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公開番号2025103433
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-09
出願番号2023220830
出願日2023-12-27
発明の名称信号生成装置
出願人日本電波工業株式会社
代理人弁理士法人創光国際特許事務所
主分類H03L 7/14 20060101AFI20250702BHJP(基本電子回路)
要約【課題】内部基準信号の周波数を校正する作業を簡略化する。
【解決手段】制御電圧に対応する第1周波数の発振信号を生成する出力発振器1と、内部基準信号の第2周波数を制御する制御部9と、第1周波数と、入力信号の周波数との差分に基づいて、制御電圧の信号を生成する位相同期回路2と、内部基準信号を入力信号として位相同期回路2に入力する内部入力モードと、外部装置から入力された所定周波数の外部基準信号を入力信号として位相同期回路に入力する外部入力モードとを切り替える切替スイッチ4と、制御電圧を測定する測定部と、を備え、制御部9は、外部入力モードで外部基準信号が位相同期回路2に入力されている間に測定部が測定した制御電圧に、内部入力モードで内部基準信号が位相同期回路2に入力されている間に測定部が測定した制御電圧が一致するように第2周波数を制御する。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
制御電圧に対応する第1周波数の発振信号を生成する出力発振器と、
内部基準信号の第2周波数を制御する制御部と、
前記第1周波数と、入力信号の周波数との差分に基づいて、前記制御電圧の信号を生成する位相同期回路と、
前記内部基準信号を前記入力信号として前記位相同期回路に入力する内部入力モードと、外部装置から入力された所定周波数の外部基準信号を前記入力信号として前記位相同期回路に入力する外部入力モードとを切り替える切替スイッチと、
前記制御電圧を測定する測定部と、
を備え、
前記制御部は、前記外部入力モードで前記外部基準信号が前記位相同期回路に入力されている間に前記測定部が測定した前記制御電圧に、前記内部入力モードで前記内部基準信号が前記位相同期回路に入力されている間に前記測定部が測定した前記制御電圧が一致するように前記第2周波数を制御する、
信号生成装置。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記第1周波数と、前記外部基準信号の前記周波数との差が閾値未満になった後に、前記外部入力モードから前記内部入力モードへ切り替わるように前記切替スイッチを制御する、
請求項1に記載の信号生成装置。
【請求項3】
前記内部基準信号を生成する内部基準発振器と、
前記内部基準発振器が生成する前記内部基準信号の前記第2周波数を制御するための信号の補助制御電圧を記憶する記憶部と、をさらに備え、
前記制御部は、前記内部入力モードにおいて前記記憶部に記憶された前記補助制御電圧に対応する前記第2周波数の前記内部基準信号を前記位相同期回路に入力させ、前記外部入力モードで前記外部基準信号が前記位相同期回路に入力されている間に前記測定部が測定した前記制御電圧と、前記内部入力モードで前記内部基準信号が前記位相同期回路に入力されている間に前記測定部が測定した前記制御電圧とが一致するときの前記補助制御電圧の値に前記記憶部に記憶されている前記補助制御電圧の値を更新する、
請求項1又は2に記載の信号生成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、発振信号を生成する信号生成装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
発振回路等が生成した内部基準信号に同期する信号を生成する同期回路が知られている。例えば、特許文献1には、この内部基準信号に電圧制御発振器が出力する出力信号を同期させることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開昭62-245819号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
経年劣化等に起因して内部基準信号の周波数の精度が低下することがある。特許文献1に記載された技術では、内部基準信号の周波数の精度が低下した場合、信号生成装置のカバーを開いて手作業で内部基準信号の周波数を校正する必要があった。
【0005】
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、内部基準信号の周波数を校正する作業を簡略化することができる信号生成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の態様の信号生成装置は、制御電圧に対応する第1周波数の発振信号を生成する出力発振器と、内部基準信号の第2周波数を制御する制御部と、前記第1周波数と、入力信号の周波数との差分に基づいて、前記制御電圧の信号を生成する位相同期回路と、前記内部基準信号を前記入力信号として前記位相同期回路に入力する内部入力モードと、外部装置から入力された所定周波数の外部基準信号を前記入力信号として前記位相同期回路に入力する外部入力モードとを切り替える切替スイッチと、前記制御電圧を測定する測定部と、を備え、前記制御部は、前記外部入力モードで前記外部基準信号が前記位相同期回路に入力されている間に前記測定部が測定した前記制御電圧に、前記内部入力モードで前記内部基準信号が前記位相同期回路に入力されている間に前記測定部が測定した前記制御電圧が一致するように前記第2周波数を制御する。
【0007】
前記制御部は、前記第1周波数と、前記外部基準信号の前記周波数との差が閾値未満になった後に、前記外部入力モードから前記内部入力モードへ切り替わるように前記切替スイッチを制御してもよい。前記内部基準信号を生成する内部基準発振器と、前記内部基準発振器が生成する前記内部基準信号の前記第2周波数を制御するための信号の補助制御電圧を記憶する記憶部と、をさらに備え、前記制御部は、前記内部入力モードにおいて前記記憶部に記憶された前記補助制御電圧に対応する前記第2周波数の前記内部基準信号を前記位相同期回路に入力させ、前記外部入力モードで前記外部基準信号が前記位相同期回路に入力されている間に前記測定部が測定した前記制御電圧と、前記内部入力モードで前記内部基準信号が前記位相同期回路に入力されている間に前記測定部が測定した前記制御電圧とが一致するときの前記補助制御電圧の値に前記記憶部に記憶されている前記補助制御電圧の値を更新してもよい。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、内部基準信号の周波数を校正する作業を簡略化するという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態の信号生成装置の構成を示す。
制御部による第2周波数の目標値の校正の処理手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[信号生成装置の構成]
図1は、本実施形態の信号生成装置100の構成を示す。信号生成装置100は、出力発振器1、PLL(Phase locked loop、位相同期回路)2、出力端子3、切替スイッチ4、A/Dコンバータ(測定部に相当)5、D/Aコンバータ6、VCO(内部基準発振器に相当)7、記憶部8及び制御部9を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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