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公開番号
2025100811
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2025069861,2020217875
出願日
2025-04-21,2020-12-25
発明の名称
樹脂組成物、フィルム及び多層構造体
出願人
三菱ケミカル株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C08L
101/12 20060101AFI20250626BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】高湿度下におけるガスバリア性、特に酸素バリア性に優れる樹脂組成物を提供す
ることを目的とする。
【解決手段】親水性樹脂、及び金属化合物を含む樹脂組成物であって、上記樹脂組成物を
フィルムにした際の、23℃、80%RH環境下での酸素透過度(cc・3μm/m
2
・
day・atm)が、下記式(1)を満たすことを特徴とする樹脂組成物。
酸素透過度(cc・3μm/m
2
・day・atm)≦80 ・・・(1)
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
親水性樹脂、及び金属化合物を含む樹脂組成物であって、上記樹脂組成物をフィルムに
した際の、23℃、80%RH環境下での酸素透過度(cc・3μm/m
2
・day・a
tm)が、下記式(1)を満たすことを特徴とする樹脂組成物。
酸素透過度(cc・3μm/m
2
・day・atm)≦80 ・・・(1)
続きを表示(約 530 文字)
【請求項2】
親水性樹脂、及び金属化合物を含む樹脂組成物であって、上記樹脂組成物をフィルムに
した際に、下記式(2)を満たすことを特徴とする樹脂組成物。
α-β≧1 ・・・(2)
(上記αはフィルム表面から深さ0~9nmの範囲内における平均金属原子濃度(%)、
上記βはフィルム表面から深さ12~21nmの範囲内における平均金属原子濃度(%)
を表す。)
【請求項3】
上記金属化合物の金属換算含有量が、親水性樹脂100重量部に対して、0.01~1
0重量部であることを特徴とする請求項1または2記載の樹脂組成物。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか一項に記載の樹脂組成物を含有することを特徴とするフィルム
。
【請求項5】
上記フィルムの23℃、80%RH環境下における酸素透過度が、20cc・3μm/
m
2
・day・atm以下であることを特徴とする請求項4記載のフィルム。
【請求項6】
請求項4または5記載のフィルムからなる層を少なくとも一層有することを特徴とする
多層構造体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、樹脂組成物に関し、さらに詳しくは、高湿度下において高いガスバリア性を
有するフィルムを得ることができる樹脂組成物に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
ポリビニルアルコール系樹脂等の親水性樹脂は、強度、透明性、ガスバリア性等に優れ
ていることから、フィルム状に成形して、各種包装材料、特に酸素による劣化の抑制が必
要な食品、薬品類等の包装材料として広く用いられている。
しかしながら、親水性樹脂は、水酸基を多く有することから湿度による影響を大きく受
けやすく、高湿度環境下ではガスバリア性が著しく低下する。
【0003】
ガスバリア性を向上させたフィルムとして、例えば、特許文献1では、平均粒径500
nm以下の水難溶性無機微粒子と、水溶性または水分散性の高分子化合物を含み、上記水
難溶性無機微粒子が、アルミニウム、ケイ素、亜鉛、ジルコニウム、銀、錫から選ばれる
一種以上を必須成分とする無機化合物またはそれらの塩類と、有機酸、無機酸及びそれら
の塩類から選ばれる一種以上の化合物とを反応して合成されるイオン結晶であるガスバリ
アフィルム用材料が開示されている。
【0004】
また、特許文献2では、水溶性高分子と、金属アルコキシド、その加水分解物、塩化錫
の少なくとも一つと、一般式(R
1
Si(OR
2
)
3
)n(但し、R
1
は有機官能基、R
2
は
CH
3
、C
2
H
5
、またはC
2
H
4
OCH
3
)で表される化合物とを含むガスバリア層形成用組
成物が開示されている。
【0005】
さらに、特許文献3では、基材フィルムまたはこれを含む積層体の表面に、亜鉛イオン
と、金属アルコキシド及びその加水分解物の少なくとも一方と、水溶性高分子とを含む塗
膜を形成する工程と、上記表面上にガスバリア層を形成する工程とを含むガスバリア積層
体の製造方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2002-338821号公報
特開2016-221864号公報
特開2018-089567号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記特許文献1~3で開示されているガスバリアフィルムは、高湿度下
におけるガスバリア性が充分ではなく、さらなる改善が求められている。
【0008】
そこで、本発明ではこのような背景下において、高湿度下におけるガスバリア性、特に
高湿度下における酸素バリア性に優れる樹脂組成物を提供することを目的とするものであ
る。
【課題を解決するための手段】
【0009】
しかるに、本発明者らは、親水性樹脂と、金属化合物とを含有する樹脂組成物において
、フィルムとした際に、フィルム表面近傍の平均金属原子濃度を高くすることにより、高
湿度下における酸素バリア性に優れることを見出した。
【0010】
すなわち、本発明は、親水性樹脂、及び金属化合物を含む樹脂組成物であって、上記樹
脂組成物をフィルムにした際の、23℃、80%RH環境下での酸素透過度(cc・3μ
m/m
2
・day・atm)が、下記式(1)を満たす樹脂組成物を第1の要旨とする。
酸素透過度(cc・3μm/m
2
・day・atm)≦80 ・・・(1)
(【0011】以降は省略されています)
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