TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025085954
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-06
出願番号2023199678
出願日2023-11-27
発明の名称耐震構造
出願人株式会社竹中工務店
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類E04B 1/18 20060101AFI20250530BHJP(建築物)
要約【課題】混合構造の木の斜め柱が用いられる構成において、木部と仕口部材とを接合するのに用いる接合部材の数を減らすことである。
【解決手段】耐震構造は、上下方向に離間して配置されている一対の梁と、一対の梁に端部が取り付けられ、一方へ傾斜すると共に、長尺状の複数の第一木部と、一対の第一木部に挟まれた第一仕口部材と、第一仕口部材と第一木部とを接合する第一接合部材とを有する第一斜め柱と、一対の梁に端部が取り付けられ、第一斜め柱の隣に配置され、他方へ傾斜すると共に、長尺状の複数の第二木部と、一対の第二木部に挟まれた第二仕口部材と、第二仕口部材と第二木部とを接合する第二接合部材とを有する第二斜め柱と、一対の梁に端部が取り付けられ、第一斜め柱に沿って配置されている第一テンション部材と、一対の梁に端部が取り付けられ、第二斜め柱に沿って配置されている第二テンション部材と、を備える
【選択図】図14
特許請求の範囲【請求項1】
上下方向に離間して配置されている一対の梁と、
一対の前記梁に端部が取り付けられ、一方へ傾斜すると共に、長尺状の一対の第一木部と、一対の前記第一木部に挟まれた第一仕口部材と、前記第一仕口部材と前記第一木部とを接合する第一接合部材とを有する第一斜め柱と、
一対の前記梁に端部が取り付けられ、前記第一斜め柱の隣に配置され、他方へ傾斜すると共に、長尺状の一対の第二木部と、一対の前記第二木部に挟まれた第二仕口部材と、前記第二仕口部材と前記第二木部とを接合する第二接合部材とを有する第二斜め柱と、
一対の前記梁に端部が取り付けられ、前記第一斜め柱に沿って配置され、引張力に耐える第一テンション部材と、
一対の前記梁に端部が取り付けられ、前記第二斜め柱に沿って配置され、引張力に耐える第二テンション部材と、
を備える耐震構造。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
前記第一斜め柱と前記第二斜め柱は、水平方向に離隔して複数設けられ、
前記第一斜め柱と前記第二斜め柱とで、V字状となるように、前記第一斜め柱及び前記第二斜め柱が配置され、
前記第一テンション部材は、隣り合う前記第一斜め柱の間に配置され、
前記第二テンション部材は、隣り合う前記第二斜め柱の間に配置されている、
請求項1に記載の耐震構造。
【請求項3】
前記第一接合部材は、ドリフトピンであって、
前記第一仕口部材には、前記第一接合部材が嵌め込まれると共に前記第一木部の引張方向に延びている第一貫通孔が形成され、
前記第二接合部材は、ドリフトピンであって、
前記第二仕口部材には、前記第二接合部材が嵌め込まれると共に前記第二木部の引張方向に延びている第二貫通孔が形成されている、
請求項1に記載の耐震構造。
【請求項4】
上下方向に離間して配置されている一対の梁と、
一対の前記梁に端部が取り付けられ、一方へ傾斜すると共に、長尺状の第一木部を含んで形成された第一斜め柱と、
一対の前記梁に端部が取り付けられ、前記第一斜め柱の隣に配置され、他方へ傾斜すると共に、長尺状の第二木部を含んで形成された第二斜め柱と、
一対の前記梁に端部が取り付けられ、前記第一斜め柱に沿って配置されている第一テンション部材と、
一対の前記梁に端部が取り付けられ、前記第二斜め柱に沿って配置されている第二テンション部材と、
一対の前記梁と前記第一斜め柱の両端部とを夫々接合する第一接合部材と、
一対の前記梁と前記第二斜め柱の両端部とを夫々接合する第二接合部材と、
を備える耐震構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、耐震構造に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載の複数のピースで構成された構造体は、第1ピースと第2ピースを有し、第1ピースは、第1水平部材と、直角を除く第1角度で第1水平部材と交差する第1交差部材と、を備え、第2ピースは、第2水平部材と、直角および第1角度を除く第2角度で第2水平部材と交差する第2交差部材と、を備え、第1水平部材と第2水平部材が接合された部位を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-193281号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
構造物に木の斜め柱を耐震要素として用いることがある。このような場合に、斜め柱は、一方側からの水平力と他方側からの水平力を負担するため、一方に傾いた斜め柱と、他方に傾いた斜め柱とが用いられる。
