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公開番号
2025095285
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-26
出願番号
2023211199
出願日
2023-12-14
発明の名称
有機系混合物の混合割合を算出する方法
出願人
住友ゴム工業株式会社
代理人
弁理士法人WisePlus
主分類
G01N
25/20 20060101AFI20250619BHJP(測定;試験)
要約
【課題】有機系混合物の混合割合を精度よく算出する方法を提供する。
【解決手段】熱重量分析法により有機系混合物の質量の温度変化を測定する測定工程を含み、前記測定工程は、50℃/分以下で昇温しながら前記有機系混合物の質量を測定する工程1、及び、質量減少を検知後、0.1℃/分以下で昇温しながら前記有機系混合物の質量を測定する工程2を含む有機系混合物の混合割合を算出する方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
熱重量分析法により有機系混合物の質量の温度変化を測定する測定工程を含み、
前記測定工程は、50℃/分以下で昇温しながら前記有機系混合物の質量を測定する工程1、及び、質量減少を検知後、0.1℃/分以下で昇温しながら前記有機系混合物の質量を測定する工程2を含む有機系混合物の混合割合を算出する方法。
続きを表示(約 160 文字)
【請求項2】
前記測定工程により得られた質量の温度変化曲線から質量減少率の温度微分曲線を得、該温度微分曲線からピークを分離して、関数フィッティングにより前記有機系混合物中の成分を定量する定量工程を含む請求項1記載の方法。
【請求項3】
前記定量工程をコンピュータに実行させる請求項2記載の方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、有機系混合物の混合割合を算出する方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
有機材料を混合して調製された混合物の品質を管理するために、該混合物内の各成分の混合割合(組成の質量比)を分析することが行われるが、物質の組成を分析する方法の一つとして、熱重量分析法(TGA)が知られている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平4-278448号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述のとおり、熱重量分析法を用いて物質の組成を分析することが知られているが、本発明者らが鋭意検討した結果、有機材料を混合して調製された有機系混合物においては、熱重量分析測定を行うと、有機系混合物中の各成分の熱分解が近い温度でほぼ同時に起こるため、各成分の熱分解を分けて検出することができない、という問題があることを見出した。
【0005】
本発明は、前記課題を解決し、有機系混合物の混合割合を精度よく算出する方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、熱重量分析法により有機系混合物の質量の温度変化を測定する測定工程を含み、
前記測定工程は、50℃/分以下で昇温しながら前記有機系混合物の質量を測定する工程1、及び、質量減少を検知後、0.1℃/分以下で昇温しながら前記有機系混合物の質量を測定する工程2を含む有機系混合物の混合割合を算出する方法に関する。
【発明の効果】
【0007】
本発明は、熱重量分析法により有機系混合物の質量の温度変化を測定する測定工程を含み、前記測定工程は、50℃/分以下で昇温しながら前記有機系混合物の質量を測定する工程1、及び、質量減少を検知後、0.1℃/分以下で昇温しながら前記有機系混合物の質量を測定する工程2を含む有機系混合物の混合割合を算出する方法であるので、有機系混合物の混合割合を精度よく算出することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
配合1を比較例1の方法で解析した結果。
配合1を比較例2の方法で解析した結果。
配合1を実施例1の方法で解析した結果。
配合2を比較例2の方法で解析した結果。
配合2を実施例1の方法で解析した結果。
配合3を比較例2の方法で解析した結果。
配合3を実施例1の方法で解析した結果。
配合4を比較例2の方法で解析した結果。
配合4を実施例1の方法で解析した結果。
配合5を比較例2の方法で解析した結果。
配合5を実施例1の方法で解析した結果。
実施例1における解析結果と理論値との相関関係を表すグラフ。
比較例2における解析結果と理論値との相関関係を表すグラフ。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明は、熱重量分析法により有機系混合物の質量の温度変化を測定する測定工程を含み、前記測定工程は、50℃/分以下で昇温しながら前記有機系混合物の質量を測定する工程1、及び、質量減少を検知後、0.1℃/分以下で昇温しながら前記有機系混合物の質量を測定する工程2を含む有機系混合物の混合割合を算出する方法である。このような方法とすることにより、有機系混合物の混合割合を精度よく算出することができる。
【0010】
本発明の方法に供される有機系混合物は、2種類以上の有機材料を混合して調製されるものである。該有機材料としては、特に限定されず、あらゆる有機系の材料を用いることができるが、例えば、1種類以上の高分子材料と、1種類以上の有機系充填剤とを混合して調製される有機系混合物は、各成分の熱分解が非常に近い温度でほぼ同時に起こるため、本発明の方法に供した場合に本発明の効果がより顕著に得られることから、上記有機系混合物としては、1種類以上の高分子材料と、1種類以上の有機系充填剤とを混合して調製されるものが好ましい。なおこれら成分の配合比は、その用途に応じて適宜調整することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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