替え部に第1タンク内の液剤を導入する第2経路と、切り替え部に空気または液体を導入する第3経路と、を含む。切り替え部は、第1経路と連通させる経路を、第2経路と、第3経路との間で切り替え可能である。制御部は、第2経路と第1経路とを連通させて噴霧部を動作させる噴霧ステップを実行後に、第3経路と第1経路とを連通させて噴霧部を動作させる洗浄ステップを実行する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
被処理物を収容する収容槽と、
前記収容槽内に液剤を噴霧する噴霧部と、
前記噴霧部の動作を制御する制御部と、を備え、
前記噴霧部は、
噴霧ノズルと、
前記液剤を貯留する第1タンクと、
前記噴霧ノズルより上流に設けられた切り替え部と、
前記切り替え部と前記噴霧ノズルとを接続する第1経路と、
前記切り替え部に前記第1タンク内の液剤を導入する第2経路と、
前記切り替え部に空気または液体を導入する第3経路と、を含み、
前記切り替え部は、前記第1経路と連通させる経路を、前記第2経路と、前記第3経路との間で切り替え可能であり、
前記制御部は、
前記第2経路と前記第1経路とを連通させて前記噴霧部を動作させる噴霧ステップを実行後に、
前記第3経路と前記第1経路とを連通させて前記噴霧部を動作させる洗浄ステップを実行する、
衣類処理装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記噴霧ノズルは二流体ノズルであり、
前記噴霧部は、前記噴霧ノズルに空気を供給するエアポンプを有し、
前記第3経路は、前記切り替え部に空気を導入する経路であり、
前記制御部は、前記洗浄ステップにおいて、前記噴霧部を動作させて前記第1経路に空気を導入する、
請求項1に記載の衣類処理装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記噴霧ステップの終了後、前記第2経路と前記第1経路との連通を遮断する、
請求項2に記載の衣類処理装置。
【請求項4】
前記噴霧ノズルは前記第1タンクよりも下方に位置し、
前記制御部は、前記噴霧ステップ以外の間は前記第1経路と前記第3経路と連通させるように前記切り替え部を制御する、
請求項3に記載の衣類処理装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記洗浄ステップにおける前記エアポンプのモータの回転数を、前記噴霧ステップにおける前記エアポンプのモータの回転数よりも大きくする、
請求項2に記載の衣類処理装置。
【請求項6】
前記噴霧ノズルは二流体ノズルであり、
前記噴霧ノズルは前記第1タンクよりも上方に位置し、
前記第1タンクは、前記切り替え部よりも下方に位置する、
請求項1に記載の衣類処理装置。
【請求項7】
前記第3経路は、前記切り替え部に液体を導入する経路であり、
前記制御部は、前記洗浄ステップにおいて、前記噴霧部を動作させて前記第1経路に前記液体を導入する、
請求項1に記載の衣類処理装置。
【請求項8】
前記液体を収容する第2タンクをさらに備え、
前記第2タンクには、水または洗浄剤が収容される、
請求項7に記載の衣類処理装置。
【請求項9】
前記噴霧ノズルは二流体ノズルであり、
前記噴霧部は、前記噴霧ノズルに空気を導入するエアポンプを有し、
前記噴霧部は、前記切り替え部に空気を導入する第4経路をさらに有し、
前記切り替え部は、前記第1経路と連通させる経路を前記第2経路と、前記第3経路と、前記第4経路との間で切り替え可能であり、
前記制御部は、前記噴霧ステップ後、前記洗浄ステップにおいて、前記第3経路と前記第1経路とを連通させて前記噴霧部を動作させた後に、前記第4経路と前記第1経路とを連通させて前記噴霧部を動作させる、
請求項8に記載の衣類処理装置。
【請求項10】
前記制御部は、前記洗浄ステップの終了後、前記切り替え部を制御し、前記第1経路と前記第4経路とを連通させる、
請求項9に記載の衣類処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、被処理物を処理する衣類処理装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、洗濯物にミストを供給するドラム式洗濯乾燥機を開示する。