TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025088299
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-11
出願番号
2023202917
出願日
2023-11-30
発明の名称
シートシャッター
出願人
文化シヤッター株式会社
代理人
弁理士法人英知国際特許商標事務所
主分類
E06B
9/82 20060101AFI20250604BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約
【課題】
早い段階でのシート弛み検知を可能として、確実に、シートの折れ込み部分の発生を防止することのできるシートシャッターを提供することを目的とする。
【解決手段】
左右一対のサイドレール間を昇降開閉するシート状のカーテンと、前記カーテンの巻取ドラムを備えたシートシャッターであって、前記カーテンの降下中にその降下移動が阻害された際に、カーテン巻き下げ方向に回転している前記巻取ドラム上に生じるカーテン乱巻き部位により直接に押動される接触スイッチがONされることによって、前記カーテンの弛みを検知する弛み感知手段を有し、前記接触スイッチは、前記カーテンの取付面側に設けられていることを特徴とするシートシャッターにより、課題を解決した。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
左右一対のサイドレール間を昇降開閉するシート状のカーテンと、前記カーテンの巻取ドラムを備えたシートシャッターであって、
前記カーテンの降下中にその降下移動が阻害された際に、カーテン巻き下げ方向に回転している前記巻取ドラム上に生じるカーテン乱巻き部位により直接に押動される接触スイッチがONされることによって、前記カーテンの弛みを検知する弛み感知手段を有し、
前記接触スイッチは、前記カーテンの取付面側に設けられている
ことを特徴とするシートシャッター。
続きを表示(約 910 文字)
【請求項2】
前記接触スイッチは、少なくとも左右両端近傍を含む複数個所に配設されている
ことを特徴とする請求項1に記載のシートシャッター。
【請求項3】
前記接触スイッチは、前記シート状のカーテンが最も外方へ膨らみ易い高さ位置に配設されている
ことを特徴とする請求項1に記載のシートシャッター。
【請求項4】
前記接触スイッチは、前記巻取ドラムの中心軸が位置する水平面の高さ位置近傍に配設されている
ことを特徴とする請求項1に記載のシートシャッター。
【請求項5】
前記シート状のカーテンは、半透明のシートである
ことを特徴とする請求項1に記載のシートシャッター。
【請求項6】
前記シート状のカーテンは、シートシャッターの左右のカーテンガイド溝に抜け止めされており、かつ、その全幅が前記左右のカーテンガイド溝の間隔よりも大きく設定されている
ことを特徴とする請求項1に記載のシートシャッター。
【請求項7】
前記接触スイッチがONされることにより、前記巻取ドラムの回転を停止させる
ことを特徴とする請求項1~6の何れか一項に記載のシートシャッター。
【請求項8】
前記接触スイッチがONされることにより、前記巻取ドラムをカーテン巻き上げ方向に駆動させる
ことを特徴とする請求項1~6の何れか一項に記載のシートシャッター。
【請求項9】
前記接触スイッチがONされた際に、前記巻取ドラムの回転を停止させる制御を行うか、前記巻取ドラムをカーテン巻き上げ方向に駆動させる制御を行うか、設定により選択できる
ことを特徴とする請求項1~6の何れか一項に記載のシートシャッター。
【請求項10】
前記巻取ドラムは、巻上方向へは回転駆動されるものの、繰出方向へはカーテンの重みにより自由回転されるように構成されている
ことを特徴とする請求項1~6の何れか一項に記載のシートシャッター。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、住宅やビル、倉庫、工場、地下街、車両の荷台等の躯体の開口部や内部で、空間を仕切ったり開放したりするシートシャッターに関するものである。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来のシートシャッターとして、図7に示されるように、左右一対のサイドレール1,1間を昇降開閉するシート状のカーテン4と、カーテン収納ボックス2内に設けられた巻取ドラム3と、この巻取ドラム3の周辺部に配置され、カーテン4の降下中にその降下移動が阻害された際に、カーテン巻き下げ方向に回転している巻取ドラム3上に生じるカーテン乱巻き部位で押動される弾性復帰可能な弛み感知用の可動部材17と、カーテン乱巻き部位による可動部材17の押動時に当該可動部材17でONされて巻取ドラム3をカーテン巻き下げ方向に回転しないようにさせるスイッチ18とを備えたものがある(特許文献1参照)。なお、図7(a)は、カーテン収納ボックス2部分の側断面図であり、図7(b)は、シートシャッター全体の斜視図である。図7(a)において、右側がシートシャッターの正面側であり、左側がシートシャッターの取付面側である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-169585号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
図8(a)に示すシートシャッターのカーテン4が降下を継続している際に、図8(b)に示すように、降下動作中のカーテン4の下端部の重錘15が障害物Sに当接し、この当接後の巻取ドラム3の回転継続によって当該巻取ドラム3上に膨らむ方向のカーテン乱巻き部位4aが発生した際、このカーテン乱巻き部位4aで可動部材17が押動されて当該可動部材17がスイッチ18をON動作させると、前記巻取ドラム3をカーテン巻き下げ方向に回転させないように制御する。具体的には、カーテン乱巻き部位4aの発生時に、巻取ドラム3を即刻停止もしくは反転駆動制御するように構成されている。このような特許文献1に記載のシートシャッターは、即刻停止によりカーテン乱巻き部位4aでのカーテン4の折れ込みを未然に防止でき、かつ、巻取ドラム3の反転駆動によりカーテン乱巻き部位4aを容易に解きほぐすことができる。なお、図8(a)及び(b)において、右側がシートシャッターの正面側であり、左側がシートシャッターの取付面側である。
