TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025098367
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-02
出願番号2023214453
出願日2023-12-20
発明の名称吸気マニホールド
出願人マーレジャパン株式会社,マーレ インターナショナル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング,MAHLE International GmbH
代理人アインゼル・フェリックス=ラインハルト,個人,個人
主分類F01M 13/00 20060101AFI20250625BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約【課題】ブローバイガスに含まれる水分がタンブルコントロールバルブに流入することを抑制する。
【解決手段】内燃機関の吸気マニホールド1は、吸気管10と、ブローバイガス通路20と、を備え、吸気管10は、吸気導入部11と、複数の分岐管12と、取付部13と、を備え、ブローバイガス通路20は、ブローバイガスが導入されるブローバイガス導入部23と、内燃機関が車両に搭載される状態で分岐管の車高方向における最も高い位置である頂点部15よりも平面方向において吸気導入部11側に設けられ、ブローバイガスを分岐管の内部に導出するブローバイガス導出部22,22aと、頂点部及びブローバイガス導出部22,22aと平面方向において異なる位置に設けられ、ブローバイガスが流通可能なブローバイガス流路部21、連絡通路部24,24aと、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両に搭載される内燃機関における複数の気筒に連通している吸気管と、前記内燃機関のクランクケースの内部に生じるブローバイガスを前記吸気管へ導くブローバイガス通路と、を備える吸気マニホールドであり、
前記吸気管は、吸気通路を内部に有し、
吸入空気が導入される吸気導入部と、
前記吸気導入部の下流側に設けられ前記吸入空気を分配して前記複数の気筒のそれぞれへと供給する複数の分岐管と、
前記分岐管の下流側に設けられ前記内燃機関の本体側に取り付けられて前記吸気通路を各気筒に繋げる取付部と、
前記取付部の近傍の前記分岐管内に設けられたバルブと、を備え、
前記ブローバイガス通路は、
前記ブローバイガスが導入されるブローバイガス導入部と、
前記内燃機関が前記車両に搭載される状態で前記分岐管の車高方向における最も高い位置である頂点部よりも平面方向において前記吸気導入部側に設けられたブローバイガス導出部と、
前記ブローバイガス導入部と前記ブローバイガス導出部との間に設けられ、前記ブローバイガス導入部と接続されたブローバイガス流路部と、
前記ブローバイガス流路部から分岐されて前記分岐管に延び前記ブローバイガス導出部の位置において前記分岐管に繋がる連絡通路部を備える、
吸気マニホールド。
続きを表示(約 360 文字)【請求項2】
前記ブローバイガス流路部は、
前記複数の分岐管の配列方向に対して略平行に延びており、
前記車高方向において前記ブローバイガス導出部よりも高い位置に設けられ、前記頂点部よりも平面方向において前記取付部側に設けられる、
請求項1に記載の吸気マニホールド。
【請求項3】
前記連絡通路部は、
前記車高方向において前記ブローバイガス流路部の下側に設けられる、
請求項2に記載の吸気マニホールド。
【請求項4】
前記バルブは、円弧状に形成された弁体が、前記分岐管内に円弧状に形成された内面との間に僅かなクリアランスを持って回転軸に対して円弧状に回動するようになっている、
請求項1から3の何れかに記載の吸気マニホールド。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、吸気マニホールドに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、車両が搭載する内燃機関(エンジン)のシリンダとピストンの隙間から吹き抜けるガスを再び吸気マニホールドを通してエンジンに導き再燃焼させるブローバイガス還元装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-060488号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、ブローバイガス還元装置を搭載するエンジンにおいて、ブローバイガスに含まれる水分が凝集して吸気マニホールドとエンジンのシリンダとの間にある気流コントロールバルブに到達して水分が氷結すると気流コントロールバルブの弁部が固着する可能性がある。特に、弁部が円弧状で回転軸によりブランコのように揺動して開閉するタンブルコントロールバルブ(TCV)は、吸気マニホールドの吸気管の内面に対向する弁部の面積が大きく、弁部が氷結して開口部に固着しやすい。このため、ブローバイガス還元装置を有するエンジンでは、吸気マニホールドの吸気管の内部から水分を排除したいという要求があった。
【0005】
