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公開番号
2025099736
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2023216630
出願日
2023-12-22
発明の名称
レンズユニット、レンズユニットを備えた光学機器、及び撮像装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G02B
7/02 20210101AFI20250626BHJP(光学)
要約
【課題】使用環境の温度範囲が広い場合であっても、所望の光学性能が得られなくなる可能性を低減することができるレンズユニットを提供する。
【解決手段】
レンズユニットにおいて、第1レンズ光学面と、該第1レンズ光学面の外周に設けられる第1レンズ第1テーパ部と第1レンズ第2テーパ部と、を有する第1レンズ、及び、第1レンズ光学面に対向する第2レンズ光学面と、第1レンズ第1テーパ部と離間しかつ対向して第2レンズ光学面の外周に設けられる第2レンズ第1テーパ部と、第2レンズ光学面の外周に設けられて第1レンズ第2テーパ部と当接部にて当接する第2レンズ第2テーパ部と、を有する第2レンズ、を配することとする。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
第1レンズ光学面と、前記第1レンズ光学面の外周に設けられる第1レンズ第1テーパ部と第1レンズ第2テーパ部と、を有する第1レンズと、
前記第1レンズ光学面に対向する第2レンズ光学面と、前記第1レンズ第1テーパ部と離間しかつ対向して前記第2レンズ光学面の外周に設けられる第2レンズ第1テーパ部と、前記第2レンズ光学面の外周に設けられて前記第1レンズ第2テーパ部と当接部にて当接する第2レンズ第2テーパ部と、を有する第2レンズと、
を備えるレンズユニット。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記第1レンズ第1テーパ部の径は、前記第2レンズ第2テーパ部の径よりも大きく、
前記第1レンズの線膨張係数α1、前記第1レンズの前記第2レンズの側の面の頂点と前記当接部と間の光軸方向の距離h1、前記第2レンズの線膨張係数α2、前記第2レンズの前記第1レンズの側の面の頂点と前記当接部と間の光軸方向の距離h2、前記当接部の外径D、前記当接部を構成するテーパ面と光軸と垂直方向のなす角度をθとしたときに式
|(h2×α2-h1×α1)|≧|(h2×α2-h1×α1)-(α2-α1)×tanθ×D/2|
を満たす請求項1に記載のレンズユニット。
【請求項3】
前記第1レンズ第1テーパ部及び前記第2レンズ第1テーパ部と光軸と垂直方向のなす角は、前記第1レンズ第2テーパ部及び前記第2レンズ第2テーパ部と光軸と垂直方向のなす角度より大きい、請求項1に記載のレンズユニット。
【請求項4】
前記第1レンズ第1テーパ部及び前記第2レンズ第1テーパ部と光軸と垂直方向のなす角が45度以上90度以下である、請求項1に記載のレンズユニット。
【請求項5】
前記第1レンズ光学面と、前記第2レンズ光学面とは離間して配置される、請求項1に記載のレンズユニット。
【請求項6】
前記第1レンズ及び前記第2レンズは、ガラスレンズである、請求項1に記載のレンズユニット。
【請求項7】
前記第1レンズにおいて、前記第1レンズ光学面と、前記第1レンズ第1テーパ部と、前記第1レンズ第2テーパ部と、の少なくとも2つは連続して配置されており、
前記第2レンズにおいて、前記第2レンズ光学面と、前記第2レンズ第1テーパ部と、前記第2レンズ第2テーパ部と、の少なくとも2つは連続して配置されている、請求項1に記載のレンズユニット。
【請求項8】
前記第1レンズ及び前記第2レンズを収容して、前記第2レンズ光学面が設けられる面と反対の面の外周部分に設けられる前記第2レンズの平面部と当接する突き当て部を有する保持部材と、
前記第1レンズ光学面が設けられる面と反対の前記第1レンズの面に対して当接して、前記突き当て部と共に前記第1レンズ及び前記第2レンズを挟持する押さえ部材と、をさらに備える、請求項1に記載のレンズユニット。
【請求項9】
前記第1レンズ及び前記第2レンズを収容する円筒形状の保持部材をさらに備え、
前記第1レンズの外周面と前記第2レンズの外周面との少なくとも一方は、前記保持部材の内周面に当接する、請求項1に記載のレンズユニット。
【請求項10】
請求項1乃至9のいずれか1項に記載のレンズユニットを含む光学系と、
前記光学系を内包する筐体と、
を備える光学機器。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、レンズユニット、レンズユニットを備えた光学機器、及び撮像装置に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、光学機器や撮像装置にてレンズを使用する場合、保持部材にレンズを保持させてレンズユニットを構成し、レンズユニットごと光学機器や撮像装置内に取り付けて用いることがある。このようなレンズユニットでは、例えば保持部材にレンズを載置する保持穴を設け、この保持穴にレンズを載置して光軸方向の位置決めを行う。そして、例えば接着剤などによって、保持枠に対してレンズを固定している。その際に、光学機器や撮像装置の光学性能を悪化させないことを目的として、この位置固定について、高精度に位置決めする手法が特許文献1に開示されている。
【0003】
特許文献1には、レンズ外側にテーパ形状を設けた形態が開示されている。具体的には、レンズ外側にテーパ形状を設けたレンズ2つを互いのテーパ面が向き合うように配置し、テーパ面同士で当接させることで、レンズ組み立て時のレンズ位置決めを高精度化させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-067474号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、光学機器や撮像装置を使用する環境温度の範囲が広いと、温度に応じてレンズに変形が生じる。このような場合、レンズ組み立て時に複数のレンズが高精度に位置決めされていたとしても、例えば環境温度の上限や下限、或いはその近傍において、膨張や収縮といったレンズの変形によって、所望の光学性能が得られなくなることが生じえる。
【0006】
本開示は、そのような背景に鑑みたものであって、使用環境の温度範囲が広い場合であっても、所望の光学性能を維持することができるレンズユニットを提供することをその目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本開示の一態様に係るレンズユニットは、
第1レンズ光学面と、前記第1レンズ光学面の外周に設けられる第1レンズ第1テーパ部と第1レンズ第2テーパ部と、を有する第1レンズと、
前記第1レンズ光学面に対向する第2レンズ光学面と、前記第1レンズ第1テーパ部と離間しかつ対向して前記第2レンズ光学面の外周に設けられる第2レンズ第1テーパ部と、前記第2レンズ光学面の外周に設けられて前記第1レンズ第2テーパ部と当接部にて当接する第2レンズ第2テーパ部と、を有する第2レンズと、
を備える。
【発明の効果】
【0008】
本開示の一態様によれば、使用環境の温度範囲が広い場合であっても、所望の光学性能を維持することができるレンズユニットを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の一実施形態に係るレンズユニットの平面図である。
図1に示すレンズユニットのA-A断面図である。
図2に示すレンズユニットの分解断面図である。
図1に示す第1レンズと第2レンズとの断面図であって個々のレンズテーパ部の関係を説明する図である。
レンズユニットの変形例を示す断面図である。
レンズユニットの製造方法の一態様を示すフローチャートである。
本開示に係るレンズユニットを搭載した光学機器或いは撮像装置の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示を実施するための例示的な実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。ただし、以下の実施形態で説明される寸法、材料、及び構成要素の相対的な位置等は任意であり、本開示が適用される装置の構成は様々な条件に応じて変更できる。また、同一であるか又は機能的に類似している要素を示す場合には、図面間で同じ参照符号を用いる。
(【0011】以降は省略されています)
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