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公開番号
2025088733
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-11
出願番号
2024200956
出願日
2024-11-18
発明の名称
排ガス浄化用触媒組成物及びその製造方法並びに排ガス浄化用触媒の製造方法
出願人
三井金属鉱業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B01J
23/63 20060101AFI20250604BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】本発明は、担体と担体に担持された貴金属元素とを含む担体-貴金属元素複合体を使用した排ガス浄化用触媒組成物であって、高温環境に曝露された後の排ガス浄化性能の低下を防止することができる排ガス浄化用触媒組成物を提供することを課題の一つとする。
【解決手段】本発明は、担体と前記担体に担持された貴金属元素とを含む担体-貴金属元素複合体を含み、前記貴金属元素の分散度が38%以上である、排ガス浄化用触媒組成物であって、前記排ガス浄化用触媒組成物を、大気下、1000℃で15時間、熱処理したとき、前記熱処理後の前記貴金属元素の分散度が、前記熱処理前の前記貴金属元素の分散度の0.87%以上である、前記排ガス浄化用触媒組成物を提供する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
担体と前記担体に担持された貴金属元素とを含む担体-貴金属元素複合体を含み、前記貴金属元素の分散度が38%以上である、排ガス浄化用触媒組成物であって、
前記排ガス浄化用触媒組成物を、大気下、1000℃で15時間、熱処理したとき、前記熱処理後の前記貴金属元素の分散度が、前記熱処理前の前記貴金属元素の分散度の0.87%以上である、前記排ガス浄化用触媒組成物。
続きを表示(約 900 文字)
【請求項2】
前記排ガス浄化用触媒組成物が、前記複合体を被覆する被覆膜を含む、請求項1に記載の排ガス浄化用触媒組成物。
【請求項3】
前記被覆膜がM-O結合(式中、Mは、貴金属元素以外の金属元素を表す。)を含む、請求項2に記載の排ガス浄化用触媒組成物。
【請求項4】
Mで表される前記金属元素がAlである、請求項3に記載の排ガス浄化用触媒組成物。
【請求項5】
下記工程:
(1A)担体と前記担体に担持された貴金属元素とを含む担体-貴金属元素複合体を準備する工程;及び
(2A)原子層堆積法を使用して、前記複合体を被覆する被覆膜であって、M-O結合(式中、Mは、貴金属元素以外の金属元素を表す。)を含む被覆膜を形成する工程
を含む、請求項1に記載の排ガス浄化用触媒組成物の製造方法であって、
工程2Aで実施される単原子層形成サイクルの回数が、1回以上3回以下である、前記製造方法。
【請求項6】
Mで表される前記金属元素がAlである、請求項5に記載の製造方法。
【請求項7】
下記工程:
(1B)ガス流通路を有する基材を準備する工程;
(2B)前記ガス流通路の壁面に、担体と前記担体に担持された貴金属元素とを含む担体-貴金属元素複合体を含む第1触媒層を形成する工程;及び
(3B)原子層堆積法を使用して、前記第1触媒層中の前記複合体を被覆する被覆膜であって、M-O結合(式中、Mは、貴金属元素以外の金属元素を表す。)を含む被覆膜を形成する工程
を含む、排ガス浄化用触媒の製造方法であって、
工程3Bで実施される単原子層形成サイクルの回数が、1回以上3回以下である、前記製造方法。
【請求項8】
Mで表される前記金属元素がAlである、請求項7に記載の製造方法。
【請求項9】
工程3Bの後に、下記工程:
(4B)前記第1触媒層の上側に、第2触媒層を形成する工程
を含む、請求項7又は8に記載の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、排ガス浄化用触媒組成物及びその製造方法並びに排ガス浄化用触媒の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
自動車、バイク等の内燃機関から排出される排ガス中には、炭化水素(HC)、一酸化炭素(CO)、窒素酸化物(NOx)等の有害成分が含まれている。これらの有害成分を浄化して無害化する排ガス浄化用触媒では、担体(例えば、CeO
2
-ZrO
2
固溶体、アルミナ等)と担体に担持された貴金属元素(例えば、Pt、Pd、Rh等)とを含む担体-貴金属元素複合体が使用されている(例えば、特許文献1)。
【0003】
一方、担体-貴金属元素複合体は、アルカンをアルケンに変換する脱水素化反応でも使用されている(例えば、特許文献2)。
【0004】
特許文献2には、アルカンをアルケンに変換する脱水素化反応中のコークス形成を低減させるために、原子層堆積法(ALD:Atomic layer deposition)を使用して、担体-貴金属元素複合体上にアルミナオーバーコートを形成する技術が開示されている。
【0005】
アルミナオーバーコートは、貴金属元素の移動を抑制し、貴金属元素の移動により生じる金属粒子の成長を抑制する。大きな金属粒子は小さい金属粒子よりもコークス形成を生じさせやすいため、金属粒子の成長を抑制することより、コークス形成を抑制することができる。
【0006】
また、アルミナオーバーコートは、脱水素化反応によって生成されたアルケンの貴金属元素への到達を抑制する。コークス形成の一因は、アルケンが貴金属元素に到達して重合されることであるため、アルケンの貴金属元素への到達を抑制することにより、コークス形成を抑制することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2017-039069号公報
特表2014-522304号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
排ガス浄化用触媒が高温環境に曝露されると、貴金属元素が移動し、貴金属元素のシンタリングが生じ、排ガス浄化性能が低下する。
【0009】
そこで、本発明の一態様は、担体と担体に担持された貴金属元素とを含む担体-貴金属元素複合体を使用した排ガス浄化用触媒組成物であって、高温環境に曝露された後の排ガス浄化性能の低下を防止することができる排ガス浄化用触媒組成物及びその製造方法を提供することを課題とする。
【0010】
また、本発明の別の態様は、担体と担体に担持された貴金属元素とを含む担体-貴金属元素複合体を使用した排ガス浄化用触媒であって、高温環境に曝露された後の排ガス浄化性能の低下を防止することができる排ガス浄化用触媒の製造方法を提供することを課題とする。
(【0011】以降は省略されています)
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