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公開番号
2025087579
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-10
出願番号
2024153933
出願日
2024-09-06
発明の名称
電子制御装置および通信システム
出願人
株式会社デンソー
代理人
名古屋国際弁理士法人
主分類
G06F
11/07 20060101AFI20250603BHJP(計算;計数)
要約
【課題】通信システムにおいて電力消費を低減する。
【解決手段】スレーブECU3~5はそれぞれ、リレー15~17を介してバッテリ7から電力供給を受ける。スレーブECU3~5は、予め設定された遮断条件が成立した場合に、マスタECU2へ終了通知を送信する。マスタECU2は、スレーブECU3~5との間でデータ通信可能に接続され且つCANフレームを送受信可能に構成され且つリレー15~17の動作を制御する。スレーブECU3~5は、遮断条件が成立した後において受信判定時間が経過するまでに自ノード宛てのCANフレームを受信しなかった場合に、スレーブECU3~5をスリープ状態に移行させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
給電経路を導通させる導通状態と前記給電経路を遮断する遮断状態との間で切り替わるように構成された給電切替部(15,16,17,173,174,183,184,195,196,215,216,235,236,237,255,256)を介して電源(7,51,52,117)から電力供給を受けるように構成された電子制御装置(3,4,5,104~116)であって、
前記電子制御装置に接続されている前記給電切替部を前記遮断状態にしてもよいことを示す予め設定された遮断条件が成立した場合に、前記電子制御装置との間でデータ通信可能に接続され且つ通信フレームを送受信可能に構成され且つ前記給電切替部の動作を制御するように構成された給電制御装置(2,101~107)へ終了通知を送信するように構成された終了通知部(S10,S20,S310,S320,S325)と、
前記遮断条件が成立した後において、予め設定された受信判定時間が経過するまでに、前記電子制御装置との間でデータ通信可能に接続されている1または複数の通信装置(2~5,101~116,118)の全てから前記通信フレームを受信しなかった場合に、前記電子制御装置をスリープ状態に移行させるように構成されたスリープ移行部(S30~S60,S330~S360)と
を備える電子制御装置。
続きを表示(約 2,700 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の電子制御装置であって、更に、
前記電子制御装置が前記スリープ状態であるときに、1または複数の前記通信装置の少なくとも1つから前記通信フレームを受信した場合に、前記電子制御装置をウェイクアップ状態へ移行させるように構成されたウェイクアップ移行部(S70~S80,S370~S380)を備える電子制御装置。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の電子制御装置であって、
前記スリープ移行部は、前記電子制御装置を宛先とする前記通信フレームを受信しなかった場合に、前記スリープ状態に移行させる電子制御装置。
【請求項4】
請求項2に記載の電子制御装置であって、
前記ウェイクアップ移行部は、前記電子制御装置を宛先とする前記通信フレームを受信した場合に、前記ウェイクアップ状態に移行させる電子制御装置。
【請求項5】
請求項1または請求項2に記載の電子制御装置であって、
前記遮断条件は、前記電源の電圧値が予め設定された遮断判定値未満になることを示す電圧低下条件を含む電子制御装置。
【請求項6】
請求項1または請求項2に記載の電子制御装置であって、
前記遮断条件は、前記電源から前記電子制御装置への電力供給に関する故障が発生したことを示す給電故障条件を含む電子制御装置。
【請求項7】
給電経路を導通させる導通状態と前記給電経路を遮断する遮断状態との間で切り替わるように構成された複数の給電切替部(15,16,17,173,174,183,184,195,196,215,216,235,236,237,255,256)のうちの少なくとも一つの前記給電切替部を介して電源(7,117)から電力供給を受けるように構成された電子制御装置(3,4,5,104~116)であって、
前記電子制御装置との間でデータ通信可能に接続され且つ複数の前記給電切替部の動作を制御するように構成された給電制御装置(2,101~107)から、複数の前記給電切替部のそれぞれについて前記導通状態であるか前記遮断状態であるかを示す給電切替状態情報を受信すると、受信した前記給電切替状態情報に基づいて、複数の前記給電切替部の全てが前記遮断状態である場合、または、複数の前記給電切替部のうち当該電子制御装置に接続されている前記給電切替部以外の全ての前記給電切替部が前記遮断状態である場合に、当該電子制御装置を停止状態またはスリープ状態に移行させるように構成された遮断時移行部(S220~S240,S520~S540)を備える電子制御装置。
【請求項8】
給電経路を導通させる導通状態と前記給電経路を遮断する遮断状態との間で切り替わるように構成された給電切替部(15,16,17,173,174,183,184,195,196,215,216,235,236,237,255,256)を介して電源(7,51,52,117)から電力供給を受ける第1制御装置(3,4,5,104~116)と、
前記第1制御装置との間でデータ通信可能に接続され、通信フレームを送受信可能に構成され、前記給電切替部の動作を制御するように構成された第2制御装置(2,101~107)とを備え、
前記第1制御装置は、
前記第1制御装置に接続されている前記給電切替部を前記遮断状態にしてもよいことを示す予め設定された遮断条件が成立した場合に、前記第2制御装置へ終了通知を送信するように構成された終了通知部(S10,S20,S310,S320,S325)と、
