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公開番号2025099975
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023217021
出願日2023-12-22
発明の名称血管画像撮影装置及び個人認証システム
出願人株式会社 日立産業制御ソリューションズ
代理人弁理士法人磯野国際特許商標事務所
主分類G06V 40/14 20220101AFI20250626BHJP(計算;計数)
要約【課題】指血管画像の局所的輝度飽和による本人認証の精度の低下が生じない血管画像撮影装置及び個人認証システムを提供する。
【解決手段】本発明の血管画像撮影装置は、複数の指血管画像を取得してそれぞれの指血管画像を複数の分割領域に分割し、指血管画像から血管パターンを抽出し、高輝度の指血管画像の局所的輝度飽和により血管パターンを抽出できない分割領域については、低輝度の指血管画像の対応する分割領域の血管パターンを選択し、局所的輝度飽和していない分割領域については、高輝度の指血管画像の分割領域の血管パターンを選択して、本人認証用の血管パターンを生成する、ようにした。
【選択図】 図4C
特許請求の範囲【請求項1】
複数の指血管画像を取得してそれぞれの指血管画像を複数の分割領域に分割し、
前記指血管画像から血管パターンを抽出し、
高輝度の指血管画像の局所的輝度飽和により血管パターンを抽出できない分割領域については、低輝度の指血管画像の対応する分割領域の血管パターンを選択し、
局所的輝度飽和していない分割領域については、高輝度の指血管画像の前記分割領域の血管パターンを選択して、
本人認証用の血管パターンを生成する、
血管画像撮影装置。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
請求項1に記載の血管画像撮影装置において、
前記指血管画像について、暗部、明部、中間部の輝度値をレベル補正して、前記指血管画像の輝度を調整する、
血管画像撮影装置。
【請求項3】
請求項1に記載の血管画像撮影装置を有し、
高輝度の指血管画像と低輝度の指血管画像とから生成された血管パターンと登録済みの血管パターンを照合して本人認証を行う、
個人認証システム。
【請求項4】
請求項3に記載の個人認証システムにおいて、
前記血管画像撮影装置により、標準姿勢と異なる指の姿勢において、指血管画像に局所的輝度飽和が生じない光源の光量値を求め、
前記血管画像撮影装置により、前記光量値の光源で撮像した標準姿勢の指の指血管画像に基づいて、前記登録済みの血管パターンを生成する、
個人認証システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、血管画像撮影装置及び個人認証システムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
高精度な本人認証が可能な生体認証装置のひとつに血管のパターンを利用したものがある。これは、血管パターンが個人毎に異なることを利用し、例えば、指に近赤外線光を当てることで浮かび上がる血管パターンを、予め登録しておいた血管パターンの情報と比べることで本人認証を行う装置である。特許文献1には、装置にかざした指の上方から近赤外線を照射し、指血管のパターンを撮影して本人認証を行う個人認証装置の例が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4207717号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載されている装置は、認証時に指を登録時と同じ姿勢でかざすことを想定しており、登録時と異なる指の姿勢で照合しようとした場合、正しく本人認証ができない場合がある。一方で、血管パターンを利用した個人認証装置に慣れていない利用者の場合、無意識のうちに登録時とは異なる指の姿勢で本人認証を試みる場合がある。
【0005】
指の背面から近赤外線を照射して、指の血管パターンによる本人認証を行う個人認証装置において、指の近赤外線の透過性には場所により差があるため、撮影した指血管画像に明るい部分と暗い部分の輝度ムラが発生する。指の姿勢が変わることで近赤外線が生体の中を通過する光路が変わる。このため、指の姿勢が変わることで、輝度ムラの形や位置、明暗の強弱が変化する。
【0006】
この時、撮像素子のダイナミックレンジによっては、指血管画像に局所的輝度飽和(白飛び)が発生する場合がある。指血管画像の輝度飽和の発生している部分に血管が通っていた場合、血管パターンの一部が画像に写らないことで本人認証の認証精度が低下して、正しく認証できない。
【0007】
局所的輝度飽和により血管パターンが画像に写らなくなることは、光源から照射する光量を下げることで防ぐことができる。つまり、指血管画像の輝度を下げることで局所的輝度飽和が発生しなくなり、局所的輝度飽和が発生していた部分に通っていた血管も画像に写るようになる。しかし、光量を下げることで画像が全体的に暗くなり、輝度飽和が発生していなかった部分の血管画像が不鮮明になるとか、または黒つぶれが生じることがある。その結果、本人認証の精度が低下して正しく本人認証ができない場合があるという課題がある。
【0008】
本発明の目的は、指血管画像の局所的輝度飽和による本人認証の精度の低下が生じない血管画像撮影装置及び個人認証システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記課題を解決するため、本発明の血管画像撮影装置は、複数の指血管画像を取得してそれぞれの指血管画像を複数の分割領域に分割し、前記指血管画像から血管パターンを抽出し、高輝度の指血管画像の局所的輝度飽和により血管パターンを抽出できない分割領域については、低輝度の指血管画像の対応する分割領域の血管パターンを選択し、局所的輝度飽和していない分割領域については、高輝度の指血管画像の前記分割領域の血管パターンを選択して、本人認証用の血管パターンを生成する、ようにした。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、本人認証のための指血管画像において局所的輝度飽和が生じないので血管パターンが欠損することがなく、本人認証の精度の低下が生じない血管画像撮影装置及び個人認証システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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