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公開番号2025100474
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2024223973
出願日2024-12-19
発明の名称セラミック加熱バーの定着効果を向上させるプロセス方法
出願人鄭州中瓷科技有限公司
代理人個人
主分類H05B 3/20 20060101AFI20250626BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】本発明は、セラミック加熱バーの技術分野に属し、具体的には、セラミック加熱バーの定着効果を向上させるプロセス方法に関する。
【解決手段】この方法は、(1)アルミナセラミック基板の上面の両端に電極材料を印刷し、乾燥させ、焼結して電極を形成するステップと、(2)アルミナセラミック基板に、発熱ペーストが両端の電極を接続するように発熱ペーストを印刷し、乾燥させ、焼結して発熱線を形成するステップと、(3)アルミナセラミック基板の下面にガラスペーストを印刷し、乾燥させ、焼結して背面ガラス層を形成するステップと、(4)発熱ペーストにガラスペーストを印刷し、乾燥させ、焼結して正面ガラス層を形成するステップと、を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
セラミック加熱バーの定着効果を向上させるプロセス方法であって、
(1)アルミナセラミック基板の上面の両端に電極材料を印刷し、乾燥させ、焼結して電極を形成するステップと、
(2)アルミナセラミック基板に、発熱ペーストが両端の電極を接続するように発熱ペーストを印刷し、乾燥させ、焼結して発熱線を形成するステップと、
(3)アルミナセラミック基板の下面にガラスペーストを印刷し、乾燥させ、焼結して背面ガラス層を形成するステップと、
(4)発熱ペーストにガラスペーストを印刷し、乾燥させ、焼結して正面ガラス層を形成するステップと、
を含むことを特徴とする、プロセス方法。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
前記ステップ(1)において、電極材料の主成分はAgPtであることを特徴とする、請求項1に記載のプロセス方法。
【請求項3】
前記ステップ(1)において、乾燥の温度は100-150℃であり、焼結の温度は830-880℃であることを特徴とする、請求項2に記載のプロセス方法。
【請求項4】
前記ステップ(2)において、発熱ペーストの主成分はAgPtであり、抵抗温度係数(TCR)は200-600ppm/℃であることを特徴とする、請求項1に記載のプロセス方法。
【請求項5】
前記ステップ(2)において、乾燥の温度は100-150℃であり、焼結の温度は830-880℃であることを特徴とする、請求項4に記載のプロセス方法。
【請求項6】
前記ステップ(3)及びステップ(4)において、ガラスペーストにおける固形物は、含有量>40%のAl



、含有量18%のSiO

、含有量15%のB



、含有量5%のZnO、含有量15%のBaOであり、ガラスペーストの固形分含有量は70%であることを特徴とする、請求項1に記載のプロセス方法。
【請求項7】
前記ステップ(3)及びステップ(4)において、乾燥の温度は100-150℃であり、焼結の温度は800-860℃であることを特徴とする、請求項6に記載のプロセス方法。
【請求項8】
前記ステップ(3)において、325メッシュの40μmスクリーンを用いて1層のガラスペーストを印刷し、焼結膜の厚さは8-10μmであることを特徴とする、請求項7に記載のプロセス方法。
【請求項9】
前記ステップ(4)において、200メッシュの40μmスクリーンを用いて5-7層のガラスペーストを印刷し、焼結膜の厚さは60-80μmであることを特徴とする、請求項7に記載のプロセス方法。
【請求項10】
前記ステップ(4)において、前記正面ガラス層を焼結するときに、前記背面ガラス層がホルダ上に置かれることを特徴とする、請求項1に記載のプロセス方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、セラミック加熱バーの技術分野に属し、具体的には、セラミック加熱バーの定着効果を向上させるプロセス方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
現在のレーザープリンター用定着装置には、タングステンフィラメント加熱管とセラミック加熱バーの2種類の重要な加熱部材がある。
【0003】
従来のレーザープリンターの定着器に使用される加熱装置は、タングステン線に通電して放熱する原理を利用して熱源を提供するランプ発熱器である。セラミック加熱バーは、タングステン線加熱と比較して加熱速度が速く、熱が均一で、ファーストプリントタイムを短縮させ、使用寿命が長いなどの利点を有するため、レーザープリンター用加熱部材の第一選択材料となっている。
【0004】
セラミック加熱バーは、主にセラミック基板、電極、発熱線、ガラス釉から構成され、同様に発熱線に通電して放熱する原理を利用して熱源を提供し、ガラス層より熱を放出する。印刷媒体に吸着したトナーを溶融し、加圧熱融着によって印刷媒体の表面に埋め込み、固定印刷ファイルを形成する。ランプ管と比較して、セラミック基板は良好な熱伝導性、高熱伝導率、高温耐性などの特性を備えており、加熱装置全体の熱をより速く放散させることができる。
【0005】
セラミック加熱バーは、多くの優れた特性を有するが、使用中での安全性と信頼性の問題が存在する。セラミック加熱バーは、アルミナセラミック基板をベースとし、アルミナセラミック基板の熱伝導率が≧21W(m*K)であり、上層のガラス釉の熱伝導率が僅か2-5W(m*K)であり、アルミナセラミック基板の熱伝導率がガラス釉の4-10倍であるため、発熱線に通電した後に発生する熱はセラミック基板から放散されやすいことで、紙と接触するガラス釉層は、熱が低いため定着強度が低くなる。セラミック基板とガラス釉との熱伝導率の違いが大きいため、ほとんどの熱はアルミナセラミック基板から放散されて熱が浪費されることで、所望の定着効果を達成するために、熱伝導率が高いガラス釉を探す必要があるため、コストが向上する。
【発明の概要】
【0006】
上記の事情に鑑み、従来技術の欠陥を克服するために、本発明は、セラミック加熱バーの定着効果を向上させるプロセス方法を提供することにより、従来のセラミック加熱バーの定着効果が悪い問題を効果的に解決する。
【0007】
上記の目的を達成するために、本発明の技術的手段は下記である。
【0008】
セラミック加熱バーの定着効果を向上させるプロセス方法であって、
(1)アルミナセラミック基板の上面の両端に電極材料を印刷し、乾燥させ、焼結して電極を形成するステップと、
(2)アルミナセラミック基板に、発熱ペーストが両端の電極を接続するように発熱ペーストを印刷し、乾燥させ、焼結して発熱線を形成するステップと、
(3)アルミナセラミック基板の下面にガラスペーストを印刷し、乾燥させ、焼結して背面ガラス層を形成するステップと、
(4)発熱ペーストにガラスペーストを印刷し、乾燥させ、焼結して正面ガラス層を形成するステップと、
を含むプロセス方法。
【0009】
さらに、前記ステップ(1)において、電極材料の主成分はAgPtである。
【0010】
さらに、前記ステップ(1)において、乾燥の温度は100-150℃であり、焼結の温度は830-880℃である
(【0011】以降は省略されています)

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