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、ブローバイガスに含まれる水分が気流コントロールバルブに流入することを抑制することができる吸気マニホールドを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明に係る吸気マニホールドは、車両に搭載される内燃機関における複数の気筒に連通している吸気管と、前記内燃機関のクランクケースの内部に生じるブローバイガスを前記吸気管へ導くブローバイガス通路と、を備え、前記吸気管は、吸気通路を内部に有し、吸入空気が導入される吸気導入部と、前記吸気導入部の下流側に設けられ前記吸入空気を分配して前記複数の気筒のそれぞれへと供給する複数の分岐管と、前記分岐管の下流側に設けられ前記内燃機関の本体側に取り付けられて前記吸気通路を各気筒に繋げる取付部と、前記取付部の近傍の前記分岐管内に設けられたバルブと、を備え、前記ブローバイガス通路は、前記ブローバイガスが導入されるブローバイガス導入部と、前記内燃機関が前記車両に搭載される状態で前記分岐管の車高方向における最も高い位置である頂点部よりも平面方向において前記吸気導入部側に設けられたブローバイガス導出部と、前記ブローバイガス導入部と前記ブローバイガス導出部との間に設けられ、前記ブローバイガス導入部と接続されたブローバイガス流路部と、前記ブローバイガス流路部から分岐されて前記分岐管に延び前記ブローバイガス導出部の位置において前記分岐管に繋がる連絡通路部と、を備える。
【0007】
本発明の一態様に係る吸気マニホールドにおいて、前記ブローバイガス流路部は、前記複数の分岐管の配列方向に対して略平行に延びており、前記車高方向において前記ブローバイガス導出部よりも高い位置に設けられ、前記頂点部よりも平面方向において前記取付部側に設けられる。
【0008】
本発明の一態様に係る吸気マニホールドにおいて、前記連絡通路部は、前記車高方向において前記ブローバイガス流路部の下側に設けられる。
【0009】
本発明の一態様に係る吸気マニホールドにおいて、前記バルブは、円弧状に形成された弁体が、前記分岐管内に円弧状に形成された内面との間に僅かなクリアランスを持って回転軸に対して円弧状に回動するようになっている円弧状に形成された弁体が、前記分岐管内に円弧状に形成された内面との間に僅かなクリアランスを持って回転軸に対して円弧状に回動するようになっている。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、ブローバイガスに含まれる水分が気流コントロールバルブに流入することを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

ボッシュ株式会社
排気浄化装置
16日前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関
29日前
ダイハツ工業株式会社
排気浄化装置
2日前
スズキ株式会社
内燃機関の還流装置
10日前
ダイハツ工業株式会社
エンジン
12日前
トヨタ自動車株式会社
車両の制御装置
17日前
株式会社三五
排気部品の取付装置
18日前
スズキ株式会社
内燃機関の気体分離装置
9日前
スズキ株式会社
可変動弁装置
23日前
株式会社アイシン
往復動内燃機関
5日前
フタバ産業株式会社
排水装置
26日前
フタバ産業株式会社
排気系部品
16日前
日産自動車株式会社
暖房用遮断弁の取付構造
12日前
スズキ株式会社
内燃機関の排気浄化装置の制御装置
10日前
スズキ株式会社
車両の排気浄化システムの制御装置
17日前
フタバ産業株式会社
排気部品の製造方法
16日前
株式会社SUBARU
エンジン
11日前
学校法人早稲田大学
多重衝突パルス噴流圧縮方式のエンジン
26日前
三菱重工マリンマシナリ株式会社
軸流タービン
10日前
いすゞ自動車株式会社
再生システム
24日前
カワサキモータース株式会社
エンジン
11日前
カワサキモータース株式会社
エンジン
2日前
株式会社SUBARU
バルブガイド、及び、バルブガイドの組付方法
23日前
ヤマハ発動機株式会社
小型船舶および船舶用エンジンの冷却システム
25日前
個人
煤を連続して除去する燃料添加剤と煤を連続除去して燃費を改善する方法
29日前
カワサキモータース株式会社
エンジンシステム
9日前
三菱重工業株式会社
ブリスク翼、及び回転機械
9日前
ダイムラー トラック エージー
排ガス案内装置
29日前
日産自動車株式会社
エンジンのファンカップリング制御方法および装置
19日前
株式会社三五
排気系の容器体及びその製造方法
9日前
日本碍子株式会社
流体処理装置用筒状部材及び流体処理装置
11日前
株式会社ニコン
羽根部材、構造部材
2日前
いすゞ自動車株式会社
故障判定装置、故障判定方法及びプログラム
5日前
株式会社東芝
タービン軸シール装置
3日前
日本碍子株式会社
流体処理装置用筒状部材及び流体処理装置用筒状部材の製造方法
11日前
Astemo株式会社
制御弁及びこの制御弁を用いた内燃機関のバルブタイミング制御装置
17日前
続きを見る