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公開番号
2025096257
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-26
出願番号
2024218941
出願日
2024-12-13
発明の名称
給油システム、情報処理装置、給油制御方法及び給油制御プログラム
出願人
コスモ石油マーケティング株式会社
,
株式会社タツノ
,
株式会社ELEMENTS
代理人
弁理士法人ITOH
主分類
G06T
7/20 20170101AFI20250619BHJP(計算;計数)
要約
【課題】給油シーンに応じた処理を実行可能な給油システムを提供する。
【解決手段】給油機と、前記給油機を含む領域を撮影するカメラと、情報処理装置と、を有する給油システムであって、前記情報処理装置は、前記カメラにより撮影された画像データから、給油ノズルを適切な姿勢で把持する給油者または給油ノズルを適切な姿勢で把持していない給油者を認識する画像認識部と、認識結果に基づいて、給油許否を判定する判定部と、を有し、前記画像認識部または前記判定部は、給油者による給油が開始された場合に、給油許可の判定結果を出力するための条件を緩和する、または、給油不許可の判定結果を出力するための条件を強化する。
【選択図】図10
特許請求の範囲
【請求項1】
給油機と、
前記給油機を含む領域を撮影するカメラと、
情報処理装置と、を有する給油システムであって、
前記情報処理装置は、
前記カメラにより撮影された画像データから、給油ノズルを適切な姿勢で把持する給油者または給油ノズルを適切な姿勢で把持していない給油者を認識する画像認識部と、
認識結果に基づいて、給油許否を判定する判定部と、を有し、
前記画像認識部または前記判定部は、給油者による給油が開始された場合に、給油許可の判定結果を出力するための条件を緩和する、または、給油不許可の判定結果を出力するための条件を強化する、
給油システム。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
前記給油ノズルを適切な姿勢で把持する給油者を認識することには、少なくとも、
給油口に挿入された状態の給油ノズルを適切な姿勢で把持する給油者を認識することが含まれ、
前記給油ノズルを適切な姿勢で把持していない給油者を認識することには、少なくとも、
給油口に挿入されていない状態の給油ノズルを把持する給油者を認識すること、
給油ノズルが給油者の陰に隠れているために、給油ノズルを把持していることが判定できない給油者を認識すること、
給油口に挿入された状態の給油ノズルを適切でない姿勢で把持する給油者を認識することのいずれかが含まれる、
請求項1に記載の給油システム。
【請求項3】
前記判定部は、
給油者による給油開始前に、前記給油ノズルが給油者の陰に隠れている場合は、給油不許可と判定し、
給油者による給油開始後に、前記給油ノズルが給油者の陰に隠れている場合は、給油不許可と判定しない、
請求項2に記載の給油システム。
【請求項4】
前記画像認識部は、
学習済みのモデルによって、前記給油ノズルを適切な姿勢で把持する給油者と認識された際の尤度が、第1の閾値以上であった場合に、前記給油ノズルを適切な姿勢で把持する給油者を認識したとの認識結果を出力し、
給油者による給油が開始された場合に、前記第1の閾値を、給油開始前よりも低い値へと切り替える、
請求項2に記載の給油システム。
【請求項5】
前記画像認識部は、
学習済みのモデルによって、前記給油ノズルを適切な姿勢で把持していない給油者と認識された際の尤度が、第2の閾値以上であった場合に、前記給油ノズルを適切な姿勢で把持していない給油者を認識したとの認識結果を出力し、
給油者による給油が開始された場合に、前記第2の閾値を、給油開始前よりも高い値へと切り替える、
請求項2に記載の給油システム。
【請求項6】
前記画像認識部は、
前記給油ノズルを適切な姿勢で把持する給油者を認識するための学習を、異なる学習用データを用いて行った学習済みのモデルのそれぞれのモデルパラメータを有し、
給油者による給油が開始された場合に、前記学習済みモデルのモデルパラメータを切り替える、
請求項2に記載の給油システム。
【請求項7】
前記画像認識部は、
前記給油ノズルを適切な姿勢で把持していない給油者を認識するための学習を、異なる学習用データを用いて行った学習済みのモデルのそれぞれのモデルパラメータを有し、
給油者による給油が開始された場合に、前記学習済みモデルのモデルパラメータを切り替える、
請求項2に記載の給油システム。
【請求項8】
前記判定部は、
