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公開番号2025092979
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-23
出願番号2023208434
出願日2023-12-11
発明の名称顔料組成物の製造方法、顔料分散液の製造方法、水性インクの製造方法、及びインクジェット記録方法
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類C09B 67/46 20060101AFI20250616BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】色再現性の範囲を拡大するために微粒化した黄色顔料を含有しながら、耐光性が良好な顔料組成物の製造方法を提供する。
【解決手段】顔料、水溶性無機塩、及び有機溶剤を含む混合物をソルベントソルトミリング法により混練して混練物を得る混練工程を含む顔料組成物の製造方法である。顔料が、C.I.ピグメントイエロー74、C.I.ピグメントイエロー1、及びC.I.ピグメントイエロー9からなる群より選ばれる少なくとも1種のモノアゾ顔料である。混合物が、さらに、下記化学式(1)で表される化合物を含む。
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特許請求の範囲【請求項1】
顔料、水溶性無機塩、及び有機溶剤を含む混合物をソルベントソルトミリング法により混練して混練物を得る混練工程を含む顔料組成物の製造方法であって、
前記顔料が、C.I.ピグメントイエロー74、C.I.ピグメントイエロー1、及びC.I.ピグメントイエロー9からなる群より選ばれる少なくとも1種のモノアゾ顔料であり、
前記混合物が、さらに、下記化学式(1)で表される化合物を含むことを特徴とする顔料組成物の製造方法。
TIFF
2025092979000011.tif
48
170
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
前記混練工程における、前記化学式(1)で表される化合物の使用量が、前記顔料の合計使用量に対する質量比率で、0.05倍以上0.20倍以下である請求項1に記載の顔料組成物の製造方法。
【請求項3】
前記混練工程における混練時の温度が、20℃以上90℃以下である請求項1に記載の顔料組成物の製造方法。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の顔料組成物の製造方法により得られた顔料組成物、分散剤、及び水を混合し、前記分散剤により、前記顔料組成物を前記水に分散させる分散工程を含むことを特徴とする顔料分散液の製造方法。
【請求項5】
請求項4に記載の顔料分散液の製造方法により得られた顔料分散液、及び水溶性有機溶剤を含む成分を混合する工程を含むことを特徴とする水性インクの製造方法。
【請求項6】
インクをインクジェット方式の記録ヘッドから吐出して記録媒体に画像を記録するインクジェット記録方法であって、
前記インクが、請求項5に記載の水性インクの製造方法により得られた水性インクであることを特徴とするインクジェット記録方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、顔料組成物の製造方法、顔料分散液の製造方法、水性インクの製造方法、及びインクジェット記録方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年、普通紙などを記録媒体として用いるビジネス文書、光沢紙などを記録媒体として用いる写真画像の記録を行うのにインクジェット記録方法が利用されており、その使用頻度は格段に高まってきている。インクジェット記録方法を用いて画像を形成する際に使用する色材としては、高い堅牢性の点から顔料を用いることが主流となってきている。しかし、色材として顔料を含有するインクを用いる場合、色材として染料を含有するインクを用いる場合に比べて、色再現性の範囲が劣る。そこで、顔料を一次粒子径が20nm以上100nm以下程度まで粉砕して微粒子化した顔料を使用することが主流となりつつある。顔料を微細化する方法は数多く存在するが、ソルベントソルトミリングなどの湿式混練粉砕、乾式粉砕などが広く行われている(特許文献1)。
【0003】
インクジェット記録用の顔料の中で黄色顔料は、モノアゾ顔料、特に安価で色相や鮮明性の点で優れた特徴を持つC.I.ピグメントイエロー74が広く使われている。一般的にモノアゾ顔料は熱や光に対して結晶安定性に劣るものが多く、微細なモノアゾ顔料においてその傾向は特に顕著である。その結果、記録物の着色力や鮮明性の低下を引き起こす場合がある。このようなモノアゾ顔料の結晶安定性を改良するために様々な検討が行われている。その一例として、ソルベントソルトミリングでC.I.ピグメントイエロー74を湿式混練粉砕する際に、その顔料に類似する構造の化合物を添加して微細顔料を作製する方法が提案されている(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6393257号公報
特開2013-139488号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明者らの検討の結果、微粒化した黄色顔料を使用することで色再現性の範囲は拡大するが、その黄色顔料を含有させたインクを用いて記録媒体に画像を記録した場合、記録した画像の耐光性が低下することが確認された。
【0006】
したがって、本発明の目的は、色再現性の範囲を拡大するために微粒化した黄色顔料を含有しながら、耐光性が良好な顔料組成物の製造方法を提供することにある。また、本発明の別の目的は、上記の製造方法で得られた顔料組成物を用いた、顔料分散液の製造方法、水性インクの製造方法、及びインクジェット記録方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
すなわち、本発明によれば、顔料、水溶性無機塩、及び有機溶剤を含む混合物をソルベントソルトミリング法により混練して混練物を得る混練工程を含む顔料組成物の製造方法であって、前記顔料が、C.I.ピグメントイエロー74、C.I.ピグメントイエロー1、及びC.I.ピグメントイエロー9からなる群より選ばれる少なくとも1種のモノアゾ顔料であり、前記混合物が、さらに、下記化学式(1)で表される化合物を含むことを特徴とする顔料組成物の製造方法が提供される。
【0008】
TIFF
2025092979000001.tif
48
170
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、色再現性の範囲を拡大するために微粒化した黄色顔料を含有しながら、耐光性が良好な顔料組成物の製造方法を提供することができる。また、本発明によれば、上記の製造方法で得られた顔料組成物を用いた、顔料分散液の製造方法、水性インクの製造方法、及びインクジェット記録方法を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、好ましい実施の形態を挙げて、さらに本発明を詳細に説明する。本発明においては、化合物が塩である場合は、インク中では塩はイオンに解離して存在しているが、便宜上、「塩を含有する」と表現する。また、インクジェット用の水性インクのことを、単に「インク」と記載することがある。物性値は、特に断りのない限り、常温(25℃)における値である。
(【0011】以降は省略されています)

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