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公開番号2025099139
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023215568
出願日2023-12-21
発明の名称測定システム、処理装置、果実の測定品質値を求める方法、およびコンピュータプログラム
出願人株式会社クボタ
代理人弁理士法人サンクレスト国際特許事務所
主分類G01N 21/27 20060101AFI20250626BHJP(測定;試験)
要約【課題】果実の品質測定精度を容易に高めることができる技術を提供する。
【解決手段】本開示である測定システム1は、複数の果実Kの品質を測定する第1測定装置2と、第1測定装置2とは異なる構成で複数の果実Kのうちの一部の果実Kの品質を測定する第2測定装置4と、複数の果実Kのうちの対象果実KTの測定品質値を求める管理サーバ8と、を備える。管理サーバ8は、第1測定装置2の出力と第2測定装置4の出力に基づく品質値との相関関係を示すスケーリングデータSと、対象果実KTの品質を測定したときの第1測定装置2の出力と、に基づいて、測定品質値を求める処理を実行する処理部32を備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
複数の果実の品質を測定する第1測定装置と、
前記第1測定装置とは異なる構成で前記複数の果実のうちの一部の果実の品質を測定する第2測定装置と、
前記複数の果実のうちの対象果実の測定品質値を求める処理装置と、を備え、
前記処理装置は、
前記第1測定装置の出力と前記第2測定装置の出力に基づく品質値との相関関係を示すスケーリングデータと、前記対象果実の品質を測定したときの前記第1測定装置の出力と、に基づいて、前記測定品質値を求める処理を実行する処理部を備える
測定システム。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記スケーリングが示す相関関係は、前記第1測定装置の出力に基づく品質値と、前記第2測定装置の出力に基づく品質値と、の相関関係である
請求項1に記載の測定システム。
【請求項3】
前記第1測定装置は、前記複数の果実に対して第1間隔をおいて測定する第1測定ヘッドを備え、
前記第2測定装置は、前記一部の果実に対して前記第1間隔よりも短い第2間隔をおいて測定する第2測定ヘッドを備える
請求項1に記載の測定システム。
【請求項4】
前記一部の果実までの間隔が前記第2間隔である測定位置に前記第2測定ヘッドを移動させる移動機構をさらに備える
請求項3に記載の測定システム。
【請求項5】
前記第1測定装置は、前記複数の果実からの反射光を受光する分光カメラを備え、
前記第2測定装置は、
前記一部の果実に対して光を照射する光源と、
前記一部の果実からの透過光を分光する分光器と、を備える
請求項1に記載の測定システム。
【請求項6】
前記処理部は、前記スケーリングデータを生成する処理をさらに実行する
請求項1に記載の測定システム。
【請求項7】
前記スケーリングデータは、前記一部の果実を前記第1測定装置および前記第2測定装置の両方で測定したときに得られる、前記第1測定装置の複数の出力と、前記第2測定装置の複数の出力に基づく複数の参照品質値と、に基づいて求められる
請求項1または請求項6に記載の測定システム。
【請求項8】
前記スケーリングデータは、前記第1測定装置の複数の出力のうちの最大値および最小値、並びに、前記第2測定装置の複数の参照品質値のうちの最大値および最小値に基づいて求められる
請求項7に記載の測定システム。
【請求項9】
前記第1測定装置および前記第2測定装置が搭載された農業機械をさらに備える
請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の測定システム。
【請求項10】
複数の果実のうちの対象果実の測定品質値を求める処理装置であって、
前記複数の果実の品質を測定する第1測定装置の出力と前記第1測定装置とは異なる構成で前記複数の果実のうちの一部の果実の品質を測定する第2測定装置の出力に基づく品質値との相関関係を示すスケーリングデータと、前記対象果実の品質を測定したときの前記第1測定装置の出力と、に基づいて、前記測定品質値を求める処理を実行する処理部を備える
処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、測定システム、処理装置、果実の測定品質値を求める方法、およびコンピュータプログラムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、果実等の被測定物に光を照射し、透過光を分光分析することで被測定物の糖度や酸度等の品質値を得る測定装置が開示されている。
この測定装置は、光源と、透過光を受光する受光部と、を含むセンサ部を備える。測定装置による品質値の測定は、センサ部を被測定物に近接させることで行われる。被測定物に近接配置されるセンサ部の光源は、光を被測定物に照射する。センサ部の受光部は被測定物を透過した透過光を受光する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-101409号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記測定装置を用いて品質値を測定する場合、センサ部を被測定物に近接させる必要がある。
よって、上記測定装置では、圃場に植樹された多数本の樹木に結実する複数の果実のうちの一部の果実の品質値を測定することはできるが、圃場全体の果実を包括的に測定することは困難である。
【0005】
ここで、いわゆる、ハイパースペクトルカメラ、マルチスペクトルカメラと呼ばれる分光カメラを用いれば、上記測定装置と同様の分光分析を行うことができる。
分光カメラでは、所定の波長帯における撮像画像に基づいて測定が行われる。よって、比較的広範囲を容易に測定可能である。このため、圃場に植樹された多数本の樹木に結実した複数の果実を容易にかつ包括的に測定することができる。
その一方、分光カメラは、上記測定装置と比較して、時間や気候、場所等の外部要因によって測定値にばらつきが生じやすく、分光カメラの測定精度は、上記測定装置よりも低いと言える。
【0006】
このように、一般に、測定精度の低い測定装置は、測定精度の高い測定装置よりも利便性が高い。
本願発明者は、利便性を優先させるために、構成が異なりかつ品質測定精度が比較的低い測定装置を用いたとしても、その品質測定精度を容易に高めることができる方策を見出し、以下に開示する実施形態を完成させた。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示である測定システムは、複数の果実の品質を測定する第1測定装置と、前記第1測定装置とは異なる構成で前記複数の果実のうちの一部の果実の品質を測定する第2測定装置と、前記複数の果実のうちの対象果実の測定品質値を求める処理装置と、を備える。前記処理装置は、前記第1測定装置の出力と前記第2測定装置の出力に基づく品質値との相関関係を示すスケーリングデータと、前記対象果実の品質を測定したときの前記第1測定装置の出力と、に基づいて、前記測定品質値を求める処理を実行する処理部を備える。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、果実の品質測定精度を容易に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態に係る測定システムの全体構成の一例を示す図である。
図2は、農業機械の要部を示すブロック図である。
図3は、第1測定装置の一例を示すブロック図である。
図4Aは、第2測定装置の一例を示すブロック図である。
図4Bは、第2測定ヘッドの断面図である。
図5は、管理サーバの構成例を示すブロック図である。
図6は、圃場における果実Kの品質測定作業の一例を示すフローチャートである。
図7は、圃場の平面図である。
図8は、品質値演算処理の一例を示すフローチャートである。
図9は、複数の第1検量線データの一例を示す図である。
図10は、複数の第2検量線データの一例を示す図である。
図11は、スケーリングデータの一例を示す図である。
図12は、処理部がID=1の果実の測定品質値を求める際の態様を示す図である。
図13は、変形例に係るスケーリングデータの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
最初に実施形態の内容を列記して説明する。
[実施形態の概要]
(【0011】以降は省略されています)

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