前記遮断条件が成立した後において、予め設定された受信判定時間が経過するまでに、前記第1制御装置との間でデータ通信可能に接続されている1または複数の通信装置(2~5,101~116,118)の全てから前記通信フレームを受信しなかった場合に、前記第1制御装置をスリープ状態に移行させるように構成されたスリープ移行部(S30~S60,S330~S360)と
を備える通信システム(1,100)。
【請求項9】
給電経路を導通させる導通状態と前記給電経路を遮断する遮断状態との間で切り替わるように構成された複数の給電切替部(15,16,17,173,174,183,184,195,196,215,216,235,236,237,255,256)と、
複数の前記給電切替部のうちの少なくとも一つの前記給電切替部を介して電源(7)から電力供給を受ける第1制御装置(3,4,5,104~116)と、
前記第1制御装置との間でデータ通信可能に接続され、複数の前記給電切替部の動作を制御するように構成された第2制御装置(2,101~107)とを備え、
前記第2制御装置は、
複数の前記給電切替部のそれぞれについて前記導通状態であるか前記遮断状態であるかを示す給電切替状態情報を前記第1制御装置へ送信するように構成された状態情報送信部(S120,S420)を備え、
前記第1制御装置は、
前記第2制御装置から受信した前記給電切替状態情報に基づいて、複数の前記給電切替部の全てが前記遮断状態である場合、または、複数の前記給電切替部のうち当該第1制御装置に接続されている前記給電切替部以外の全ての前記給電切替部が前記遮断状態である場合に、当該第1制御装置を停止状態またはスリープ状態に移行させるように構成された遮断時移行部(S220~S240,S520~S540)を備える通信システム(1,100)。
【請求項10】
請求項8または請求項9に記載の通信システム(100)であって、
当該通信システムは、
スレーブ制御装置(108~116)を前記第1制御装置として含み、
前記スレーブ制御装置との間でデータ通信可能に接続されて前記給電切替部(195,196,215,216,235,236,237,255,256)を備えるゾーン制御装置(104~107)を含み、
前記ゾーン制御装置との間でデータ通信可能に接続されて前記給電切替部の動作を制御するように構成されたセントラル制御装置(101)を前記第2制御装置として含み、
前記スレーブ制御装置と前記セントラル制御装置とは、前記ゾーン制御装置を介して互いにデータ通信可能に接続される通信システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電子制御装置および通信システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、複数の電子制御装置ごとに電子制御装置の電源のオン/オフを個別に切替える電源リレーを備え、車両の状況に基づいて特定されたシーンに対応する特定の電子制御装置について特定の電子制御装置の電源のオン/オフを切替える制御内容を決定し、決定された制御内容に基づき、電源リレーを用いて特定の電子制御装置に供給される電源のオン/オフを切り替える車載ネットワークシステムが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-81021号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
発明者の詳細な検討の結果、複数の制御装置を備え、制御装置の電源のオン/オフを切り替えるように構成された通信システムにおいて、無駄に電力が消費されてしまう場合があるという課題が見出された。
【0005】
本開示は、通信システムにおいて電力消費を低減することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様は、給電経路を導通させる導通状態と給電経路を遮断する遮断状態との間で切り替わるように構成された給電切替部(15,16,17,173,174,183,184,195,196,215,216,235,236,237,255,256)を介して電源(7,51,52,117)から電力供給を受けるように構成された電子制御装置(3,4,5,104~116)である。
【0007】
本開示の電子制御装置は、終了通知部(S10,S20,S310,S320,S325)と、スリープ移行部(S30~S60,S330~S360)とを備える。
終了通知部は、電子制御装置に接続されている給電切替部を遮断状態にしてもよいことを示す予め設定された遮断条件が成立した場合に、給電制御装置(2,101~107)へ終了通知を送信するように構成される。給電制御装置は、電子制御装置との間でデータ通信可能に接続され且つ通信フレームを送受信可能に構成され且つ給電切替部の動作を制御するように構成される。
【0008】
スリープ移行部は、遮断条件が成立した後において、予め設定された受信判定時間が経過するまでに、電子制御装置との間でデータ通信可能に接続されている1または複数の通信装置(2~5,101~116,118)の全てから通信フレームを受信しなかった場合に、電子制御装置をスリープ状態に移行させるように構成される。
【0009】
このように構成された本開示の電子制御装置は、電子制御装置から終了通知を受信した給電制御装置が給電切替部を遮断状態に切り替えようとして給電切替部を遮断状態に切り替えることができないという故障が発生した場合であっても、電子制御装置をスリープ状態に移行させることができる。このため、本開示の電子制御装置は、給電切替部を遮断状態にして電子制御装置の動作を停止してもよい状態であるにも関わらず、給電切替部が導通状態であり且つ電子制御装置がウェイクアップ状態であるという状態が継続して電子制御装置が無駄に電力を消費してしまうという事態の発生を抑制することができ、通信システムにおいて電力消費を低減することができる。
【0010】
本開示の別の一態様は、給電経路を導通させる導通状態と給電経路を遮断する遮断状態との間で切り替わるように構成された複数の給電切替部(15,16,17,173,174,183,184,195,196,215,216,235,236,237,255,256)のうちの少なくとも一つの給電切替部を介して電源(7,117)から電力供給を受けるように構成された電子制御装置(3,4,5,104~116)である。
(【0011】以降は省略されています)
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