給油者による給油開始前に、前記画像認識部が、前記給油ノズルを適切な姿勢で把持していない給油者を認識した場合には、給油不許可と判定し、
給油者による給油開始後に、前記画像認識部が、前記給油ノズルを適切な姿勢で把持していない給油者を認識した場合であって、前記給油ノズルが給油者の陰に隠れているために、前記給油ノズルを把持していることが判定できない給油者を認識した場合には、給油不許可と判定しない、
請求項2に記載の給油システム。
【請求項9】
前記判定部は、
前記給油ノズルを適切な姿勢で把持する給油者を認識したとの認識結果が、第3の閾値以上の時間、継続した場合に、給油許可と判定し、
給油者による給油が開始された場合に、前記第3の閾値を、給油開始前よりも短い時間へと切り替える、
請求項1に記載の給油システム。
【請求項10】
前記判定部は、
前記給油ノズルを適切な姿勢で把持していない給油者を認識したとの認識結果が、第4の閾値以上の時間、継続した場合に、給油不許可と判定し、
給油者による給油が開始された場合に、前記第4の閾値を、給油開始前よりも長い時間へと切り替える、
請求項1に記載の給油システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、給油システム、情報処理装置、給油制御方法及び給油制御プログラムに関する。
続きを表示(約 3,600 文字)
【背景技術】
【0002】
サービスステーション向けの給油システムとして、給油者である顧客の給油行為を監視し、AI等を活用することで給油許否を判定する給油システムの開発が進められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-83377号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一方で、サービスステーションにおける給油シーンは様々であり、給油システムの開発にあたっては、給油シーンに応じて、給油許否の判定方法や判定結果の出力方法等を変更する構成とすることが望まれる。
【0005】
一つの側面では、給油シーンに応じた処理を実行可能な給油システムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一態様によれば、給油システムは、
給油機と、
前記給油機を含む領域を撮影するカメラと、
情報処理装置と、を有する給油システムであって、
前記情報処理装置は、
前記カメラにより撮影された画像データから、給油ノズルを適切な姿勢で把持する給油者または給油ノズルを適切な姿勢で把持していない給油者を認識する画像認識部と、
認識結果に基づいて、給油許否を判定する判定部と、を有し、
前記画像認識部または前記判定部は、給油者による給油が開始された場合に、給油許可の判定結果を出力するための条件を緩和する、または、給油不許可の判定結果を出力するための条件を強化する。
【発明の効果】
【0007】
給油シーンに応じた処理を実行可能な給油システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1の実施形態に係る給油システムを構築するための学習の流れを示す図である。
サービスステーションにおける給油シーンの一例を示す第1の図である。
サービスステーションにおける給油シーンの一例を示す第2の図である。
第1学習用データを生成するまでの処理の概要を示す図である。
第2学習用データを生成するまでの処理の概要を示す図である。
学習装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
学習装置の機能構成の一例を示す図である。
第1学習用データの具体例を示す図である。
第2学習用データの具体例を示す図である。
学習処理の流れを示すフローチャートの一例である。
情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
情報処理装置の機能構成の一例を示す図である。
情報処理装置の区間判定部の機能構成の一例を示す図である。
情報処理装置の区間判定部による処理の具体例を示す図である。
情報処理装置の画像認識部の機能構成の一例を示す図である。
情報処理装置の画像認識部による処理の具体例を示す第1の図である。
情報処理装置の画像認識部による処理の具体例を示す第2の図である。
情報処理装置の第1給油監視部の機能構成の一例を示す図である。
情報処理装置の第2給油監視部の機能構成の一例を示す図である。
第1給油監視部の第1判定ロジックを用いた処理の流れを示す第1のフローチャートの一例である。
第1給油監視部の第1判定ロジックを用いた処理の流れを示す第2のフローチャートの一例である。
