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公開番号2025087419
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-10
出願番号2023202074
出願日2023-11-29
発明の名称景観分析支援装置及び景観分析支援プログラム
出願人株式会社竹中工務店
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類G06T 7/00 20170101AFI20250603BHJP(計算;計数)
要約【課題】分析対象とする景観の好印象化に寄与することができる景観分析支援装置及び景観分析支援プログラムを得る。
【解決手段】景観分析支援装置10は、分析対象とする景観を表す画像を示す画像情報を取得する取得部11Aと、取得した画像情報を印象評価モデル13Bに入力することで、当該画像に対して人が受ける印象を示す印象情報、及び当該印象に対する影響度を上記画像の予め定められた領域毎に示す影響度情報を導出する導出部11Bと、上記画像における、導出した影響度情報が示す影響度が第1閾値以上である領域、及び当該影響度が当該第1閾値未満の第2閾値以下である領域の少なくとも一方の領域に存在する要素、及び、当該要素の特徴の少なくとも一方を検出する検出部11Cと、導出した印象情報を、検出した要素及び特徴の少なくとも一方と共に提示する提示部11Dと、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
分析対象とする景観を表す画像を示す画像情報が入力情報とされ、当該画像に対して人が受ける印象を示す印象情報、及び当該印象に対する影響度を前記画像の予め定められた領域毎に示す影響度情報が出力情報とされた印象評価モデルを用いた景観分析支援装置であって、
前記画像情報を取得する取得部と、
前記取得部によって取得された前記画像情報を前記印象評価モデルに入力することで、前記印象情報及び前記影響度情報を導出する導出部と、
前記画像における、前記導出部によって導出された前記影響度情報が示す影響度が予め定められた第1閾値以上である領域、及び当該影響度が当該第1閾値未満の第2閾値以下である領域の少なくとも一方の領域に存在する要素、及び、当該要素の特徴の少なくとも一方を検出する検出部と、
前記導出部によって導出された前記印象情報を、前記検出部によって検出された前記要素及び前記特徴の少なくとも一方と共に提示する提示部と、
を備えた景観分析支援装置。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
前記検出部は、前記画像情報を入力情報としたセグメンテーションモデル及び矩形選択による物体検出モデルの少なくとも一方を用いて前記要素を検出する、
請求項1に記載の景観分析支援装置。
【請求項3】
前記取得部は、前記提示部による提示に応じた、ユーザからの前記画像に対する修正の指示を示す指示情報を更に取得し、
前記指示情報が示す指示に応じた修正を前記画像情報に対して行う修正部、を更に備え、
前記導出部は、前記修正部によって修正された前記画像情報を用いて、前記印象情報及び前記影響度情報の導出を再度行い、
前記検出部は、前記修正部によって修正された前記画像情報を用いて、前記要素、及び、当該要素の特徴の少なくとも一方の検出を再度行う、
請求項1又は請求項2に記載の景観分析支援装置。
【請求項4】
分析対象とする景観を表す画像を示す画像情報が入力情報とされ、当該画像に対して人が受ける印象を示す印象情報、及び当該印象に対する影響度を前記画像の予め定められた領域毎に示す影響度情報が出力情報とされた印象評価モデルを用いた景観分析支援プログラムであって、
前記画像情報を取得し、
取得した前記画像情報を前記印象評価モデルに入力することで、前記印象情報及び前記影響度情報を導出し、
前記画像における、導出した前記影響度情報が示す影響度が予め定められた第1閾値以上である領域、及び当該影響度が当該第1閾値未満の第2閾値以下である領域の少なくとも一方の領域に存在する要素、及び、当該要素の特徴の少なくとも一方を検出し、
導出した前記印象情報を、検出した前記要素及び前記特徴の少なくとも一方と共に提示する、
処理をコンピュータに実行させる景観分析支援プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、景観分析支援装置及び景観分析支援プログラムに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、風景画像に対する景観の分析に関する技術として、以下の技術があった。
【0003】
