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公開番号
2025089048
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-12
出願番号
2023203996
出願日
2023-12-01
発明の名称
液体吐出ヘッド、及び液体吐出装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類
B41J
2/175 20060101AFI20250605BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】高電圧を必要とする液体吐出ヘッドに対して液体吐出装置から供給する信号を低電圧化する。
【解決手段】圧力室の内部にある液体を吐出するように構成された吐出ユニットと、圧力室に供給する液体が流れる供給流路と、圧力室を介して供給流路に接続され、圧力室から回収された液体が流れる回収流路と、交流のポンプ駆動信号に基づいて、供給流路を介して圧力室に液体を供給し、圧力室から回収流路を介して液体を回収し、回収した液体を供給流路へ還流させることが可能な循環ポンプと、ポンプ駆動信号のピーク・ツー・ピーク電圧よりも電圧が小さな直流の基準電圧信号を昇圧して交流化することにより、ポンプ駆動信号を生成するポンプ駆動回路と、を備える。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
圧力室の内部にある液体を吐出するように構成された吐出ユニットと、
前記圧力室に供給する液体が流れる供給流路と、
前記圧力室を介して前記供給流路に接続され、前記圧力室から回収された液体が流れる回収流路と、
交流のポンプ駆動信号に基づいて、前記供給流路を介して前記圧力室に液体を供給し、前記圧力室から前記回収流路を介して液体を回収し、回収した液体を前記供給流路へ還流させることが可能な循環ポンプと、
前記ポンプ駆動信号のピーク・ツー・ピーク電圧よりも電圧が小さな直流の基準電圧信号を昇圧して交流化することにより、前記ポンプ駆動信号を生成するポンプ駆動回路と、
を備える、
液体吐出ヘッド。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記ポンプ駆動回路は、
前記基準電圧信号を昇圧して、直流の駆動電圧信号を生成する昇圧回路と、
前記駆動電圧信号を交流化して、前記ポンプ駆動信号を生成する交流化回路と、
を備える、
請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項3】
前記昇圧回路は、該昇圧回路を制御するための昇圧制御信号に基づいて、前記基準電圧信号を昇圧して、前記駆動電圧信号を生成する、
請求項2に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項4】
前記交流化回路は、該交流化回路を制御するための交流化制御信号に基づいて、前記駆動電圧信号を交流化して、前記ポンプ駆動信号を生成する、
請求項2に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項5】
前記昇圧回路は、該昇圧回路を制御するための昇圧制御信号に基づいて、前記基準電圧信号を昇圧して、前記駆動電圧信号を生成し、
前記交流化回路は、該交流化回路を制御するための交流化制御信号に基づいて、前記駆動電圧信号を交流化して、前記ポンプ駆動信号を生成し、
前記液体吐出ヘッドは、ポンプ駆動回路制御信号に基づいて、前記昇圧制御信号と前記交流化制御信号とを生成する制御手段を更に備える、
請求項2に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項6】
前記ポンプ駆動回路制御信号は、前記駆動電圧信号の電圧を指定する情報を含み、
前記制御手段は、前記駆動電圧信号が前記ポンプ駆動回路制御信号により指定される電圧を持つように、前記昇圧制御信号を調整する、
請求項5に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項7】
前記ポンプ駆動回路制御信号は、前記駆動電圧信号の電圧を指定する情報を含み、
前記駆動電圧信号の電圧を示す電圧検知信号を生成する回路を更に備え、
前記制御手段は、前記電圧検知信号により示される前記駆動電圧信号の電圧が、前記ポンプ駆動回路制御信号により指定される電圧と同じになるように、前記昇圧制御信号を調整する、
請求項5に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項8】
前記ポンプ駆動回路制御信号は、前記交流化制御信号の周期を指定する情報を含み、
前記制御手段は、前記ポンプ駆動回路制御信号による指定に従った周期を前記交流化制御信号に持たせる、
請求項5に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項9】
前記駆動電圧信号の電圧を示す電圧検知信号を生成する回路を更に備え、
前記制御手段は、前記電圧検知信号により示される前記駆動電圧信号の電圧が最大許容電圧を超えた場合、前記昇圧制御信号を調整することにより、前記昇圧回路が生成する前記駆動電圧信号の電圧を前記最大許容電圧よりも低下させ、又は、0Vにする、
請求項5に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項10】
前記駆動電圧信号の電圧を示す電圧検知信号を生成する回路を更に備え、
前記駆動電圧信号の電圧は、前記液体吐出ヘッドが搭載された液体吐出装置により指定されるものであり、
前記制御手段は、前記電圧検知信号により示される前記駆動電圧信号の電圧が最大許容電圧を超えた場合、前記液体吐出装置による前記駆動電圧信号の電圧の指定に介在することにより、前記昇圧回路が生成する前記駆動電圧信号の電圧を前記最大許容電圧よりも低下させ、又は、0Vにする、
