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公開番号2025095224
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-26
出願番号2023211085
出願日2023-12-14
発明の名称パラメータ管理システム及び作業車
出願人株式会社クボタ
代理人弁理士法人R&C
主分類B60W 50/10 20120101AFI20250619BHJP(車両一般)
要約【課題】保守点検用パソコン等の外部機器を用いずに、信頼性の高いパラメータ更新処理が可能なパラメータ管理システムの提供。
【解決手段】パラメータ管理システムは、作業車の状態を表示するために作業車に装備された表示パネル8Bと、作業車に搭載された機器の制御に用いられる制御パラメータからなる制御パラメータ群を記録する不揮発性メモリ55aと、表示パネルに表示される前記制御パラメータを指定する人為操作具8aと、表示パネル8Bに表示された制御パラメータの値を、人為操作具8aを用いた操作によって確定し、不揮発性メモリ55aに書き込む変更パラメータ管理部55bを備える。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
作業車のためのパラメータ管理システムであって、
前記作業車の状態を表示するために前記作業車に装備された表示パネルと、
前記作業車に搭載された機器の制御に用いられる制御パラメータからなる制御パラメータ群を記録する不揮発性メモリと、
前記表示パネルに表示される前記制御パラメータを指定する人為操作具と、
前記表示パネルに表示された前記制御パラメータの値を、前記人為操作具を用いた操作によって確定し、前記不揮発性メモリに書き込む変更パラメータ管理部と、を備えるパラメータ管理システム。
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
特殊操作信号に基づいて、通常表示モードから移行するメンテナンスモードにおいて、前記表示パネルは、前記機器の前記制御パラメータの値を表示可能となる請求項1に記載のパラメータ管理システム。
【請求項3】
前記特殊操作信号は、一般ユーザに秘匿されている隠しコマンドによって生成される請求項2に記載のパラメータ管理システム。
【請求項4】
前記変更パラメータ管理部は、前記機器の所定状態を検出する検出センサの検出信号に基づいて、対応する前記制御パラメータの値を更新する請求項1に記載のパラメータ管理システム。
【請求項5】
前記人為操作具の特定操作によって、前記表示パネルに表示される前記制御パラメータに対応する前記機器の前記所定状態が異なる前記所定状態に切り替えられる請求項4に記載のパラメータ管理システム。
【請求項6】
請求項1から5のいずれか一項に記載のパラメータ管理システムを搭載した作業車。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、作業車に装備されている機器のパラメータを管理するパラメータ管理システム、及びこのパラメータ管理システムを搭載した作業車に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、変速操作具の操作位置を検出するポテンショメータの検出値に基づいて、駆動輪が制御される乗用型芝刈機(草刈機)が開示されている。この乗用型芝刈機には、変速操作具が基準操作位置にあるときのポテンショメータの値を基準値(パラメータの一種)として更新記憶する更新記憶処理を行う基準値更新手段が備えられている。その際、車体走行停止状態での変速操作具に対する所定の操作により、更新記憶処理が行われる。例えば、変速操作具の中立位置及び最大速度位置のそれぞれを基準操作位置とし、変速操作具が各基準操作位置に操作された時のポテンショメータの値が検出され、この検出値が中立位置及び最大速度位置の更新値(更新パラメータ)として記憶される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-30435号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1によるパラメータ更新処理は、停車中に変速操作具が所定位置に操作されると所定のパラメータの更新処理が行われるので、手軽である。しかしながら、実際のパラメータ値を確認するわけでないので、パラメータ更新処理の信頼性が低いものとなる。出荷前検査やサービスマンによる保守点検では、制御系に保守点検用パソコン等を接続し、実際に記憶されるパラメータをパソコン画面に表示させながら、パラメータ更新処理が進められる。このようなパラメータ更新処理では、高い信頼性が得られるが、保守点検用パソコン等を接続し、その画面を見ながら行われる作業は、煩わしいものである。
【0005】
上記実情に鑑み、保守点検用パソコン等の外部機器を用いずに、信頼性の高いパラメータ更新処理が可能なパラメータ管理システム、及びこのパラメータ管理システムを搭載した作業車が所望されている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明による、作業車のためのパラメータ管理システムは、前記作業車の状態を表示するために前記作業車に装備された表示パネルと、前記作業車に搭載された機器の制御に用いられる制御パラメータからなる制御パラメータ群を記録する不揮発性メモリと、前記表示パネルに表示される前記制御パラメータを指定する人為操作具と、前記表示パネルに表示された前記制御パラメータの値を、前記人為操作具を用いた操作によって確定し、前記不揮発性メモリに書き込む変更パラメータ管理部とを備える。
【0007】
この構成によれば、作業車の状態を表示するために前記作業車に装備された表示パネルが、作業車に搭載された機器の制御に用いられる制御パラメータの表示に兼用される。人為操作具を用いた操作によって指定された制御パラメータの値が表示パネルに表示される。さらに、表示パネルに表示された制御パラメータ値が適切であると確認されると、人為操作具を用いた操作によって、当該制御パラメータが確定され、不揮発性メモリに書き込まれる。携帯パソコンなどの外部データ処理端末を使用しないにも関わらず、更新処理担当者が作業車の表示パネルで制御パラメータの値を確認しながら、制御パラメータの更新処理を行うので、このパラメータ更新処理は信頼性の高いものとなる。
【0008】
表示パネルは、通常、車速や機器温度やバッテリ状態などを表示している。この表示パネルが制御パラメータの更新処理に用いられる場合には、特別な信号を表示制御系に与える。本発明の実施形態の1つでは、特殊操作信号に基づいて、通常表示モードから移行するメンテナンスモードにおいて、前記表示パネルは、前記機器の前記制御パラメータの値を表示可能となるように構成されている。この構成では、何らかの方法で、特殊操作信号が生成されると、表示パネルは、制御パラメータの値を表示するように機能するので、外部機器の接続などの手間は不要である。
【0009】
制御パラメータの更新処理は、特定の専門家によって行われることが好ましい。このことから、本発明の実施形態の1つでは、前記特殊操作信号は、一般ユーザに秘匿されている隠しコマンドによって生成される。
【0010】
作業車に搭載された機器の制御は、当該機器の所定の状態を検出する検出センサの検出信号に基づいて行われる。したがって、制御パラメータは、対応機器の所定の状態を示す検出信号に関係づけられている。このことから、本発明では、前記変更パラメータ管理部は、前記機器の所定状態を検出する検出センサの検出信号に基づいて、対応する前記制御パラメータの値を更新するように構成されている。
(【0011】以降は省略されています)

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