特許文献1には、第1の表示手段および受付手段を有する端末と、制御装置とを備える評価システムが開示されている。この評価システムは、前記端末の前記第1の表示手段が、第1の画像データに基づいて、評価対象物が含まれる第1の画像を表示し、前記端末の前記受付手段が、前記第1の表示手段に表示された前記第1の画像における、評価者による、注目部の指定および前記注目部に対する評価情報の入力を受け付ける。また、この評価システムは、前記制御装置が、複数の、前記注目部の指定に関する情報と前記評価情報とが関連付けられた受付情報に基づいて、前記第1の画像における位置ごとの注目度を表す注目度分布データを生成し、前記第1の画像および前記注目度分布データに基づいて第2の画像データを生成して、第2の画像として第2の表示手段に表示させる。そして、この評価システムは、複数の前記受付情報に含まれる複数の前記注目部に関する情報に基づいて、前記第1の画像における位置ごとの注目度を決定し、前記位置ごとの注目度に応じて前記注目度分布データを生成する。
【0004】
特許文献2には、分析対象とする領域に対する、景観に関する主観的な評価結果の根拠を把握することができるようにすることを目的とした景観分析支援装置が開示されている。
【0005】
この景観分析支援装置は、分析対象とする領域を撮影して得られた撮影画像を示す画像情報が入力情報とされ、当該撮影画像に対する景観に関する主観的な評価を示す主観評価情報、及び当該景観に関する客観的な評価を示す客観評価情報が出力情報とされた景観分析支援モデルを用いた景観分析支援装置であって、前記画像情報を取得する取得部と、前記取得部によって取得された画像情報を前記景観分析支援モデルに入力することで前記主観評価情報及び前記客観評価情報を導出する導出部と、前記導出部によって導出された前記主観評価情報及び前記客観評価情報の双方を示す情報である総合評価情報を提示する提示部と、を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2018-136604号公報
特開2022-154447号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1及び特許文献2に開示されている技術では、景観画像を全体的に評価することや、部分的に評価することはできるものの、活気がある、懐かしい等といった分析対象とする景観の好印象化については考慮されておらず、必ずしも当該好印象化に寄与することができるとは限らない、という問題点があった。
【0008】
本開示は、以上の事情を鑑みて成されたものであり、分析対象とする景観の好印象化に寄与することができる景観分析支援装置及び景観分析支援プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
請求項1に記載の本発明に係る景観分析支援装置は、分析対象とする景観を表す画像を示す画像情報が入力情報とされ、当該画像に対して人が受ける印象を示す印象情報、及び当該印象に対する影響度を前記画像の予め定められた領域毎に示す影響度情報が出力情報とされた印象評価モデルを用いた景観分析支援装置であって、前記画像情報を取得する取得部と、前記取得部によって取得された前記画像情報を前記印象評価モデルに入力することで、前記印象情報及び前記影響度情報を導出する導出部と、前記画像における、前記導出部によって導出された前記影響度情報が示す影響度が予め定められた第1閾値以上である領域、及び当該影響度が当該第1閾値未満の第2閾値以下である領域の少なくとも一方の領域に存在する要素、及び、当該要素の特徴の少なくとも一方を検出する検出部と、前記導出部によって導出された前記印象情報を、前記検出部によって検出された前記要素及び前記特徴の少なくとも一方と共に提示する提示部と、を備える。
【0010】
請求項1に記載の本発明に係る景観分析支援装置によれば、分析対象とする景観を表す画像を示す画像情報を取得し、取得した画像情報を印象評価モデルに入力することで、当該画像に対して人が受ける印象を示す印象情報、及び当該印象に対する影響度を上記画像の予め定められた領域毎に示す影響度情報を導出し、上記画像における、導出した影響度情報が示す影響度が予め定められた第1閾値以上である領域、及び当該影響度が当該第1閾値未満の第2閾値以下である領域の少なくとも一方の領域に存在する要素、及び、当該要素の特徴の少なくとも一方を検出し、導出した印象情報を、検出した要素及び特徴の少なくとも一方と共に提示する。従って、好影響を与える要素及び特徴の少なくとも一方については更に強調し、悪影響を与える要素及び特徴の少なくとも一方については低減させることで、分析対象とする景観の好印象化に寄与することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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