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公開番号2025088217
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-11
出願番号2023202774
出願日2023-11-30
発明の名称牧草給餌器
出願人ハイペット株式会社
代理人個人,弁理士法人M&Partners
主分類A01K 39/04 20060101AFI20250604BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】牧草給餌器の素材としては草食性愛玩小動物の飼料となる植物(牧草)、特に稲や麦などのイネ科植物の乾燥した茎や葉を使用した。
【解決手段】牧草給餌器1は藁材2を編んで形成され背面部材10と、背面部材10の下縁11に蝶着され、収納された牧草を小動物が引き出す給餌開口部27が設けられている前面部材20と、背面部材10と前記前面部材20の隣り合う側縁12・22同士を繋ぐ前記植物製の接続紐30と、藁材を束ねて形成され、前面部材20の上縁23に蝶着された束蓋部材40とで構成される。束蓋部材40の蝶着部分41から先端42までの長さLが、背面部材10に対して前面部材20を離間させる方向に倒した場合の開口幅Hより長く形成され、前記束蓋部材40を背面方向に倒した際に背面部材10に当接して前記上面開口5を閉塞するように形成されている。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
藁材2を編んで形成された背面部材10と、
藁材2を編んで形成され、前記背面部材10の下縁11に蝶着され、収納された牧草を小動物が引き出す給餌開口部27が設けられている前面部材20と、
前記背面部材10と前記前面部材20の隣り合う側縁12・22同士を繋ぐ植物製の接続紐30と、
藁材を束ねて形成され、前面部材20の上縁23に蝶着された束蓋部材40とで構成された牧草給餌器1において、
前記束蓋部材40の蝶着部分41から先端42までの長さLが、背面部材10に対して前面部材20を離間させる方向に倒した場合の、背面部材10から前面部材20との間の上面開口5の開口幅Hを規定する前記接続紐30の長さより長く形成され、前記束蓋部材40を背面方向に倒した際に背面部材10に当接して前記上面開口5を閉塞するように形成されていることを特徴とする牧草給餌器。
続きを表示(約 260 文字)【請求項2】
前記束蓋部材40の基部43が藁材2で結束されることによって前記蝶着部分41がリング状に形成され、
前記前面部材20の上縁23には植物製の支持枠材25Aが設けられ、
前記リング状の前記蝶着部分41に前記支持枠材25Aが挿通され、前記束蓋部材40が前記上面開口5を閉塞するように並べて蝶着されていることを特徴とする請求項1に記載の牧草給餌器。
【請求項3】
前記藁材2は、イネ科植物の乾燥した茎又は葉、或いは茎及び葉であることを特徴とする請求項1又は2に記載の牧草給餌器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、草食性愛玩小動物に牧草を給餌する際に使用する牧草給餌器に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
うさぎ、チンチラなど草食性愛玩小動物の飼育に際しては、栄養上繊維質源として牧草を給餌する必要があり、一定量の牧草を牧草給餌器に入れ、飼育ケージ内に設置するのが一般的である。
牧草給餌器は小動物が必要とする所定量の牧草を充填できる大きさに形成されており、その形状は一般的に立方体或いは直方体の箱状の形であるものが多い。
【0003】
このような方形の牧草給餌器の少なくとも正面には牧草を噛んで引き出して食するに適した開口部が設けられているのが一般的である。このような牧草給餌器には木製、合成樹脂製あるいは金属製のものが一般的である。このような牧草給餌器として特許文献1に記載されたものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実用新案登録第315910号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
うさぎやモルモットなどの重歯目や齧歯目の動物は物を齧る習性があり、餌だけでなく牧草給餌器などの飼育容器も齧りこれを破損する。そこで壊れにくい素材として合成樹脂や金属が用いられた。
合成樹脂製の牧草給餌器では小動物が齧った砕片を飲み込んでしまうことから健康上好ましくない。金属製の牧草給餌器では齧る行為で歯を痛めやすいという問題があった。
そこで、特許文献1に記載されたような木製の牧草給餌器が提供されたが、金属製に比べて木製の牧草給餌器は齧られやすい。部分的にでも齧られて破損した場合、牧草給餌器の用とならず木製の牧草給餌器の耐用期間は短い。そして、破損した木製の牧草給餌器はその都度、破損した部分或いは全体を交換しなければならず手間であった。
また、牧草給餌器を木製、合成樹脂製あるいは金属製の方形の箱状とすると嵩が高く且つ重くて運送や倉庫での保管にコストが掛かり過ぎるという問題もあった。
木製の給餌器で折り畳み可能なものもあるが、折り畳み部分に金属丁番を使わざるを得ず、この部分を齧ると歯を痛めやすかった。また、給餌が遅れた場合、愛玩小動物が飢え健康を害する恐れがあった。
【0006】
そこで本発明者等は、これらの問題点を解消するために種々検討を重ねた結果、牧草給餌器の素材としては草食性愛玩小動物の飼料となる植物(牧草)、特に稲や麦などのイネ科植物の乾燥した茎や葉、換言すればこれらの藁材が好ましいと考え、且つその構造を折り畳み可能な構造として本発明を完成するに至った。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に記載の牧草給餌器1は、
藁材2を編んで形成された背面部材10と、
藁材2を編んで形成され、前記背面部材10の下縁11に蝶着され、収納された牧草を小動物が引き出す給餌開口部27が設けられている前面部材20と、
前記背面部材10と前記前面部材20の隣り合う側縁12・22同士を繋ぐ植物製の接続紐30と、
藁材を束ねて形成され、前面部材20の上縁23に蝶着された束蓋部材40とで構成され、
前記束蓋部材40の蝶着部分41から先端42までの長さLが、背面部材10に対して前面部材20を離間させる方向に倒した場合の、背面部材10から前面部材20との間の上面開口5の開口幅Hを規定する前記接続紐30の長さより長く形成され、前記束蓋部材40を背面方向に倒した際に背面部材10に当接して前記上面開口5を閉塞するように形成されていることを特徴とする。
【0008】
請求項2は、束蓋部材40に関し、請求項1に記載の牧草給餌器1において、
前記束蓋部材40の基部43が藁材2で結束されることによって前記蝶着部分41がリング状に形成され、
前記前面部材20の上縁23には植物製の支持枠材25Aが設けられ、
前記リング状の前記蝶着部分41に前記支持枠材25Aが挿通され、前記束蓋部材40が前記上面開口5を閉塞するように並べて蝶着されていることを特徴とする。
【0009】
請求項3は素材に関し、請求項1又は2に記載の牧草給餌器1において、
前記藁材2は、イネ科植物の乾燥した茎又は葉、或いは茎及び葉であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明の牧草給餌器1は、その全体或いはほぼ全体が餌となる藁材2で形成されているので、仮に小動物が牧草給餌器1を齧ったとしても歯を痛めたり健康に害を及ぼしたりすることがない。しかも、給餌が遅れたとしても牧草給餌器1自体が餌になるので、給餌遅れについて飼主の不安を和らげることが出来る。
(【0011】以降は省略されています)

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