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公開番号2025095046
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-26
出願番号2023210816
出願日2023-12-14
発明の名称連結部材
出願人JFE建材株式会社,内田鍛工株式会社
代理人弁理士法人きさ特許商標事務所
主分類E02D 3/10 20060101AFI20250619BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】組み立て作業の時間を短縮でき、施工コストを削減することができるコルゲートパイプに用いられる連結部材を提供すること。
【解決手段】U字状に折り曲げて両端にフランジが形成されたコルゲートシートを、円筒状に前記フランジを重ねたる連結部材であって、上側に位置するフランジである上側フランジに形成された複数の貫通孔と下側に位置するフランジである下側フランジに形成された複数の貫通孔とは、それぞれ波付け方向に沿って間隔を空けて形成されており、上側フランジと下側フランジとを上下に重ね合わせた際に重なる位置に配置されているコルゲートパイプに用いられるものであり、上側フランジと下側フランジとを上下に重ね合わせた状態で、複数の貫通孔のうち少なくとも2つの貫通孔が形成されている範囲の上側フランジと下側フランジとを連結するものである。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
U字状に折り曲げて両端にフランジが形成されたコルゲートシートを、円筒状に前記フランジを重ねたる連結部材であって、
上側に位置する前記フランジである上側フランジに形成された複数の貫通孔と下側に位置する前記フランジである下側フランジに形成された複数の貫通孔とは、それぞれ波付け方向に沿って間隔を空けて形成されており、前記上側フランジと前記下側フランジとを上下に重ね合わせた際に重なる位置に配置されているコルゲートパイプに用いられるものであり、
前記上側フランジと前記下側フランジとを上下に重ね合わせた状態で、前記複数の貫通孔のうち少なくとも2つの貫通孔が形成されている範囲の前記上側フランジと前記下側フランジとを連結するものである
連結部材。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
山部および谷部が交互に連なる波形状の本体部と、
前記本体部の前記山部から突出し、前記上側フランジおよび前記下側フランジの前記複数の貫通孔に挿入される複数の突起部と、を有するものである
請求項1に記載の連結部材。
【請求項3】
前記複数の突起部のうち、前記山部および前記谷部が交互に連なる方向の一端に設けられた第一突起部は、該一端から側方に突出しており、その他の第二突起部は上方に突出しており、前記第二突起部は、前記上側フランジおよび前記下側フランジの前記複数の貫通孔に挿入された後、側方に曲げられるものである
請求項2に記載の連結部材。
【請求項4】
山部および谷部が交互に連なる波形状を有する本体部と、
前記本体部の前記山部から前記山部が延伸する方向に突出した第一突起部と、
前記本体部の、前記第一突起部の前記山部および前記谷部が交互に連なる方向における両側に設けられ、前記谷部から前記谷部が延伸する方向に突出した第二突起部と、を有し、
前記第一突起部と前記第二突起部とで、前記上側フランジおよび前記下側フランジを挟むものである
請求項1に記載の連結部材。
【請求項5】
上方に凸となるように湾曲させた状態で、前記第一突起部を前記上側フランジおよび前記下側フランジの前記山部の上側に配置し、前記第二突起部を前記上側フランジおよび前記下側フランジの前記谷部の下側に配置するものである
請求項4に記載の連結部材。
【請求項6】
山部および谷部が交互に連なる波形状を有する本体部と、
前記本体部の前記谷部から前記谷部が延伸する方向に突出した第一突起部と、
前記本体部の、前記第一突起部の前記山部および前記谷部が交互に連なる方向における両側に設けられ、前記山部から前記山部が延伸する方向に突出した第二突起部と、を有し、
前記第一突起部と前記第二突起部とで、前記上側フランジおよび前記下側フランジを挟むものである
請求項1に記載の連結部材。
【請求項7】
上方に凸となるように湾曲させた状態で、前記第一突起部を前記上側フランジおよび前記下側フランジの前記谷部の下側に配置し、前記第二突起部を前記上側フランジおよび前記下側フランジの前記山部の上側に配置するものである
請求項6に記載の連結部材。
【請求項8】
前記第二突起部には、前記上側フランジおよび前記下側フランジの前記複数の貫通孔に嵌合される切り起し部が設けられている
請求項6または7に記載の連結部材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば盛土などの土木構造物あるいは建築構造物などの施工現場において仮設の排水路などとして利用した場合に好適なコルゲートパイプに用いられる連結部材に関するものである。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
