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公開番号2025087358
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-10
出願番号2023201952
出願日2023-11-29
発明の名称交通信号制御機保守システム
出願人株式会社京三製作所
代理人個人,個人
主分類G08G 1/095 20060101AFI20250603BHJP(信号)
要約【課題】保守用装置から交通信号制御機に対して、適切な送信タイミングでパスワードを送信したときにのみ通信が許可される交通信号制御機保守システムを提供する。
【解決手段】交通信号制御機1aは通信部を介して保守用装置2aに対してワンタイムコードOTCを送信する。このワンタイムコードOTCは、複数桁の数値であり、第2の認証処理で許可される度に生成される。交通信号制御機1aは保守用装置2aの操作部によって入力され、送信されたワンタイムコードOTCに含まれる第2のパスワードP2を、ワンタイムコードOTCに含まれる現示テーブルTの階梯番号の点灯状態のときに、受信したか否かの判定処理を行う。第2のパスワードP2と認証情報Aとが一致した場合に認証処理を完了し、各種の通信を許可する応答を、通信部を介して保守用装置2aに対して行う。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
交差点の信号灯器と接続し、該信号灯器の点灯制御を行う制御部を備え、該制御部は、前記信号灯器の点灯状態が設定された複数の階梯から成る現示テーブルに従って、前記信号灯器の点灯制御を繰り返し行う交通信号制御機と、
該交通信号制御機と無線通信を介して接続する保守用装置とから成る交通信号制御機保守システムであって、
前記制御部は、前記保守用装置から送信される送信情報に対して、予め記憶した認証情報と一致するか否を判定し、一致した場合には複数桁の数値から成るワンタイムコードを前記保守用装置に送信し、
前記ワンタイムコードに含まれる階梯番号に対応する前記信号灯器の点灯状態時にのみ、パスワードを前記保守用装置から受信し、前記パスワードと予め記憶した認証情報とが一致するか否かを判定する判定処理を行い、一致した場合に前記保守用装置に対して接続を許可することを特徴とする交通信号制御機保守システム。
続きを表示(約 460 文字)【請求項2】
前記ワンタイムコードから前記階梯番号を除いた数値に、前記パスワードが含まれることが特徴である請求項1に記載の交通信号制御機保守システム。
【請求項3】
前記制御部は前記ワンタイムコードを送信してから、複数回、前記階梯番号に対応する前記信号灯器の点灯状態が経過後は前記判定処理を行わないことを特徴とする請求項1又は2に記載の交通信号制御機保守システム。
【請求項4】
前記保守用装置は、第1の保守用装置及び第2の保守用装置から成り、
前記制御部は、前記第1の保守用装置から送信される送信情報に対して、予め記憶した認証情報と一致するか否かを判定し、一致した場合には前記ワンタイムコードを前記第2の保守用装置に送信し、
前記階梯番号に対応する前記信号灯器の点灯状態時にのみ、前記パスワードを前記第1の保守用装置から受信し、前記判定処理を行い、一致した場合に前記保守用装置に対して接続を許可することを特徴とする請求項1又は2に記載の交通信号制御機保守システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、交差点に設置された交通信号制御機に対して、保守用装置を用いて保守点検を行う交通信号制御機保守システムに関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、有線の接続ケーブルを介して交通信号制御機に接続する保守用装置が開示されており、この保守用装置は、保守点検を行う際に交通信号制御機の扉部を開錠し、保守用装置のインターフェース部と、交通信号制御機のインターフェース部とを接続ケーブルによって接続させた後に、作業員によって各種の保守点検作業を行うことができる。そして、保守点検作業の終了後は、接続ケーブルを取り外し、交通信号制御機の扉部を施錠する。
【0003】
また、特許文献2には、時間同期方式を用いたワンタイムパスワード認証システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-277238号公報
特開平11-316740号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の保守用装置では、天候が悪い状態での保守点検時では交通信号制御機の筐体内に雨風等が吹き込むため、扉部を開錠して接続ケーブルを接続することが困難な場合がある。
【0006】
そこで、接続ケーブルを用いずに、WiFi等の無線通信を用いて保守用装置と交通信号制御機とを接続させることも可能であるが、汎用性のある通信端末から不正接続される虞れがあり、セキュリティ上に問題がある。
【0007】
そこで、無線による不正接続を防止するために、例えば特許文献2の認証システムのように、サーバ、クライアント間で時間同期方式のワンタイムパスワード認証システム等を採用することで、セキュリティを強固にすることが可能である。
【0008】
しかし、このワンタイムパスワード認証システムを用いたとしても、保守用装置自体が盗難されたり、或いは不正にワンタイムパスワードを入手された場合には、交通信号制御機に対して、不正接続される虞れがある。交通信号制御機では、信号灯器の点灯や点滅の順序、いわゆる階梯毎に番号が付され、時間が設定されている。そして、例えば故意に信号灯器の点灯時間等の設定変更が行われると、交通事故や交通渋滞に繋がる可能性がある。
【0009】
本発明の目的は、上述の課題を解消し、作業員が保守用装置から交通信号制御機に対して適切な送信タイミングでパスワードを入力したときにのみ通信が許可される交通信号制御機保守システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するための本発明に係る交通信号制御機保守システムは、交差点の信号灯器と接続し、該信号灯器の点灯制御を行う制御部を備え、該制御部は、前記信号灯器の点灯状態が設定された複数の階梯から成る現示テーブルに従って、前記信号灯器の点灯制御を繰り返し行う交通信号制御機と、該交通信号制御機と無線通信を介して接続する保守用装置とから成る交通信号制御機保守システムであって、前記制御部は、前記保守用装置から送信される送信情報に対して、予め記憶した認証情報と一致するか否かを判定し、一致した場合には複数桁の数値から成るワンタイムコードを前記保守用装置に送信し、前記ワンタイムコードに含まれる階梯番号に対応する前記信号灯器の点灯状態時にのみ、パスワードを前記保守用装置から受信し、前記パスワードと予め記憶した認証情報とが一致するか否かを判定する判定処理を行い、一致した場合に前記保守用装置に対して接続を許可することを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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