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公開番号2025097714
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-01
出願番号2023214066
出願日2023-12-19
発明の名称異臭検出方法、点検方法、プログラム、及び異臭検出システム
出願人パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人弁理士法人北斗特許事務所
主分類G01R 31/00 20060101AFI20250624BHJP(測定;試験)
要約【課題】本開示の課題は、点検対象での異臭の発生の有無についての判定精度の向上を図ることにある。
【解決手段】異臭検出方法は、異臭検出システムで実行される。異臭検出方法は、第1取得工程と、第2取得工程と、判定工程と、を含む。第1取得工程は、内部空間S1と外部空間S2とをつなぐ複数の通気口700を有する点検対象の複数の通気口700のうち第1の通気口701を通る臭気成分を検出する第1センサ81から、臭気成分の第1検出値を取得することを含む。第2取得工程は、複数の通気口700のうち第2の通気口702を通る臭気成分を検出する第2センサ82から、臭気成分の第2検出値を取得することを含む。判定工程は、第1検出値と第2検出値との差分に基づいて、点検対象での異臭の発生の有無を判定することを含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
異臭検出システムで実行される異臭検出方法であって、
内部空間と外部空間とをつなぐ複数の通気口を有する点検対象の前記複数の通気口のうち第1の通気口を通る臭気成分を検出する第1センサから、前記臭気成分の第1検出値を取得する第1取得工程と、
前記複数の通気口のうち第2の通気口を通る前記臭気成分を検出する第2センサから、前記臭気成分の第2検出値を取得する第2取得工程と、
前記第1検出値と前記第2検出値との差分に基づいて、前記点検対象での異臭の発生の有無を判定する判定工程と、を含む、
異臭検出方法。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記点検対象は、キュービクル式高圧受電設備である、
請求項1に記載の異臭検出方法。
【請求項3】
前記臭気成分は、前記点検対象の前記内部空間内のケーブルの絶縁被覆劣化又は前記ケーブル自体の内部損傷に伴う異常加熱によって発生する気体を含む、
請求項1に記載の異臭検出方法。
【請求項4】
正常時において前記第1センサで検出された前記臭気成分の検出値を第1基準値として設定する第1基準設定工程と、
前記正常時において前記第2センサで検出された前記臭気成分の検出値を第2基準値として設定する第2基準設定工程と、を更に含み、
前記判定工程は、
前記第1検出値と前記第1基準値との差分を第1差分値として演算する第1演算工程と、
前記第2検出値と前記第2基準値との差分を第2差分値として演算する第2演算工程と、を含み、
前記判定工程は、前記第1差分値と前記第2差分値との差分に基づいて、前記点検対象での異臭の有無を判定することを含む、
請求項1に記載の異臭検出方法。
【請求項5】
前記第1基準値は、所定期間において前記第1センサで検出された臭気成分の検出値の平均値であり、
前記第2基準値は、所定期間において前記第2センサで検出された臭気成分の検出値の平均値である、
請求項4に記載の異臭検出方法。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか1項に記載の異臭検出方法を、予め決められた期間ごとに自動で実行することを含む、
点検方法。
【請求項7】
請求項1~5のいずれか1項に記載の異臭検出方法を、前記異臭検出システムの外部からの指示に応じて実行することを含む、
点検方法。
【請求項8】
前記異臭検出システムが備える1以上のプロセッサに、請求項1~5のいずれか1項に記載の異臭検出方法を実行させる、プログラム。
【請求項9】
前記異臭検出システムが備える1以上のプロセッサに、請求項6に記載の点検方法を実行させる、プログラム。
【請求項10】
前記異臭検出システムが備える1以上のプロセッサに、請求項7に記載の点検方法を実行させる、プログラム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、一般に異臭検出方法、点検方法、プログラム、及び異臭検出システムに関する。本開示は、より詳細には、点検対象での異臭の発生を検出する異臭検出方法、点検方法、プログラム、及び異臭検出システムに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、キュービクル自動保安点検システムが開示されている。特許文献1では、キュービクル装置が、内部に配置され測定値として臭気を検知する臭気検知部と、検知された臭気の臭気情報をネットワークを介して出力する臭気情報出力部と、を有する臭気ユニットを有することが例示されている。
【0003】
また、特許文献1には、臭気センサは、キュービクル内に一か所のみ設けておくことも考えられるが、複数個所に分散させて設けることとしてもよいこと、分散設置する場合には、その臭気センサが狙うケーブルのそばや、発煙した場合にその煙の流路となることが想定される位置に配置することが好ましいこと、この場合には狙いとなるケーブルやケーブルの部位と、その臭気センサの機器識別情報とを関連付けてアラーム出力装置がデータベースを備えるように構成することが好ましいことが、記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-64384号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
キュービクル(キュービクル式高圧受電設備)等の装置では、異臭の発生の有無についての判定精度の向上が望まれている。
【0006】
本開示の課題は、点検対象での異臭の発生の有無についての判定精度の向上を図ることにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様の異臭検出方法は、異臭検出システムで実行される。前記異臭検出方法は、第1取得工程と、第2取得工程と、判定工程と、を含む。前記第1取得工程は、内部空間と外部空間とをつなぐ複数の通気口を有する点検対象の前記複数の通気口のうち第1の通気口を通る臭気成分を検出する第1センサから、前記臭気成分の第1検出値を取得することを含む。前記第2取得工程は、前記複数の通気口のうち第2の通気口を通る前記臭気成分を検出する第2センサから、前記臭気成分の第2検出値を取得することを含む。前記判定工程は、前記第1検出値と前記第2検出値との差分に基づいて、前記点検対象での異臭の発生の有無を判定することを含む。
【0008】
本開示の一態様の点検方法は、前記異臭検出方法を、予め決められた期間ごとに自動で実行することを含む。
【0009】
本開示の一態様の点検方法は、前記異臭検出方法を、前記異臭検出システムの外部からの指示に応じて実行することを含む。
【0010】
本開示の一態様のプログラムは、前記異臭検出システムが備える1以上のプロセッサに、前記異臭検出方法を実行させるプログラムである。
(【0011】以降は省略されています)

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