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公開番号2025098945
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-02
出願番号2024200142
出願日2024-11-15
発明の名称生分解性樹脂組成物、及びこれを含む生分解性不織布
出願人エスケー リーヴィオ カンパニー リミテッド,SK leaveo Co., Ltd.
代理人SK弁理士法人,個人,個人
主分類C08L 67/02 20060101AFI20250625BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】生分解度に優れ、紡糸性が向上した生分解性樹脂組成物、及びこれを含む生分解性不織布を提供する。
【解決手段】炭素数2~4のジオールから由来する第1の繰り返し単位、及び炭素数2~6の脂肪族ジカルボン酸から由来する第2の繰り返し単位を含む生分解性樹脂と、無機核剤と、を含み、示差走査熱量計を用いて測定された結晶化度が15%~50%である生分解性樹脂組成物炭素数2~4のジオールから由来する第1の繰り返し単位、及び炭素数2~6の脂肪族ジカルボン酸から由来する第2の繰り返し単位を含む生分解性樹脂を提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
炭素数2~4のジオールから由来する第1の繰り返し単位、及び炭素数2~6の脂肪族ジカルボン酸から由来する第2の繰り返し単位を含む生分解性樹脂と、
無機核剤(Inorganic nucleating agent)と、
含み、
示差走査熱量計(Differential scanning calorimetry)を用いて測定された結晶化度が15%~50%である、
生分解性樹脂組成物。
続きを表示(約 920 文字)【請求項2】
前記第1の繰り返し単位:前記第2の繰り返し単位のモル比は、4:1~1:1である、
請求項1に記載の生分解性樹脂組成物。
【請求項3】
前記生分解性樹脂は、芳香族ジカルボン酸から由来する第3の繰り返し単位を更に含むものである、
請求項1に記載の生分解性樹脂組成物。
【請求項4】
前記第1の繰り返し単位:前記第3の繰り返し単位のモル比は、10:3~10:7である、
請求項3に記載の生分解性樹脂組成物。
【請求項5】
前記第2の繰り返し単位:前記第3の繰り返し単位のモル比は、3:2~2:3である、
請求項3に記載の生分解性樹脂組成物。
【請求項6】
前記無機核剤の含量は、前記生分解性樹脂組成物の総重量に対して10ppm~10,000ppmのものである、
請求項1に記載の生分解性樹脂組成物。
【請求項7】
前記無機核剤は、二酸化チタン、タルク、カオリナイト、モンモリロナイト、マイカ、クレイ、ゼオライト、シリカ、黒鉛、カーボンブラック、雲母、硫酸バリウム、ケイ酸カルシウム、炭酸カルシウム、硫化カルシウム、チタン酸カルシウム、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化ネオジウム、及び窒化ホウ素からなる群から選択された1つ以上を含むものである、
請求項1に記載の生分解性樹脂組成物。
【請求項8】
前記生分解性樹脂組成物は、平均長さが10nm~300nmであるナノセルロースを含むものである、
請求項1に記載の生分解性樹脂組成物。
【請求項9】
前記ナノセルロースの含量は、前記生分解性樹脂組成物の総重量に対して10ppm~500ppmのものである、
請求項8に記載の生分解性樹脂組成物。
【請求項10】
前記生分解性樹脂組成物は、3価以上のアルコール及び3価以上のカルボン酸のうち少なくとも1つ以上を含む分枝剤を含むものである、
請求項1に記載の生分解性樹脂組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、生分解性樹脂組成物、及びこれを含む生分解性不織布に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来の衣類繊維、不織布などの素材としてポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレートが使用されていた。近年、環境問題に対する恐れが高まるにつれて、使用期間の短い衣類繊維と、使い捨てとして使用される不織布の処理問題に対する解決方案が求められている。
【0003】
これらの解決方案として生分解性樹脂に対する研究が活発に行われている。生分解性樹脂としてポリ乳酸(poly lactic acid,PLA)、ポリブチレンアジペートテレフタレート(polybutyleneadipate terephthalate,PBAT)、ポリブチレンサクシネート(polybutylene succinate,PBS)などが代替導入されている。
【0004】
しかしながら、生分解性樹脂は、素材に比べて紡糸性に優れておらず、繊維または不織布に製造されるには限界があった。
【0005】
また、生分解性樹脂の紡糸性を向上するため様々な生分解性樹脂を組み合わせていたが、物性が相違する生分解性樹脂の間の混練性が低下して、紡糸後、繊維の間に融着が発生するか糸が切れる問題が発生した。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、生分解度に優れ、紡糸性が向上した生分解性樹脂組成物、及びこれを含む生分解性不織布を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明による生分解性樹脂組成物は、炭素数2~4のジオールから由来する第1の繰り返し単位、及び炭素数2~6の脂肪族ジカルボン酸から由来する第2の繰り返し単位を含む生分解性樹脂と、無機核剤(Inorganic nucleating agent)と、を含み、示差走査熱量計(Differential scanning calorimetry)を用いて測定された結晶化度が15%~50%である。
【0008】
本発明の一実施例において、前記第1の繰り返し単位:前記第2の繰り返し単位のモル比は、4:1~1:1であってもよい。
【0009】
本発明の一実施例において、前記生分解性樹脂は、芳香族ジカルボン酸から由来する第3の繰り返し単位を更に含むものであってもよい。
【0010】
本発明の一実施例において、前記第1の繰り返し単位:前記第3の繰り返し単位のモル比は、10:3~10:7であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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