請求項5に記載の液体吐出ヘッド。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、液体吐出ヘッド、及び液体吐出装置に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
近年のインクジェットプリンタ分野では、液体吐出ヘッド走査型の液体吐出装置において、高画質な印刷物を出力するための記録メディアに合わせて、特殊なインクを使いこなせるインク循環型の液体吐出装置が求められている。インク循環のためにインク供給流路とインク回収流路とを設け、インク供給流路とインク回収流路とに差圧を発生させることで循環流を得る構成が提案されている。特許文献1に開示されている液体吐出ヘッドは、インクを吐出するための吐出ユニットと、吐出ユニットに対してインクを供給するための供給側貯留部と、吐出ユニットからインクを回収するための回収側貯留部を含む。また、その液体吐出ヘッドは、インクを回収側貯留部から供給側貯留部に還流させるための循環ポンプと、2つの貯留部に各々備わる2つの圧力センサと、2つの圧力センサの出力に従って循環ポンプを駆動する駆動回路も含む。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-30350号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、上述した構成では、循環ポンプを駆動するための電圧は、初期において200Vであり、120Vから300Vの範囲で変動する。このような高い電圧を液体吐出装置の本体から液体吐出ヘッドに供給する構成は、液体吐出装置と液体吐出ヘッドとの間の電気接続部にてユーザによる取り扱いや周辺部品に好ましくない影響を及ぼすおそれがある。ここで、循環ポンプを搭載した液体吐出ヘッドが主走査方向に移動する構成においては、軽量化や低容積化のために循環ポンプを小型化することが好ましい。小型化した循環ポンプにより必要な循環流量を確保するためには、循環ポンプを駆動するための電圧を一層高くする必要がある。
【0005】
本開示は、上記の点に鑑みてなされたものであり、高電圧を必要とする液体吐出ヘッドに対して液体吐出装置から供給する信号を低電圧化することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一実施形態は、圧力室の内部にある液体を吐出するように構成された吐出ユニットと、前記圧力室に供給する液体が流れる供給流路と、前記圧力室を介して前記供給流路に接続され、前記圧力室から回収された液体が流れる回収流路と、交流のポンプ駆動信号に基づいて、前記供給流路を介して前記圧力室に液体を供給し、前記圧力室から前記回収流路を介して液体を回収し、回収した液体を前記供給流路へ還流させることが可能な循環ポンプと、前記ポンプ駆動信号のピーク・ツー・ピーク電圧よりも電圧が小さな直流の基準電圧信号を昇圧して交流化することにより、前記ポンプ駆動信号を生成するポンプ駆動回路と、を備える、液体吐出ヘッドである。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、高電圧を必要とする液体吐出ヘッドに対して液体吐出装置から供給する信号を低電圧化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
(a)本開示の液体吐出装置の概略構成図、(b)液体吐出装置の制御系ブロック図
本開示の液体吐出ヘッドの分解斜視図
本開示の液体循環ユニットの外観概略図
本開示の液体循環経路の模式図
ポンプ駆動配線接続の概略図
第1実施形態による液体吐出装置の構成概略図
第1実施形態による昇圧回路の回路模式図
第1実施形態による出力切替回路の回路模式図
第1実施形態によるポンプ駆動回路の動作を示すタイミングチャート
第2実施形態による昇圧回路の回路模式図
第3実施形態による出力切替回路の回路模式図
第4実施形態による出力切替回路の回路模式図
第5実施形態による液体吐出装置の構成概略図
第5実施形態による昇圧/交流化回路の回路模式図
第5実施形態によるポンプ駆動回路の動作を示すタイミングチャート
第6実施形態による液体吐出装置の構成概略図
第7実施形態による液体吐出装置の構成概略図
第8実施形態による液体吐出装置の構成概略図
第9実施形態による液体吐出装置の構成概略図
第10実施形態による液体吐出装置の構成概略図
第11実施形態による昇圧回路・分圧回路の回路模式図
第11実施形態による液体吐出装置の構成概略図
第12実施形態による液体吐出装置の構成概略図
第13実施形態による液体吐出装置の構成概略図
第14実施形態による液体吐出装置の要部の概略構成図
第14実施形態による液体吐出装置の構成概略図
第15実施形態による液体吐出装置の構成概略図
第16実施形態による液体吐出装置の構成概略図
第17実施形態による液体吐出装置の構成概略図
第18実施形態による液体吐出装置の構成概略図
第19実施形態による液体吐出装置の構成概略図
第20実施形態による液体吐出装置の構成概略図
第21実施形態による液体吐出装置の構成概略図
第22実施形態による液体吐出装置の構成概略図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳細に説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する場合がある。
【0010】
図1(a)は、本開示の液体吐出装置の概略を示す模式的斜視図、図1(b)は、本開示の液体吐出装置の機能ブロック図である。
(【0011】以降は省略されています)
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