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公開番号2025099145
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023215577
出願日2023-12-21
発明の名称収穫支援システム、処理装置、およびコンピュータプログラム
出願人株式会社クボタ
代理人弁理士法人サンクレスト国際特許事務所
主分類G06Q 50/02 20240101AFI20250626BHJP(計算;計数)
要約【課題】果実の収穫適期の予測を行うことができる技術を提供する。
【解決手段】本開示である収穫支援システム1は、圃場Fで栽培される果実の品質を測定する第1測定装置2と、管理サーバ8と、を備える。管理サーバ8は、第1測定装置2の出力に基づいて複数種類の品質値を取得する処理と、前記複数種類の品質値それぞれを時系列に蓄積した複数の時系列データを取得する処理と、前記複数の時系列データに基づいて、前記果実の収穫適期であると予測される予測期間を求める処理と、を実行する処理部32を備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
圃場で栽培される果実の品質を測定する測定装置と、
処理装置と、を備え、
前記処理装置は、
前記測定装置の出力に基づいて複数種類の品質値を取得する第1処理と、
前記複数種類の品質値それぞれを時系列に蓄積した複数の時系列データを取得する第2処理と、
前記複数の時系列データに基づいて、前記果実の収穫適期であると予測される予測期間を求める第3処理と、を実行する処理部を備える
収穫支援システム。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記第3処理は、
前記複数の時系列データに基づいて前記複数種類の品質値それぞれの予測品質値を求める処理と、
前記圃場における環境予測を示す環境予測情報を取得する処理と、
前記環境予測情報および前記複数の予測品質値に基づいて前記予測期間を求める処理と、を含む
請求項1に記載の収穫支援システム。
【請求項3】
前記環境予測情報は、予測される環境状態を示す予測値を含み、
前記予測期間を求める処理は、
前記複数の予測品質値が所定の条件を満たす第1期間を求めるとともに、前記予測値と所定の閾値との比較結果に基づいて収穫可能な環境状態と判定される第2期間を求める処理と、
前記第1期間と、前記第2期間と、に基づいて前記予測期間を求める処理と、を含む
請求項2に記載の収穫支援システム。
【請求項4】
前記第1期間と、前記第2期間と、に基づいて前記予測期間を求める処理は、
前記第1期間と、前記第2期間と、が、重複する重複期間を前記予測期間とする処理を含む
請求項3に記載の収穫支援システム。
【請求項5】
前記第1期間と、前記第2期間と、に基づいて前記予測期間を求める処理は、
前記重複期間の直前に前記第2期間ではない期間が存在する場合、前記第2期間ではない期間と、前記予測期間と、の間に少なくとも1日間のインターバルを設ける処理をさらに含む
請求項4に記載の収穫支援システム。
【請求項6】
前記環境予測情報は、気象情報、および、前記果実の病害に関する病害リスク情報の少なくとも1つを含む
請求項2に記載の収穫支援システム。
【請求項7】
前記第1期間と、前記第2期間と、に基づいて前記予測期間を求める処理は、
前記第1期間と、前記第2期間と、が、重複する重複期間がない場合、前記第2期間のうち、最も前記第1期間に近い日を前記予測期間とする処理を含む
請求項3に記載の収穫支援システム。
【請求項8】
前記予測期間を求める処理は、
前記第1期間が存在しない場合、前記複数の予測品質値を外部へ出力する処理をさらに含む
請求項3に記載の収穫支援システム。
【請求項9】
前記測定装置は、
果実の品質を測定する第1測定部と、
前記第1測定部とは異なる構成で前記果実の品質を測定する第2測定部と、を備え、
前記第1処理は、
前記第1測定部の出力と、前記第2測定部の出力に基づく複数の基準品質値と、の相関関係を示すスケーリングデータに基づいて、前記第1測定部によって前記果実の品質を測定したときの前記複数種類の品質値を求める処理を含む
請求項1に記載の収穫支援システム。
【請求項10】
前記果実は、ブドウを含む
請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の収穫支援システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、収穫支援システム、処理装置、およびコンピュータプログラムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、果実等の被測定物に光を照射し、透過光を分光分析することで被測定物の糖度や酸度等の品質値を得る測定装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-101409号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記測定装置によれば、果実の現在の品質を把握することはできるが、将来の品質の状態を把握することはできない。
このため、現在の果実の状態が収穫に適しているか否かの判断は可能であるが、現在の果実の状態が未だ収穫に適した状態に至っていない場合において、果実の状態が収穫に適した状態となるまでに必要な期間がどの程度であるかといった、収穫適期の予測を行うことはできない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示である収穫支援システムは、圃場で栽培される果実の品質を測定する測定装置と、処理装置と、を備える。前記処理装置は、前記測定装置の出力に基づいて複数種類の品質値を取得する第1処理と、前記複数種類の品質値それぞれを時系列に蓄積した複数の時系列データを取得する第2処理と、前記複数の時系列データに基づいて、前記果実の収穫適期であると予測される予測期間を求める第3処理と、を実行する処理部を備える。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、果実の収穫適期の予測を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、実施形態に係る収穫支援システムの全体構成の一例を示す図である。
図2は、農業機械の要部を示すブロック図である。
図3は、第1測定装置の一例を示すブロック図である。
図4Aは、第2測定装置の一例を示すブロック図である。
図4Bは、第2測定ヘッドの断面図である。
図5は、管理サーバの構成例を示すブロック図である。
図6は、圃場における果実の品質測定作業の一例を示すフローチャートである。
図7は、圃場の平面図である。
図8は、品質値取得処理の一例を示すフローチャートである。
図9は、複数の第1検量線データの一例を示す図である。
図10は、複数の第2検量線データの一例を示す図である。
図11は、スケーリングデータの一例を示す図である。
図12は、処理部がID=1の果実の測定品質値を求める際の態様を示す図である。
図13は、予測処理の一例を示すフローチャートである。
図14は、品質値データベースの一例を示す図である。
図15は、予測品質値の一例を示すグラフである。
図16は、環境予測情報に含まれる晴雨予測および予測降水量の第1例を示す図である。
図17は、環境予測情報に含まれる晴雨予測および予測降水量の第2例を示す図である。
図18は、環境予測情報に含まれる晴雨予測および予測降水量の第3例を示す図である。
図19は、環境予測情報に含まれる病害リスクの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
最初に実施形態の内容を列記して説明する。
[実施形態の概要]
【0009】
(1)本開示である収穫支援システムは、圃場で栽培される果実の品質を測定する測定装置と、処理装置と、を備える。前記処理装置は、前記測定装置の出力に基づいて複数種類の品質値を取得する第1処理と、前記複数種類の品質値それぞれを時系列に蓄積した複数の時系列データを取得する第2処理と、前記複数の時系列データに基づいて、前記果実の収穫適期であると予測される予測期間を求める第3処理と、を実行する処理部を備える。
【0010】
上記構成によれば、複数の時系列データを用いて複数種類の品質値の予測を行うことができ、この予測した複数種類の品質値に基づいて収穫適期と予測される予測期間を求めることができる。
この結果、予測期間を、果実の収穫適期の予測結果として出力することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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