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公開番号2025099811
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023216755
出願日2023-12-22
発明の名称画像認識支援装置及び方法
出願人株式会社JVCケンウッド
代理人個人
主分類G06T 5/00 20240101AFI20250626BHJP(計算;計数)
要約【課題】優先順位の高い検出対象の認識精度が高くなるように入力画像を調整することで、認識精度の向上を支援する。
【解決手段】実施形態の画像認識支援装置は、画質調整パラメータを用いて画質を調整する画質調整部を備える撮像装置から入力された入力画像に対して、画像認識装置により複数の対象物の認識処理を行った認識結果を取得する認識結果取得部と、前記認識結果に基づいて、複数の前記対象物の前記入力画像上の位置情報を取得する位置情報取得部と、前記入力画像における優先的に認識すべき優先領域と前記位置情報との関係に基づいて、前記対象物の優先順位を決定する優先順位決定部と、前記画像認識装置における、優先順位の高い対象物の認識結果の確からしさを示す認識率が向上するように、認識処理を行う入力画像に対する画質調整パラメータを決定し、前記画質調整部に決定した画質調整パラメータを設定する、画質調整パラメータ設定部を含む。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
画質調整パラメータを用いて画質を調整する画質調整部を備える撮像装置から入力された入力画像に対して、画像認識装置により複数の対象物の認識処理を行った認識結果を取得する認識結果取得部と、
前記認識結果に基づいて、複数の前記対象物の前記入力画像上の位置情報を取得する位置情報取得部と、
前記入力画像における優先的に認識すべき優先領域と前記位置情報との関係に基づいて、前記対象物の優先順位を決定する優先順位決定部と、
前記画像認識装置における、優先順位の高い対象物の認識結果の確からしさを示す認識率が向上するように、認識処理を行う入力画像に対する画質調整パラメータを決定し、前記画質調整部に決定した画質調整パラメータを設定する、画質調整パラメータ設定部と、
を含む、
画像認識支援装置。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
前記優先順位決定部は、前記優先領域と非優先領域との境界線と前記対象物との距離に基づいて、前記優先順位を決定する、
請求項1に記載の画像認識支援装置。
【請求項3】
前記対象物の動きベクトルを算出する動きベクトル算出部をさらに備え、
前記優先順位決定部は、前記動きベクトルにさらに基づいて前記優先順位を決定する、
請求項1に記載の画像認識支援装置。
【請求項4】
前記優先順位決定部は、前記対象物の向きに関する情報にさらに基づいて前記優先順位を決定する、
請求項1に記載の画像認識支援装置。
【請求項5】
コンピュータが、
画質調整パラメータを用いて画質を調整する画質調整部を備える撮像装置から入力された入力画像に対して、画像認識装置により複数の対象物の認識処理を行った認識結果を取得する処理と、
前記認識結果に基づいて、複数の前記対象物の前記入力画像上の位置情報を取得する処理と、
前記入力画像における優先的に認識すべき優先領域と前記位置情報との関係に基づいて、前記対象物の優先順位を決定する処理と、
前記画像認識装置における、優先順位の高い対象物の認識結果の確からしさを示す認識率が向上するように、認識処理を行う入力画像に対する画質調整パラメータを決定し、前記画質調整部に決定した画質調整パラメータを設定する処理と、
を実行する、画像認識支援方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、画像認識支援装置及び方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、画像認識による物体検出の目的に適した画像信号を得る技術が開示されている。特許文献1では、過去所定期間に、検出対象が表れている領域をアクティブエリアとし、検出対象が表れていない領域を非アクティブエリアとしている。そして、撮像画素におけるアクティブエリアのみの検出信号から物体検出を行うことで、処理の効率化を図っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-205482号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
画像認識装置には、不特定多数の検出対象を撮影して、認識する機能を持つものが多い。複数の検出対象が存在する場合、検出対象の状態により検出すべき優先順位が存在することがある。特許文献1では、検出対象の有無によってアクティブエリアと非アクティブエリアとを分けているのみであり、各エリア内に含まれる検出対象の優先度については考慮されていない。
【0005】
本開示の目的は、上述した課題を鑑み、優先順位の高い検出対象の認識精度が高くなるように入力画像を調整することが可能な、画像認識支援装置及び方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る画像認識支援装置は、画質調整パラメータを用いて画質を調整する画質調整部を備える撮像装置から入力された入力画像に対して、画像認識装置により複数の対象物の認識処理を行った認識結果を取得する認識結果取得部と、
前記認識結果に基づいて、複数の前記対象物の前記入力画像上の位置情報を取得する位置情報取得部と、
前記入力画像における優先的に認識すべき優先領域と前記位置情報との関係に基づいて、前記対象物の優先順位を決定する優先順位決定部と、
前記画像認識装置における、優先順位の高い対象物の認識結果の確からしさを示す認識率が向上するように、認識処理を行う入力画像に対する画質調整パラメータを決定し、前記画質調整部に決定した画質調整パラメータを設定する、画質調整パラメータ設定部と、
を含む、
画像認識支援装置。
【0007】
本開示に係る画像認識支援方法は、コンピュータが、画質調整パラメータを用いて画質を調整する画質調整部を備える撮像装置から入力された入力画像に対して、画像認識装置により複数の対象物の認識処理を行った認識結果を取得する処理と、前記認識結果に基づいて、複数の前記対象物の前記入力画像上の位置情報を取得する処理と、前記入力画像における優先的に認識すべき優先領域と前記位置情報との関係に基づいて、前記対象物の優先順位を決定する処理と、前記画像認識装置における、優先順位の高い対象物の認識結果の確からしさを示す認識率が向上するように、認識処理を行う入力画像に対する画質調整パラメータを決定し、前記画質調整部に決定した画質調整パラメータを設定する処理とを実行する。
【発明の効果】
【0008】
本開示により、優先順位の高い検出対象の認識精度が高くなるように入力画像を調整することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態にかかる画像認識支援装置を含む画像認識システムの全体構成の一例を示すブロック図である。
図1の撮像装置の構成例を示すブロック図である。
図1の画像認識支援装置の構成例を示すブロック図である。
認識用画像における優先領域と対象物との位置関係の一例を示す図である。
認識用画像における優先領域と対象物との位置関係の他の例を示す図である。
画質調整パラメータの変化に伴う認識率の変化の一例を示す図である。
実施形態に係る画像認識支援方法の一例を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下では、本開示の具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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