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公開番号2025094984
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-26
出願番号2023210722
出願日2023-12-14
発明の名称開口度測定器
出願人ヤザキ工業株式会社,静岡県
代理人個人
主分類A61C 19/045 20060101AFI20250619BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】 被験者自身や医療従事者自身が測定結果を確認可能な開口度測定器を提供すること。
【解決手段】 上顎と下顎との開口量を測定する開口度測定器であって、先端部2cから幅が漸次拡がった板状の測定器本体2と、測定器本体の一辺2aに取り付けられた第1スライダー部材3とを備え、測定器本体が、先端部であって前記一辺に対向した対向辺2bに設けられ上顎及び下顎の一方にある歯に係止される歯係止部4と、前記一辺に沿って表示された第1目盛部5とを有し、第1スライダー部材が、先端部から前記一辺に沿って前記一辺上を移動可能に設けられ上顎及び下顎の他方にある歯が当接可能となっている。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
上顎と下顎との開口量を測定する開口度測定器であって、
先端部から幅が漸次拡がった板状の測定器本体と、
前記測定器本体の一辺に取り付けられた第1スライダー部材とを備え、
前記測定器本体が、前記先端部であって前記一辺に対向した対向辺に設けられ前記上顎及び前記下顎の一方にある歯に係止される歯係止部と、
前記一辺に沿って表示された第1目盛部とを有し、
前記第1スライダー部材が、前記先端部から前記一辺に沿って前記一辺上を移動可能に設けられ前記上顎及び前記下顎の他方にある歯が当接可能となっていることを特徴とする開口度測定器。
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
請求項1に記載の開口度測定器において、
前記測定器本体に取り付けられた第2スライダー部材を備え、
前記測定器本体が、表面又は裏面に形成され後端部から前記先端部に向けて漸次厚くされて傾斜した傾斜面と、
前記傾斜面及び前記傾斜面の反対面の少なくとも一方に前記後端部から前記先端部に向けて表示された第2目盛部とを有し、
前記第2スライダー部材が、前記傾斜面上を前記後端部から前記先端部に向けて移動可能に設けられ前記上顎及び前記下顎の他方にある歯が当接可能となっていることを特徴とする開口度測定器。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の開口度測定器において、
前記一辺が、前記測定器本体の先端側の第1傾斜辺部と、
前記測定器本体の後端側の第2傾斜辺部とを有し、
前記第1傾斜辺部が、前記第2傾斜辺部よりも前記対向辺に対する傾斜角度が大きいことを特徴とする開口度測定器。
【請求項4】
請求項1又は2に記載の開口度測定器において、
前記測定器本体が、中央に貫通孔又は凹部を有していることを特徴とする開口度測定器。
【請求項5】
請求項1又は2に記載の開口度測定器において、
前記歯係止部が、前記測定器本体の厚さ方向両側に突出して設けられ前記対向辺に直交した歯用溝部を有していることを特徴とする開口度測定器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、顎関節症や頭頸部領域の手術侵襲等により開口障害などがある患者等の開口量を測定する開口度測定器に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、顎関節症又は口周りの手術を行った患者等においては、開口機能を回復させるリハビリテーションが行われ、患者等の開口量(開口度)を計測して治療の経過を観察している。また、歯科医療においても、開口障害の診断、治療時の効果判定のために開口量の計測を検査として行っている。
従来、このような開口量の計測を行うために開口度測定器が用いられている。
【0003】
例えば、特許文献1には、上顎と下顎との開口量を測定する開口度測定器であって、一方の顎における第1基準歯に係止される係止部と、係止部が第1基準歯に係止された状態で他方の顎における第2基準歯が当接する測定面と、測定面に設けられ、係止部からの距離を示す第1目盛と、を備える開口測定器が記載されている。
この開口測定器は、測定の基準となる第1基準歯に固定させる係止部を備え、その歯を測定時の支点とすることによって、係止部から、測定面における第2基準歯の当接した位置までの距離を測定し、開口量を測定するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2015/030185号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記従来の技術において、以下の課題が残されている。
すなわち、従来の開口度測定器では、患者等の被験者が口を開けた状態で歯が当接した位置の目盛を目視することで、開口量を計測しているが、この状態で歯の位置と目盛とを目視する場合、被験者自身が測定結果を確認できないという問題があった。また、被験者の歯に開口度測定器を当てたままなので、測定する医療従事者も目盛等の目視が難しいという不都合があった。
【0006】
本発明は、上記従来の問題に鑑みてなされたもので、被験者自身や医療従事者自身が測定結果を確認可能な開口度測定器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、前記課題を解決するために以下の構成を採用した。すなわち、第1の発明に係る開口度測定器は、上顎と下顎との開口量を測定する開口度測定器であって、先端部から幅が漸次拡がった板状の測定器本体と、前記測定器本体の一辺に取り付けられた第1スライダー部材とを備え、前記測定器本体が、前記先端部であって前記一辺に対向した対向辺に設けられ前記上顎及び前記下顎の一方にある歯に係止される歯係止部と、前記一辺に沿って表示された第1目盛部とを有し、前記第1スライダー部材が、前記先端部から前記一辺に沿って前記一辺上を移動可能に設けられ前記上顎及び前記下顎の他方にある歯が当接可能となっていることを特徴とする。
【0008】
この開口度測定器では、第1スライダー部材が、先端部から前記一辺に沿って前記一辺上を移動可能に設けられ上顎及び下顎の他方にある歯が当接可能となっているので、開口した際に歯で押された第1スライダー部材が前記一辺上を移動することで、開口後に開口度測定器を口から取り出しても、移動した第1スライダー部材の位置から開口量を被験者自身や医療従事者自身が確認することができる。
【0009】
すなわち、被験者の開口量を測定する際、例えば被験者の下顎の前歯を歯係止部に係止させた状態で、上顎の前歯を第1スライダー部材に当接させる。なお、予め第1スライダー部材を先端部へ移動させておく。この状態で、口を上下に拡げながら測定器本体を口腔内に入れていくと、上顎の前歯が当接した第1スライダー部材が押されて開口量に応じて前記一辺上をスライドして移動する。開口後に開口度測定器を口から取り出しても、移動した第1スライダー部材が止まった位置を確認でき、その位置の第1目盛部の目盛から開口量を被験者自身等が確認することができる。
【0010】
第2の発明に係る開口度測定器は、第1の発明において、前記測定器本体に取り付けられた第2スライダー部材を備え、前記測定器本体が、表面又は裏面に形成され後端部から前記先端部に向けて漸次厚くされて傾斜した傾斜面と、前記傾斜面及び前記傾斜面の反対面の少なくとも一方に前記後端部から前記先端部に向けて表示された第2目盛部とを有し、前記第2スライダー部材が、前記傾斜面上を前記後端部から前記先端部に向けて移動可能に設けられ前記上顎及び前記下顎の他方にある歯が当接可能となっていることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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