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公開番号
2025090225
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-17
出願番号
2023205333
出願日
2023-12-05
発明の名称
増圧ポンプ
出願人
シナノケンシ株式会社
代理人
弁理士法人綿貫国際特許・商標事務所
主分類
F04D
29/60 20060101AFI20250610BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約
【課題】インペラとこれを収容するハウジングとの隙間寸法の精度について部品精度を緩和することができしかも組み付け作業が容易な増圧ポンプを提供する。
【解決手段】増圧ポンプ1のポンプハウジング12の軸方向内側端面12gと第一ハウジング12aとの間に当該第一ハウジング12aを第二ハウジング12bに向かって常時付勢する付勢部材13を介在させている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
円板状の主板の外周縁部に沿って複数の羽根が形成されたインペラと、
第一ハウジングと第二ハウジングが径方向外側で重ね合わされて前記インペラが前記第一ハウジングと前記第二ハウジングとの間に回転可能に収容され、前記インペラの外周縁部に沿った昇圧流路とこの昇圧流路に隔壁を介して連通する吸込み流路及び吐出流路が各々形成されたポンプハウジングと、
前記インペラが軸端部に連結された回転軸と前記回転軸に連結された回転子と前記回転子に対向配置された固定子を備えたモータと、を備えた増圧ポンプであって、
前記ポンプハウジングの軸方向内側端面と前記第一ハウジングとの間に当該第一ハウジングを前記第二ハウジングに向かって常時付勢する付勢部材を介在させたことを特徴とする増圧ポンプ。
続きを表示(約 150 文字)
【請求項2】
前記付勢部材は、中央部に前記第一ハウジングの凹部と嵌め合うと共に前記回転軸の軸端部を収容する有底円筒部を有し当該有底円筒部の底部から径方向外側に連なる円板部が前記ポンプケーシングと前記第一ハウジングに挟み込まれて前記第二ハウジングに向かって付勢している請求項1記載の増圧ポンプ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、例えば水道圧の低い建物内に設けられる増圧ポンプに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
集合住宅や事務所、学校などの給水施設には、小型で吐出圧力が高いカスケードポンプが使用されている。カスケードポンプは、歯車に似た多数の羽根を有する羽根車が同心状に形成された環状通路を持つケース内で高速回転し、環状通路に連通する外周側吸込口より吸入し、周回する間に圧力を高めて環状通路に連通する外周側吐出口より吐出するポンプである。
【0003】
カスケードポンプの一例として以下に述べるサイドチャンネルポンプが提案されている。このサイドチャンネルポンプは、ポンプハウジング内で回転可能なインペラを備えている。インペラは、電動モータの回転軸に連結されている。ポンプハウジングは、リングエレメントによって間隔を有して保持された2つのハウジング部分と1つのケーシングとを備えている。リングエレメントは、ハウジング部分がインペラの端面に僅かな間隔を有してケーシングと対向するような寸法を有している。インペラは、リング状の通路部分で、案内羽根によって仕切られた環状のロータチャンバの環を有している。リング状の通路部分は、ロータチャンバと共に、入口通路から出口通路に通じており、インペラを回転駆動すると媒体を搬送するための搬送チャンバを形成するようになっている(特許文献1;特表2010-509543号参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2010-509543号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した引用文献1のサイドチャンネルポンプは、インペラとリングエレメントによって間隔を有して保持された2つのハウジング部分との隙間を小さくする必要がある(0.05mm以下)。このため、インペラを囲むように配置される2つのハウジング部分とリングエレメントとの寸法精度が求められることから、製造コストが高くなり、組み付け作業も困難になるという課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明はこれらの課題を解決すべくなされたものであり、その目的とするところは、インペラとこれを収容するハウジングとの隙間寸法の精度を向上させ、ハウジングの部品精度を緩和することができしかも組み付け作業が容易な増圧ポンプを提供することにある。
【0007】
本発明は上記目的を達成するため、次の構成を備える。
円板状の主板の外周縁部に沿って複数の羽根が形成されたインペラと、第一ハウジングと第二ハウジングが径方向外側で直接重ね合わされて前記インペラが前記第一ハウジングと前記第二ハウジングとの間に回転可能に収容され、前記インペラの外周縁部に沿った昇圧流路とこの昇圧流路に隔壁を介して連通する吸込み流路及び吐出流路が各々形成されたポンプハウジングと、前記インペラが軸端部に連結された回転軸と前記回転軸に連結された回転子と前記回転子に対向配置された固定子を備えたモータと、を備えた増圧ポンプであって、前記ポンプハウジングの軸方向内側端面と前記第一ハウジングとの間に当該第一ハウジングを前記第二ハウジングに向かって常時付勢する付勢部材を介在させたことを特徴とする。
【0008】
このように、第一ハウジングと第二ハウジングが径方向外側で直接重ね合わされてインペラが第一ハウジングと第二ハウジングとの間に回転可能に収容されたポンプハウジングであるため、第一ハウジングと第二ハウジングの間に先行技術文献のようにリングエレメントが不要であり、部品点数が減ることからインペラと第一ハウジング及び第二ハウジングとの隙間寸法の精度を向上させることができる。また、ポンプケーシングの軸方向内側端面と第一ハウジングとの間に当該第一ハウジングを第二ハウジングに向かって常時付勢する付勢部材を介在させているので、第一ハウジングと第二ハウジングが径方向外側で直接重ね合わせられるような軸方向の高さにポンプハウジングの軸方向内側端面を形成する必要が無いので、ポンプハウジングの部品精度を緩和することができ、しかも組み付け作業を容易に行なえる。
【0009】
前記付勢部材は、中央部に前記第一ハウジングの凹部と嵌め合うと共に前記回転軸の軸端部を収容する有底円筒部を有し当該有底円筒部の底部から径方向外側に連なる円板部が前記ポンプハウジングと前記第一ハウジングに挟み込まれていることが好ましい。
これにより、有底円筒部が第一ハウジングの凹部と嵌め合うことで、付勢部材の位置ずれを防ぐことができる。
【発明の効果】
【0010】
インペラとこれを収容するハウジングとの隙間寸法の精度を部品自体の精度によらず調整できしかも組み付け作業が容易な増圧ポンプを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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