第1給油監視部の第2判定ロジックを用いた処理の流れを示す第1のフローチャートの一例である。
第1給油監視部の第2判定ロジックを用いた処理の流れを示す第2のフローチャートの一例である。
第1給油監視部の第2判定ロジックを用いた処理の流れを示す第3のフローチャートの一例である。
第1給油監視部の第2判定ロジックを用いた処理の流れを示す第4のフローチャートの一例である。
第1給油監視部の第3判定ロジックを用いた処理の流れを示す第1のフローチャートの一例である。
第1給油監視部の第3判定ロジックを用いた処理の流れを示す第2のフローチャートの一例である。
第1給油監視部のポリタンク判定部を用いた処理、及び、火気判定部を用いた処理の流れを示すフローチャートの一例である。
第2給油監視部の第1判定ロジックを用いた処理の流れを示す第1のフローチャートの一例である。
第2給油監視部の第1判定ロジックを用いた処理の流れを示す第2のフローチャートの一例である。
第2給油監視部の第2判定ロジックを用いた処理の流れを示す第1のフローチャートの一例である。
第2給油監視部の第2判定ロジックを用いた処理の流れを示す第2のフローチャートの一例である。
第2給油監視部の第2判定ロジックを用いた処理の流れを示す第3のフローチャートの一例である。
第2給油監視部の第2判定ロジックを用いた処理の流れを示す第4のフローチャートの一例である。
第2給油監視部の第3判定ロジックを用いた処理の流れを示す第1のフローチャートの一例である。
第2給油監視部の第3判定ロジックを用いた処理の流れを示す第2のフローチャートの一例である。
第2給油監視部の火気判定部を用いた処理の流れを示すフローチャートの一例である。
情報処理装置の出力制御部の機能構成の一例を示す図である。
出力情報の一例を示す図である。
第1の実施形態に係る給油システムによる給油制御処理の流れを示すフローチャートの一例である。
情報処理装置の機能構成の他の一例を示す図である。
情報処理装置の第1給油監視部の機能構成の他の一例を示す図である。
情報処理装置の第2給油監視部の機能構成の他の一例を示す図である。
情報処理装置の画像認識部の機能構成の他の一例を示す図である。
画像認識処理において尤度の閾値を切り替える場合の処理の具体例を示す図である。
画像認識処理においてモデルパラメータを切り替える場合の処理の具体例を示す図である。
認識結果の原因に基づいて判定方法を切り替える場合の処理の具体例を示す図である。
第1給油監視部の第1判定ロジックを用いた処理の流れを示す第1のフローチャートの他の一例である。
第1給油監視部の第1判定ロジックを用いた処理の流れを示す第2のフローチャートの他の一例である。
第1給油監視部の第2判定ロジックを用いた処理の流れを示す第1のフローチャートの他の一例である。
第1給油監視部の第2判定ロジックを用いた処理の流れを示す第2のフローチャートの他の一例である。
第1給油監視部の第2判定ロジックを用いた処理の流れを示す第3のフローチャートの他の一例である。
第1給油監視部の第2判定ロジックを用いた処理の流れを示す第4のフローチャートの他の一例である。
第6の実施形態に係る給油システムによる給油制御処理の流れを示すフローチャートの一例である。
火気判定部を用いた処理の流れを示すフローチャートの他の一例である。
出力情報の他の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、各実施形態について添付の図面を参照しながら説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省略する。
【0010】
[第1の実施形態]
<学習の流れ>
はじめに、第1の実施形態に係る給油システムを構築するための学習の流れについて説明する。図1は、第1の実施形態に係る給油システムを構築するための学習の流れを示す図である。図1に示すように、第1の実施形態に係る給油システムを構築するにあたっては、複数のサービスステーション(例えば、サービスステーション110、111、・・・)において収集された画像データを用いる。また、1つのサービスステーションにおいて、異なる給油種を給油可能な場合には、それぞれの給油種について収集された画像データを用いる。なお、ここでいう異なる給油種とは、ガソリン、軽油等のように車両用の燃料油(以下では、「第1給油種」の燃料油と称す)と、灯油等のように車両以外を用途とする燃料油(以下、「第2給油種」の燃料油と称す)とを指すものとする。
(【0011】以降は省略されています)
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