【0005】
ここで、一方側からの水平力が構造物に作用すると、一方に傾いた斜め柱に圧縮力が生じ、他方に傾いた斜め柱に引張力が生じる。一方、他方側からの水平力が構造物に作用すると、他方に傾いた斜め柱に圧縮力が生じ、一方に傾いた斜め柱に引張力が生じる。
【0006】
また、長尺状の斜め柱には、混合構造を採用することが多く、斜め柱は、長尺状の複数の木部が金属製の仕口部材等を用いて接合されることで形成されている。具体的には、木部と仕口部材とは、ドリフトピン等の接合部材を用いて接合されている。そして、斜め柱に生じる引張力を考慮すると、多数の接合部材を用いる必要がある。
【0007】
本開示の課題は、混合構造の木の斜め柱が用いられる構成において、木部と仕口部材とを接合するのに用いる接合部材の数を減らすことである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
第1態様に係る耐震構造は、上下方向に離間して配置されている一対の梁と、一対の前記梁に端部が取り付けられ、一方へ傾斜すると共に、長尺状の一対の第一木部と、一対の前記第一木部に挟まれた第一仕口部材と、前記第一仕口部材と前記第一木部とを接合する第一接合部材とを有する第一斜め柱と、一対の前記梁に端部が取り付けられ、前記第一斜め柱の隣に配置され、他方へ傾斜すると共に、長尺状の一対の第二木部と、一対の前記第二木部に挟まれた第二仕口部材と、前記第二仕口部材と前記第二木部とを接合する第二接合部材とを有する第二斜め柱と、一対の前記梁に端部が取り付けられ、前記第一斜め柱に沿って配置され、引張力に耐える第一テンション部材と、一対の前記梁に端部が取り付けられ、前記第二斜め柱に沿って配置され、引張力に耐える第二テンション部材と、を備えることを特徴とする。
【0009】
上記態様によれば、耐震構造に対して他方側から一方側に水平力が作用することで、第一斜め柱の第一木部に生じた引張抵抗力は、第一木部を第一仕口部材に接合する第一接合部材に作用する。一方、第一テンション部材には、引張力が作用し、引張抵抗力が生じる。これにより、第一テンション部材が設けられない場合と比して、第一木部を第一仕口部材に接合する第一接合部材に作用する力が小さくなる。そこで、混合構造の木の斜め柱が用いられる構成において、第一木部と第一仕口部材とを接合するのに用いる第一接合部材の数を減らすことができる。
【0010】
これに対して、耐震構造に対して一方側から他方側に水平力が作用することで、第二斜め柱の第二木部に生じた引張抵抗力は、第二木部を第二仕口部材に接合する第二接合部材に作用する。一方、第二テンション部材には、引張力が作用し、引張抵抗力が生じる。これにより、第二テンション部材が設けられない場合と比して、第二木部を第二仕口部材に接合する第二接合部材に作用する力が小さくなる。そこで、混合構造の木の斜め柱が用いられる構成において、第二木部と第二仕口部材とを接合するのに用いる第二接合部材の数を減らすことができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社竹中工務店
建物
2日前
株式会社竹中工務店
架構
2日前
株式会社竹中工務店
構造物
2日前
株式会社竹中工務店
改築工法
2日前
株式会社竹中工務店
換気システム
4日前
株式会社竹中工務店
架構の構築方法
3日前
株式会社竹中工務店
ダンパ取付構造
4日前
株式会社竹中工務店
荷物位置確認装置
3日前
株式会社竹中工務店
外気供給システム
3日前
株式会社竹中工務店
木造構造材接合構造
2日前
株式会社竹中工務店
建物外周部の補強構造
9日前
株式会社竹中工務店
新設杭構造及び施工方法
9日前
株式会社竹中工務店
直接基礎の沈下抑制構造
3日前
株式会社竹中工務店
飛散防止ネットの設置方法
3日前
株式会社竹中工務店
鋼材の腐食促進暴露試験方法
9日前
株式会社竹中工務店
予定管理システム及びプログラム
4日前
株式会社竹中工務店
制御装置、制御方法、及び制御プログラム
3日前
株式会社竹中工務店
設定支援システム、及び設定支援プログラム
10日前
株式会社竹中工務店
治具及びプレキャストコンクリート部材の成形方法
4日前
株式会社竹中工務店
足場
2日前
株式会社竹中工務店
注入材注入機構
4日前
株式会社竹中工務店
スロッシング水位推定方法、溢水量推定方法、及び溢水量推定システム
2日前
株式会社竹中工務店
地図補正システム、及び地図補正プログラム
2日前
個人
キャチクランプ
1か月前
個人
水害と共にある家
1か月前
個人
津波と共にある漁港
1か月前
個人
壁断熱パネル
22日前
積水樹脂株式会社
フェンス
1か月前
個人
地滑りと共にある山荘
1か月前
個人
パーティション
1か月前
株式会社オカムラ
ブース
1か月前
株式会社オカムラ
ブース
1か月前
大成建設株式会社
合成柱
1か月前
株式会社オカムラ
ブース
1か月前
三協立山株式会社
構造体
18日前
三協立山株式会社
構造体
10日前
続きを見る