TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025097854
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-01
出願番号2023214313
出願日2023-12-19
発明の名称工具用グリップ及びグリップ付き工具
出願人株式会社ミズタニ
代理人個人
主分類B25G 3/00 20060101AFI20250624BHJP(手工具;可搬型動力工具;手工具用の柄;作業場設備;マニプレータ)
要約【課題】工具本体に対して取り外し可能に装着される工具用グリップであって、工具本体に対する装着のしやすさと抜けにくさを兼ね備えた工具用グリップ及びグリップ付き工具を提供すること。
【解決手段】本発明の工具用グリップ1は、先端に刃先と、棒状の工具軸を備えた工具本体の後部に長手方向にわたって取り外し可能に装着されるが、工具本体の工具軸を挿入・装着するために形成された装着穴14の内面に長手方向に直線状に延びるスリット溝15が形成されているので、工具用グリップ1に工具本体をスムースに挿入でき装着しやすくなるとともに、抜けにくく、強固に装着・固定することを可能とする、工具本体に対する装着のしやすさと抜けにくさを兼ね備えた工具用グリップ1となる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
棒状の工具軸を備えた工具本体の後部に長手方向にわたって装着されるための、当該工具本体と取り外し可能な工具用グリップであって、
軟質樹脂で一体的に形成され、
前記工具軸の後部を長手方向に挿入するための装着穴が形成され、
当該装着穴の内面に長手方向に直線状に延びるスリット溝が形成されていることを特徴とする工具用グリップ。
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
前記装着穴の形状が、断面視で円形状であることを特徴とする請求項1に記載の工具用グリップ。
【請求項3】
前記スリット溝の形状が、断面視で底に向かって塞がる形状であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の工具用グリップ。
【請求項4】
前記スリット溝の形状が、断面視で半円形状または半楕円形状であることを特徴とする請求項3に記載の工具用グリップ。
【請求項5】
前記スリット溝の深さが0.3~0.8mmであることを特徴とする請求項4に記載の工具用グリップ。
【請求項6】
前記工具本体の前記工具軸の外径と前記装着穴の内径との差が、工具軸の外径-装着穴の内径=0~0.1mmであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の工具用グリップ。
【請求項7】
前記軟質樹脂が、シリコンゴム、天然ゴム、ブタジエンゴム、スチレンブタジエンゴム、アクリロニトリルブタジエンスチレンゴム、エチレンプロピレンジエンゴム、ブチルゴム、エチレンプロピレンゴム、熱可塑性エラストマー及び熱可塑性ポリウレタンよりなる群から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の工具用グリップ。
【請求項8】
棒状の工具軸を備えた工具本体の後部に、
請求項1または請求項2に記載の工具用グリップを装着したことを特徴とするグリップ付き工具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、工具用グリップ及びグリップ付き工具に関する。さらに詳しくは、工具本体の工具軸の後部に取り外し可能に装着される工具用グリップであって、装着のしやすさと抜けにくさを兼ね備えた工具用グリップ及び工具用グリップを備えた工具に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
ドライバー等の手で握って操作して使用される工具(工具について、グリップが装着されていない状態のものを、本発明にあっては「工具本体」と呼んでいる。)は、機能部分となる刃先を先端に備えるとともに、使用時に握りやすくし、操作性を良好とするために、棒状の工具軸の後部に対して長手方向にわたってグリップ(持ち手)が装着されることがある。このようなグリップ(工具用グリップ)は、使用者が握った際に手指に加わる圧迫感を軽減するため等の理由で、成形体として弾力性を備えることが求められている。
【0003】