このドラム式洗濯乾燥機は、水槽と、水槽内に設けられた回転ドラムと、除湿手段および加熱手段を備えた循環送風経路と、循環送風経路に水溜め容器を有し、水溜め容器に貯留された水に超音波振動を加えることによりミストを発生させるミスト生成装置と、を備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-220561号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、噴霧する液剤の残留を低減した衣類処理装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一態様の衣類処理装置は、被処理物を収容する収容槽と、収容槽内に液剤を噴霧する噴霧部と、噴霧部の動作を制御する制御部と、を備える。噴霧部は、噴霧ノズルと、液剤を貯留する第1タンクと、噴霧ノズルより上流に設けられた切り替え部と、切り替え部と噴霧ノズルとを接続する第1経路と、切り替え部に第1タンク内の液剤を導入する第2経路と、切り替え部に空気または液体を導入する第3経路と、を含む。切り替え部は、第1経路と連通させる経路を、第2経路と、第3経路との間で切り替え可能である。制御部は、第2経路と第1経路とを連通させて噴霧部を動作させる噴霧ステップを実行後に、第3経路と第1経路とを連通させて噴霧部を動作させる洗浄ステップを実行する。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、噴霧する液剤の残留を低減した衣類処理装置を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施の形態1における洗濯乾燥機の前面図
洗濯乾燥機の要部縦断面図
液剤噴霧装置の主要構成を示す模式図
洗濯乾燥機の液剤噴霧装置を含む縦断面図
第1切り替え部が経路を第1連通状態に切り替えた状態を説明する説明図
第1切り替え部が経路を第2連通状態に切り替えた状態を説明する説明図
ノズルユニットの分解斜視図
洗濯乾燥機の前後方向における中部から、前方を見た断面図
図8の部分拡大図
制御部の機能的構成を示すブロック図
実施の形態1の衣類処理コースの流れを示すフローチャート
実施の形態1の噴霧ステップの流れを示すフローチャート
実施の形態1の洗浄ステップの流れを示すフローチャート
実施の形態1の乾燥ステップの流れを示すフローチャート
第1タンクが取り外されたときに第1切り替え部が経路を第2連通状態に切り替えた状態を説明する説明図
第1タンクに貯留されている液剤が少量の際の噴霧ステップを説明する説明図
実施の形態2の洗濯乾燥機の液剤噴霧装置を含む縦断面図
実施の形態2の液剤噴霧装置の構成を示す説明図
実施の形態2の衣類処理コースの流れを示すフローチャート
実施の形態2における洗浄ステップの流れを示すフローチャート
実施の形態2における洗浄ステップでの送風を示す説明図
実施の形態2における洗浄ステップでの送風を示す説明図
実施の形態2の変形例1の液剤噴霧装置の構成を示す説明図
実施の形態2の変形例2の液剤噴霧装置の構成を示す説明図
実施の形態2の変形例1における洗浄ステップの流れを示すフローチャート
実施の形態2の変形例1における液剤噴霧装置の動作説明図
実施の形態2の変形例1における液剤噴霧装置の動作説明図
実施の形態2の変形例1における液剤噴霧装置の動作説明図
実施の形態2の変形例3の液剤噴霧装置の構成を示す説明図
四方弁の構造を説明する説明図
実施の形態3における乾燥機の要部縦断面図
実施の形態3における液剤噴霧装置の構成を示す説明図
実施の形態3における液剤噴霧装置の構成を示す説明図
実施の形態3における液剤噴霧装置の構成を示す説明図
変形例に係る洗濯乾燥機の断面図
変形例に係る洗濯乾燥機の正面図
【発明を実施するための形態】
【0008】
(本開示の基礎となった知見等)
発明者らが本開示に想到するに至った当時、水溜め容器に貯留された水に超音波振動を加えることによりミストを発生させるミスト生成装置を備え、乾燥された洗濯物にミストを供給するという技術があった。このような状況から、発明者らは、液剤をミストとして噴霧する噴霧部により、衣類などの被処理物や槽内の空間に液剤を噴霧することで、被処理物や槽に対して効果的に処理を施すという発想を得た。しかしながら、噴霧部によって液剤を噴霧する場合には、さらに複数の課題があることを発明者らは発見した。
【0009】
第1に、噴霧部によって液剤を噴霧する場合に、液剤が収容されたタンクから噴霧までの経路に液剤が残る課題である。経路に残った液剤が固化または変成し、液詰まりや臭いの原因となるので経路に残った液剤を除去する必要がある。
【0010】
第2に、被処理物を収容する収容槽としてのドラムに噴霧された液剤が残る課題である。ドラムに残った液剤が変成し、臭いの原因となるのでドラムに残った液剤を除去する必要がある。
(【0011】以降は省略されています)

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