【0005】
特許文献1に記載のシートシャッターにおいて、カーテン乱巻き部位4aが発生したことを探知するための可動部材17は、図7(a)に示されるように、カーテン巻取部を覆う帯状に屈曲形成された弾性復帰可能な曲げ板であって、この曲げ板は、一端部がカーテン収納ボックス2の底部に固定され、上方に位置する他端部が自由端部となっている。そして、シートシャッターの正面側で発生したカーテン乱巻き部位4aにより、可動部材17が押動されることに伴い(図8(b)も参照)、可動部材17の自由端部外側に離間配置された弛み感知用のスイッチ18がONされて、シートシャッターの障害物Sへの当接を感知するように構成されている。発生したカーテン乱巻き部位4aをシートシャッターの正面側で捉えようとすることには理由がある。図8(b)に端的に示されるように、シートシャッターの取付面側にも、カーテンの膨らみは発生するものの、その大きさは僅かである。また、巻取ドラム3の上側では、重力の影響を大きく受けるため、上方に大きく膨らむことはなく、その分、シートシャッターが障害物Sに当接して、送り出せない余剰分は正面側にしわ寄せされることになり、下方向に働く重力も関与して、シートシャッターの正面側に大きく膨らむ傾向にある。この傾向を利用して、精度よく感知しようということで、可動部材17の形状及び配置が設定されているのである。
【0006】
しかしながら、近年、シートシャッターの適用場面の拡大、採用するシート材質の種類の豊富化に伴い、反転駆動しても、問題を解決できない場合があることが分かってきた。シートシャッターの正面側で膨らみを検知した時点で、既に、シートシャッターの取付面側においてシートに折れ込み部分が発生してしまい、反転駆動させても、折れ込み部分を生じさせた状態で巻き上げる事態が生じてしまうのである。この背景には、近年、常時は無風である工場内での境界の仕切りにシートシャッターが用いられる等、シートシャッターの適用場面が拡大したこと、工場内使用での利便性の観点から、従来広く用いられていた不透明シートよりも柔軟な半透明シートが用いられる等、シート材質に変化が生じたことがある。常時は無風であるといっても、工場内の過渡的な環境の変化により、一時的に風の流れが生じる場合もある。その場合、柔軟で軽量なシートに対しては、僅かな風が抵抗となり、障害物が無くても、シートの送り出しが阻害され、シートが停止してしまうことがある。また、柔軟なシート故に、より腰のあるシートでは生じない狭い範囲で折れ込み部分が発生してしまうことがあり、一度生じた折れ込み部分は、シートの粘性も手伝って、簡単には解消されない傾向にある。このように、シートシャッターの正面側で膨らみを感知するのでは検知タイミングが遅いことが分かってきた。シートの弛みを精度よく感知するためにシートシャッターの正面側に曲げ板を配置したことが、却って、適正な検知タイミングを後れさせてしまっているのである。
【0007】
本発明は、このような問題に対処することを課題とするものであり、早い段階でのシート弛み検知を可能として、確実に、シートの折れ込み部分の発生を防止することのできるシートシャッターを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
このような目的を達成するために、本発明に係る技術的手段は、以下の構成を少なくとも具備するものである。
【0009】
左右一対のサイドレール間を昇降開閉するシート状のカーテンと、前記カーテンの巻取ドラムを備えたシートシャッターであって、前記カーテンの降下中にその降下移動が阻害された際に、カーテン巻き下げ方向に回転している前記巻取ドラム上に生じるカーテン乱巻き部位により直接に押動される接触スイッチがONされることによって、前記カーテンの弛みを検知する弛み感知手段を有し、前記接触スイッチは、前記カーテンの取付面側に設けられていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
このような特徴を有することで本発明は以下の作用効果を奏する。
早い段階でのシート弛み検知を可能として、確実に、シートの折れ込み部分の発生を防止することのできるシートシャッターを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
網戸
1か月前
個人
脚立の転落防止ポール
1か月前
三協立山株式会社
建具
1か月前
三協立山株式会社
構造体
今日
三協立山株式会社
開口部装置
19日前
三協立山株式会社
開口部建材
2か月前
三協立山株式会社
開口部建材
2か月前
三協立山株式会社
開口部建材
2か月前
三協立山株式会社
開口部装置
1か月前
三協立山株式会社
開口部装置
1か月前
三協立山株式会社
開口部建材
1か月前
三協立山株式会社
改装サッシ
1か月前
三協立山株式会社
開口部装置
1か月前
三協立山株式会社
開口部装置
今日
株式会社ニチベイ
ブラインド
21日前
三協立山株式会社
開口部装置
1か月前
株式会社ウッドワン
ルーバー扉
1か月前
株式会社大奉金属
止水構造
14日前
個人
窓用パネルの取付部材
1か月前
林テレンプ株式会社
シート機構
1か月前
昭和フロント株式会社
建具
28日前
三和シヤッター工業株式会社
ドア
13日前
三協立山株式会社
加熱発泡材の性能評価方法
1か月前
株式会社LIXIL
建具
12日前
立川ブラインド工業株式会社
ロールスクリーン
12日前
長谷川工業株式会社
梯子兼用脚立
27日前
株式会社九電工
墜落防止装置
12日前
文化シヤッター株式会社
開閉体装置の構造
1か月前
文化シヤッター株式会社
開閉体装置の構造
1か月前
株式会社LIXIL
改装建具
1か月前
積水ハウス株式会社
建築物の壁及び建築物
1か月前
株式会社LIXIL
改装建具
2か月前
三和シヤッター工業株式会社
中柱固定装置
18日前
三和シヤッター工業株式会社
中柱固定装置
18日前
株式会社LIXIL
屋外構造体
1か月前
株式会社ピカコーポレイション
脚立
1か月前
続きを見る
他の特許を見る