このような工具用グリップを備えた手動工具(グリップ付き工具)として、例えば、工具軸の周囲に硬質樹脂から形成されるグリップ本体と、かかるグリップ本体の周囲を部分的に軟質の樹脂でなる被覆層で覆ったグリップを備えた構成の部材が提供されている(例えば、特許文献1等を参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平8-141923号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前記した特許文献1等に開示される構成の工具用グリップは、工具本体に対して固定され、取り外し可能とすることを考慮しているものではなかった。一方、近年、シリコンゴムや合成ゴム等の弾力性がある軟質樹脂で形成された成形体からなり、工具本体の工具軸の後部に対して取り外し可能な工具用グリップが提供されている。このような工具用グリップは、全体をシリコンゴム等の弾力性のある軟質樹脂で一体的に形成されているため、握りやすく、その結果、工具本体に装着した際の操作性も良好となる。
【0006】
しかしながら、このような構成の従来の取り外し可能な工具用グリップ(グリップ)は、工具本体の工具軸に対して抜けやすいことが問題となっていた。工具用グリップが工具本体の工具軸に対して抜けやすい場合には、作業時にグリップが空回りしてしまって操作性が悪くなるばかりか、高所作業時に工具本体が工具用グリップから抜けて、外れて落下してしまうと、下方にいる作業者に当たった場合には怪我をしてしまうという問題も発生していた。
【0007】
かかる問題から、工具軸を抜けにくくするため、工具用グリップの装着穴の内径と工具軸の外径とのクリアランスをできる限りなくすか、工具用グリップの装着穴の内径を工具軸の外径より小さくする等がなされる場合もあった。一方、このような場合は、工具用グリップの装着穴に工具本体の工具軸が挿入しにくくなるため、グリップの装着がスムースに実施することができなくなるという別の問題が発生していた。
【0008】
以上のような背景から、工具本体に対して取り外し可能に装着される工具用グリップについて、工具本体に対する装着のしやすさと抜けにくさを兼ね備えた工具用グリップの提供が望まれていた。
【0009】
本発明は、前記の課題に鑑みてなされたものであり、工具本体に対して取り外し可能に装着される工具用グリップであって、工具本体に対する装着のしやすさと抜けにくさを兼ね備えた工具用グリップ及びグリップ付き工具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記の課題を解決するために、本発明に係る工具用グリップは、
棒状の工具軸を備えた工具本体の後部に長手方向にわたって装着されるための、当該工具本体と取り外し可能な工具用グリップであって、
軟質樹脂で一体的に形成され、
前記工具軸の後部を長手方向に挿入するための装着穴が形成され、
当該装着穴の内面に長手方向に直線状に延びるスリット溝が形成されていることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社ミズタニ
工具用グリップ及びグリップ付き工具
5日前
株式会社ザイテック
吸着装置
10日前
日東精工株式会社
電動ドライバ
1か月前
トヨタ自動車株式会社
関節機構
1か月前
株式会社ダイヘン
移動体
1か月前
個人
ペグハンマおよびペグハンマ用部品
3日前
株式会社ダイヘン
搬送装置
3日前
工機ホールディングス株式会社
作業機
25日前
学校法人五島育英会
アーム機構
1か月前
株式会社スター精機
吸着パッド
1か月前
工機ホールディングス株式会社
作業機
25日前
工機ホールディングス株式会社
作業機
25日前
株式会社スター精機
吸着パッド
1か月前
住友重機械工業株式会社
支援装置
3日前
住友重機械工業株式会社
支援装置
3日前
オークラ輸送機株式会社
ハンド装置
18日前
株式会社スター精機
産業用ロボット
1か月前
ホシデン株式会社
分解用治具
3日前
アピュアン株式会社
衝撃工具
5日前
川崎重工業株式会社
ロボットシステム
19日前
株式会社リコー
多関節ロボット
1か月前
株式会社リコー
多関節ロボット
3日前
株式会社安川電機
ロボット
1か月前
株式会社安川電機
ロボット
1か月前
株式会社ダイヘン
ロボット制御システム
1か月前
株式会社安川電機
ロボット
1か月前
株式会社ジャノメ
ロボット
27日前
小倉クラッチ株式会社
ロボット用ツール交換装置
1か月前
セイコーエプソン株式会社
ロボット
1か月前
セイコーエプソン株式会社
ロボット
13日前
株式会社マキタ
回転工具
20日前
株式会社マキタ
電動工具
17日前
オムロン株式会社
ロボット
1か月前
オムロン株式会社
ロボット
1か月前
住友重機械工業株式会社
減速装置選定支援装置
3日前
SMC株式会社
コンプライアンスユニット
24日前
続きを見る