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公開番号2025101008
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-07
出願番号2023217529
出願日2023-12-25
発明の名称剥落防止体、及びその施工方法
出願人株式会社竹中土木,日本パーミル株式会社
代理人個人
主分類E21D 11/04 20060101AFI20250630BHJP(地中もしくは岩石の削孔;採鉱)
要約【課題】剥落防止体の強度を確保しながら、剥落防止体の難燃性を高めることを可能にする、剥落防止体及びその施工方法を提供すること。
【解決手段】剥落防止体10は、構造物を構成するコンクリート体1からのコンクリートの剥落を防止するためのものであって、コンクリート体1の表面のうち、コンクリートの剥落を防止する対象となる対象部分2に設けられる塗膜部20であって、耐候性を有する透明な樹脂系塗膜材料21を含む塗膜部20と、塗膜部20を介して対象部分2に取り付けられるメッシュ体30であって、塗膜部20を補強するためのメッシュ体30と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
構造物を構成するコンクリート体からのコンクリートの剥落を防止するための剥落防止体であって、
前記コンクリート体の表面のうち、前記コンクリートの剥落を防止する対象となる対象部分に設けられる塗膜部であって、耐候性を有する透明な樹脂系塗膜材料を含む塗膜部と、
前記塗膜部を介して前記対象部分に取り付けられるメッシュ体であって、前記塗膜部を補強するためのメッシュ体と、
を備える剥落防止体。
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
前記樹脂系塗膜材料は、水性ポリカーボネート系ウレタン塗膜材料である、
請求項1に記載の剥落防止体。
【請求項3】
前記塗膜部に前記樹脂系塗膜材料が含まれる量を1.0kg/m2から1.2kg/m2とした、
請求項2に記載の剥落防止体。
【請求項4】
前記メッシュ体を、2軸のビニロンメッシュにて形成し、
前記メッシュ体のピッチを、15mmとした、
請求項1又は2に記載の剥落防止体。
【請求項5】
構造物を構成するコンクリート体からのコンクリートの剥落を防止するための剥落防止体を施工するための施工方法であって、
前記コンクリート体の表面のうち、前記コンクリートの剥落を防止する対象となる対象部分に、耐候性を有する透明な樹脂系塗膜材料を含む塗膜部の一部を形成する第1形成工程と、
前記第1形成工程の後に、前記塗膜部を補強するためのメッシュ体を前記塗膜部の一部を介して前記対象部分に設置する設置工程と、
前記設置工程の後に、前記対象部分に、前記塗膜部の他の一部を形成する第2形成工程と、を含み、
前記樹脂系塗膜材料が、水性ポリカーボネート系ウレタン塗膜材料であることにより、養生期間を設けることなく前記第1形成工程、前記設置工程、及び前記第2形成工程を連続的に実施可能とした、
剥落防止体の施工方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、剥落防止体、及びその施工方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、構造物を構成するコンクリート体からコンクリートが剥落することを防止するための技術の一つとして、コンクリート体の表面に透明な樹脂組成物からなる塗膜部を設ける技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-91414号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、上記従来の技術においては、上述したように、コンクリート体の表面に塗膜部のみを設けるので、例えば、塗膜部の強度を高めたい場合には、樹脂組成物の使用量が比較的多くなることから、塗膜部が燃えやすくなるおそれがあった。以上のことから、塗膜部の如き剥落防止体の強度を確保しながら、剥落防止体の難燃性を高める観点からは改善の余地があった。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、剥落防止体の強度を確保しながら、剥落防止体の難燃性を高めることを可能にする、剥落防止体及びその施工方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の剥落防止体は、構造物を構成するコンクリート体からのコンクリートの剥落を防止するための剥落防止体であって、前記コンクリート体の表面のうち、前記コンクリートの剥落を防止する対象となる対象部分に設けられる塗膜部であって、耐候性を有する透明な樹脂系塗膜材料を含む塗膜部と、前記塗膜部を介して前記対象部分に取り付けられるメッシュ体であって、前記塗膜部を補強するためのメッシュ体と、を備える。
【0007】
請求項2に記載の剥落防止体は、請求項1に記載の剥落防止体において、前記樹脂系塗膜材料は、水性ポリカーボネート系ウレタン塗膜材料である。
【0008】
請求項3に記載の剥落防止体は、請求項2に記載の剥落防止体において、前記塗膜部に前記樹脂系塗膜材料が含まれる量を1.0kg/m2から1.2kg/m2とした。
【0009】
請求項4に記載の剥落防止体は、請求項1又は2に記載の剥落防止体において、前記メッシュ体を、2軸のビニロンメッシュにて形成し、前記メッシュ体のピッチを、15mmとした。
【0010】
請求項5に記載の剥落防止体の施工方法は、構造物を構成するコンクリート体からのコンクリートの剥落を防止するための剥落防止体を施工するための施工方法であって、前記コンクリート体の表面のうち、前記コンクリートの剥落を防止する対象となる対象部分に、耐候性を有する透明な樹脂系塗膜材料を含む塗膜部の一部を形成する第1形成工程と、前記第1形成工程の後に、前記塗膜部を補強するためのメッシュ体を前記塗膜部の一部を介して前記対象部分に設置する設置工程と、前記設置工程の後に、前記対象部分に、前記塗膜部の他の一部を形成する第2形成工程と、を含み、前記樹脂系塗膜材料が、水性ポリカーボネート系ウレタン塗膜材料であることにより、養生期間を設けることなく前記第1形成工程、前記設置工程、及び前記第2形成工程を連続的に実施可能とした。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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