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公開番号
2025102365
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-08
出願番号
2023219767
出願日
2023-12-26
発明の名称
状態報知装置、状態報知システム及び状態報知方法
出願人
株式会社JVCケンウッド
代理人
個人
主分類
B60H
1/00 20060101AFI20250701BHJP(車両一般)
要約
【課題】車両の搭乗者が脱水状態に陥るおそれを空調装置からの送風状態に基づいて回避する。
【解決手段】暑さ指標判定部1は、車両の搭乗者にとっての車室内の暑さ度合いを示す暑さ指標Hが基準範囲外であるか否かを判定する。送風判定部2は、暑さ指標Hが基準範囲外である場合、搭乗者情報Pと、車室内における空調装置からの送風方向及び送風量を示す空調情報Aと、に応じて、所定の送風量よりも強い送風量で空調装置から搭乗者へ向けて送風されている所定の送風状態であるか否かを判定する。状態判定部3は、所定の送風状態である場合、所定の送風状態の継続時間に応じて、搭乗者が脱水状態に陥るおそれがあるか否かを判定する。報知情報出力部4は、搭乗者が脱水状態に陥るおそれがある場合、搭乗者に報知する報知情報INFを出力する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
車両の搭乗者にとっての車室内の暑さ度合いを示す暑さ指標が基準範囲外であるか否かを判定する暑さ指標判定部と、
前記暑さ指標が前記基準範囲外である場合、前記車室内の前記搭乗者の情報と、前記車室内における空調装置からの送風方向及び送風量を示す空調情報と、に応じて、所定の送風量よりも強い送風量で前記空調装置から前記搭乗者へ向けて送風されている所定の送風状態であるか否かを判定する送風判定部と、
前記所定の送風状態である場合、前記所定の送風状態の継続時間に応じて、前記搭乗者が脱水状態に陥るおそれがあるか否かを判定する状態判定部と、
前記搭乗者が脱水状態に陥るおそれがある場合に、前記搭乗者に報知する報知情報を出力する報知情報出力部と、を備える、
状態報知装置。
続きを表示(約 650 文字)
【請求項2】
前記暑さ指標は、湿球黒球温度(WBGT:Wet Bulb Globe Temperature)であり、
前記暑さ指標判定部は、前記暑さ指標が所定の基準値よりも大きい場合に、前記基準範囲外であると判定する、
請求項1に記載の状態報知装置。
【請求項3】
前記状態判定部は、前記継続時間が所定の時間よりも長い場合、前記搭乗者が脱水状態に陥るおそれがあると判定する、
請求項1又は2に記載の状態報知装置。
【請求項4】
請求項1又は2に記載の前記状態報知装置と、
前記搭乗者が認知できるように前記報知情報を前記搭乗者に提供する報知手段と、を備える、
状態報知システム。
【請求項5】
車両の搭乗者にとっての車室内の暑さ度合いを示す暑さ指標が基準範囲外であるか否かを判定し、
前記暑さ指標が前記基準範囲外である場合、前記車室内の前記搭乗者の情報と、前記車室内における空調装置からの送風方向及び送風量を示す空調情報と、に応じて、所定の送風量よりも強い送風量で前記空調装置から前記搭乗者へ向けて送風されている所定の送風状態であるか判定し、
前記所定の送風状態である場合、前記所定の送風状態の継続時間に応じて、前記搭乗者が脱水状態に陥るおそれがあるか否かを判定し、
前記搭乗者が脱水状態に陥るおそれがある場合に、前記搭乗者に報知する報知情報を出力する、
状態報知方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、状態報知装置、状態報知システム及び状態報知方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
車両の搭乗者は、気候などの影響で、不快な環境下に置かれることが有る。例えば夏季の炎天下では、密閉された車室内の温度は外気温よりも高くなることが有る。この場合、車両の搭乗者は、熱中症に陥るおそれが有る。
【0003】
例えば、作業者が空調装置などの装備が十分でないトラクタ等の農作業機を運転して農作業を行う場合、一般に、太陽が照りつける環境で農作業を行うこととなる。これに対し、特許文献1には、農作業機を運転する作業者が熱中症に陥ることを防止する技術が提案されている。この技術にかかる農作業機では、環境センサが環境の暑さ指数を検出し、暑さ指数に基づいて連続作業時間の目標値を設定する。そして、作業者の連続作業時間が作業目標時間に達すると、農作業を休止して給水することを促すための報知を行う。これにより、作業者が熱中症に陥るおそれがあることを、適時に報知することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-64453号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1では、暑さ指数に基づいて決定した連続作業時間の作業目標時間に基づいて作業の休止を促す報知を行っている。しかし、農作業機に限らず、窓や屋根に囲まれた乗用車などの車両によっても空調装置の有無など環境によっては、暑さ指数にのみ基づいて設定した目標時間が適切な値ではない場合が想定される。
【0006】
例えば、限られた大きさの空間の車室内に搭乗者が搭乗する場合、炎天下において車室内の温度は、車外から窓を通じて射し込む太陽の影響のため、外気温よりも高くなることが有る。この場合には、車外の環境を示す暑さ指数は、車室内の環境からは乖離している場合がある。そのため、単に暑さ指数に基づいて報知の基準となる目標時間を設定すると、車室内の搭乗者の熱中症を防止するには長過ぎる時間が設定されてしまうおそれがある。
【0007】
また、車室内の温度を制御するために空調装置が稼働している場合、搭乗者は空調装置からの送風にさらされ、空調装置の送風によって搭乗者の体表面からの汗の蒸発が促進され、体内の水分が失われる。その結果、搭乗者が脱水状態に陥るおそれが有る。そのため、搭乗者の置かれた環境を考慮して、車両の搭乗者が脱水状態に陥るおそれを検出することが求められる。
【0008】
本開示は、上記の事情に鑑みて成されたものであり、車両の搭乗者が脱水状態に陥るおそれを空調装置からの送風状態に基づいて回避することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示にかかる状態報知装置は、車両の搭乗者にとっての車室内の暑さ度合いを示す暑さ指標が基準範囲外であるか否かを判定する暑さ指標判定部と、前記暑さ指標が前記基準範囲外である場合、前記車室内の前記搭乗者の情報と、前記車室内における空調装置からの送風方向及び送風量を示す空調情報と、に応じて、所定の送風量よりも強い送風量で前記空調装置から前記搭乗者へ向けて送風されている所定の送風状態であるか否かを判定する送風判定部と、前記所定の送風状態である場合、前記所定の送風状態の継続時間に応じて、前記搭乗者が脱水状態に陥るおそれがあるか否かを判定する状態判定部と、前記搭乗者が脱水状態に陥るおそれがある場合に、前記搭乗者に報知する報知情報を出力する報知情報出力部と、を備える。
【0010】
本開示にかかる状態報知方法は、車両の搭乗者にとっての車室内の暑さ度合いを示す暑さ指標が基準範囲外であるか否かを判定し、前記暑さ指標が前記基準範囲外である場合、前記車室内の前記搭乗者の情報と、前記車室内における空調装置からの送風方向及び送風量を示す空調情報と、に応じて、所定の送風量よりも強い送風量で前記空調装置から前記搭乗者へ向けて送風されている所定の送風状態であるか判定し、前記所定の送風状態である場合、前記所定の送風状態の継続時間に応じて、前記搭乗者が脱水状態に陥るおそれがあるか否かを判定し、前記搭乗者が脱水状態に陥るおそれがある場合に、前記搭乗者に報知する報知情報を出力する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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