盛土のような土木構造物の施工においては、流水などによる盛土の崩壊や流出防止を図るために、盛土内にいわゆる暗渠としての排水路を施工することが多々行なわれている。この排水路の施工に際しては、波型鋼板で作ったコルゲートパイプが多用されている。このコルゲートパイプは、半円状の2つの部材を組み合わせて円筒状に形成されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1に記載のコルゲートパイプは、波形の断面形を有し、断面形状がそれぞれ半円弧形に形成された上片と下片とを有している。上片の両下縁および下片の両上縁には、コルゲートパイプの軸方向に沿ってフランジ部がそれぞれ形成されており、各フランジ部には、コルゲートパイプの軸方向に沿って複数の貫通孔が形成されている。そして、上片および下片を互いのフランジ部で上下に重ね合わされ、上下に重ね合わされたフランジ部同士が各貫通孔に通されたボルトおよびナットにより連結されることにより、円筒状に形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実開昭61-68126号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1では、上片と下片との連結部材にボルトおよびナットが用いられ、各フランジ部に形成された複数の貫通孔の全てにボルトおよびナットを通して連結している。しかしながら、コルゲートパイプの長さに比例して貫通孔の数は多くなり、長ければ長いほど組み立て作業に時間がかかってしまい、施工の手間がかかるという課題があった。そして、近年の作業者の人手不足および高齢化に伴い、作業の簡略化および作業数を減らす必要があった。
【0006】
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、組み立て作業の時間を短縮でき、施工コストを削減することができるコルゲートパイプに用いられる連結部材を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る連結部材は、U字状に折り曲げて両端にフランジが形成されたコルゲートシートを、円筒状に前記フランジを重ねたる連結部材であって、上側に位置する前記フランジである上側フランジに形成された複数の貫通孔と下側に位置する前記フランジである下側フランジに形成された複数の貫通孔とは、それぞれ波付け方向に沿って間隔を空けて形成されており、前記上側フランジと前記下側フランジとを上下に重ね合わせた際に重なる位置に配置されているコルゲートパイプに用いられるものであり、前記上側フランジと前記下側フランジとを上下に重ね合わせた状態で、前記複数の貫通孔のうち少なくとも2つの貫通孔が形成されている範囲の前記上側フランジと前記下側フランジとを連結するものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係る連結部材によれば、コルゲートパイプを構成するコルゲートシートの上フランジと下フランジとを上下に重ね合わせた状態で、複数の貫通孔のうち少なくとも2つの貫通孔が形成されている範囲の上フランジと下フランジとを連結する。つまり、従来のように複数の貫通孔の全てにボルトおよびナットを通してそれらを連結する必要がないため、従来に比べて、組み立て作業の時間を短縮でき、作業の簡略化および作業数を減らすことができるため、施工コストを削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態1に係る連結部材が用いられるコルゲートパイプの使用例を示す斜視図である。
実施の形態1に係る連結部材が用いられるコルゲートパイプの正面図である。
実施の形態1に係る連結部材が用いられるコルゲートパイプの上半部材の平面図である。
実施の形態1に係る連結部材が用いられるコルゲートパイプの下半部材の平面図である。
実施の形態1に係る連結部材が用いられるコルゲートパイプの側面の一部を拡大した図である。
実施の形態1に係る連結部材の斜視図である。
実施の形態1に係る連結部材の正面図である。
実施の形態1に係る連結部材の取り付け方法を説明する第一の斜視図である。
実施の形態1に係る連結部材の取り付け方法を説明する第二の斜視図である。
実施の形態1に係る連結部材がコルゲートパイプの上半部材の上側フランジおよび下半部材の下側フランジに取り付けられた状態を示す斜視図である。
実施の形態1に係る連結部材がコルゲートパイプの上半部材の上側フランジおよび下半部材の下側フランジに取り付けられた状態を示す正面図である。
実施の形態2に係る連結部材の斜視図である。
実施の形態2に係る連結部材の正面図である。
実施の形態2に係る連結部材の取り付け方法を説明する第一の斜視図である。
実施の形態2に係る連結部材の取り付け方法を説明する第二の斜視図である。
実施の形態2に係る連結部材がコルゲートパイプの上半部材の上側フランジおよび下半部材の下側フランジに取り付けられた状態を示す斜視図である。
実施の形態2に係る連結部材がコルゲートパイプの上半部材の上側フランジおよび下半部材の下側フランジに取り付けられた状態を示す正面図である。
実施の形態2の変形例に係る連結部材の斜視図である。
実施の形態2の変形例に係る連結部材の正面図である。
実施の形態2の変形例に係る連結部材の取り付け方法を説明する第一の斜視図である。
実施の形態2の変形例に係る連結部材の取り付け方法を説明する第二の斜視図である。
実施の形態2の変形例に係る連結部材がコルゲートパイプの上半部材の上側フランジおよび下半部材の下側フランジに取り付けられた状態を示す斜視図である。
実施の形態2の変形例に係る連結部材がコルゲートパイプの上半部材の上側フランジおよび下半部材の下側フランジに取り付けられた状態を示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する内容によって実施の形態が限定されるものではない。また、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

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