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公開番号
2025085865
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-06
出願番号
2023199538
出願日
2023-11-27
発明の名称
音像制御装置およびこれを備えた音像制御システム、音像制御プログラム
出願人
オムロン株式会社
代理人
個人
主分類
H04S
7/00 20060101AFI20250530BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】移動体に既存の構成を用いて運転者が操作した操作音を確実に運転者に聞こえるように制御することが可能な音像制御装置およびこれを備えた音像制御システム、音像制御プログラムを提供する。
【解決手段】DSP10は、操作入力部10a、出力制御部10b、オーディオ音制御部10cを備える。操作入力部10aは、乗用車20の操作部11への入力を受け付ける。出力制御部10bは、操作入力部10aへの入力に応じて乗用車20に設けられたスピーカ16a~16dから操作音を出力させる。オーディオ音制御部10cは、オーディオ機器のオーディオ音をスピーカ16a~16dから出力させる。操作入力部10aが操作部11への入力を受け付け出力制御部10bがスピーカ16a~16dから操作音を出力する際に、オーディオ音制御部10cは、乗用車20の運転者がオーディオ音を聞こえにくくするように運転者以外の位置に音像を合わせる。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
移動体に搭載され、移動体の内部における音の出力を制御する音像制御装置であって、
前記移動体に設けられた操作部への入力を受け付ける操作入力部と、
前記操作入力部への入力に応じて、前記移動体に設けられた出力部から操作音を出力させる出力制御部と、
前記移動体に設けられたオーディオ機器からのオーディオ音を前記出力部から出力させるオーディオ音制御部と、
を備え、
前記操作入力部が前記操作部への入力を受け付けて前記出力制御部が前記操作音を出力する際に、前記オーディオ音制御部は、前記オーディオ音を前記移動体の運転者の耳の位置で聞こえにくくするように前記運転者以外の位置に音像を合わせる制御を行う、
音像制御装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記操作入力部が前記操作部への入力を受け付けると、前記出力制御部は、前記操作音の音像を前記運転者の耳の位置に合わせるように制御を行う、
請求項1に記載の音像制御装置。
【請求項3】
前記出力制御部は、前記出力部から出力される音の位相および振幅の少なくとも1つを制御して、前記操作音の音像を制御する、
請求項2に記載の音像制御装置。
【請求項4】
前記オーディオ音制御部は、前記出力部から出力される音の位相および振幅の少なくとも1つを制御して、前記オーディオ音の音像を制御する、
請求項1または2に記載の音像制御装置。
【請求項5】
前記操作入力部が前記操作部への入力を受け付けると、前記オーディオ音制御部は、前記運転者の耳の位置において前記オーディオ音を打ち消す位相を持つ音が前記出力部から出力されるように制御を行う、
請求項1または2に記載の音像制御装置。
【請求項6】
前記オーディオ音を含む外部音を検出する外部音検出部を、さらに備え、
前記オーディオ音制御部は、前記外部音検出部において検出された外部音を打ち消す位相を持つ音が前記出力部から出力されるように制御を行う、
請求項5に記載の音像制御装置。
【請求項7】
前記操作入力部が前記操作部への入力を受け付けると、前記出力制御部は、前記運転者以外の耳の位置において前記操作音を打ち消す位相を持つ音が前記出力部から出力されるように制御を行う、
請求項1または2に記載の音像制御装置。
【請求項8】
前記操作音として複数の原音データを保存する記憶部を、さらに備えている、
請求項1または2に記載の音像制御装置。
【請求項9】
請求項1または2に記載の音像制御装置と、
前記移動体に設けられた前記操作部と、
前記移動体に設けられた前記出力部と、
を備えている音像制御システム。
【請求項10】
移動体の内部における音の出力を制御する音像制御プログラムであって、
前記移動体に設けられた操作部への入力を受け付ける操作入力ステップと、
前記操作入力ステップにおける入力に応じて、前記移動体に設けられた出力部から操作音を出力させる出力制御ステップと、
前記移動体に設けられたオーディオ機器からのオーディオ音を前記出力部から出力させるオーディオ音制御ステップと、
を備え、
前記操作入力ステップにおいて前記操作部への入力を受け付け、前記出力制御ステップにおいて前記操作音を出力する際に、
前記オーディオ音制御ステップにおいて、前記オーディオ音が前記移動体の運転者の耳の位置で聞こえにくくするように前記運転者以外の位置に音像を合わせる制御を行う、
音像方法をコンピュータに実行させる音像制御プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、移動体に搭載され、移動体の内部における音の出力を制御する音像制御装置およびこれを備えた音像制御システム、音像制御プログラムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、乗用車等の移動体において、オーディオやエアコン等の入力操作を運転者(操作者)から受け付ける操作装置が搭載されている。
このような操作装置は、運転中の操作者が手元を確認することなく操作した際に、操作入力が行われたことが分かるように操作音を出力することがある。
例えば、特許文献1には、車両のステアリングホイールに配置され、操作ノブからの放射音の指向性が車両の乗員である運転者の耳に向けて強くなるように配置したスイッチ装置について開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-179096号公報(特許第6942013号公報)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来のスイッチ装置では、以下に示すような問題点を有している。
すなわち、上記公報に開示されたスイッチ装置では、車両の室内において立体音像を生成するために、音を放出するスピーカをステアリングホイール等に別途設ける必要があるという課題があった。
本発明の課題は、移動体に既存の構成を用いて、運転者が操作した操作音を確実に運転者に聞こえるように制御することが可能な音像制御装置およびこれを備えた音像制御システム、音像制御プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1の発明に係る音像制御装置は、移動体に搭載され、移動体の内部における音の出力を制御する音像制御装置であって、操作入力部と、出力制御部と、オーディオ音制御部と、を備えている。操作入力部は、移動体に設けられた操作部への入力を受け付ける。出力制御部は、操作入力部への入力に応じて、移動体に設けられた出力部から操作音を出力させる。オーディオ音制御部は、移動体に設けられたオーディオ機器からのオーディオ音を出力部から出力させる。操作入力部が操作部への入力を受け付けて、出力制御部が操作音を出力する際に、オーディオ音制御部は、オーディオ音を移動体の運転者の耳の位置で聞こえにくくするように運転者以外の位置に音像を合わせる制御を行う。
【0006】
ここでは、乗用車等の移動体の運転者にオーディオやエアコン等の操作を行った際に出力される操作音を確実に認識させるために、操作部への入力を受け付けて操作音を出力する際に、オーディオ音を移動体の運転者の耳の位置で聞こえにくくするように運転者以外の位置に音像を合わせる制御を行う。
ここで、移動体には、例えば、乗用車、トラック、バス、鉄道、船舶、航空機、ヘリコプター、遊園地等の施設に設置された各種アトラクション等が含まれる。
【0007】
移動体に設けられた出力部は、例えば、乗用車等に搭載された複数のスピーカを含む。
移動体に設けられた操作部は、例えば、乗用車等に搭載されたエアコン、オーディオ機器等の操作部を含む。
移動体に設けられたオーディオ機器は、例えば、テレビ、音楽プレイヤ、DVDやブルーレイディスク等の再生装置、ディスプレイオーディオ等を含む。
【0008】
操作部の操作音とは、例えば、電子的に生成されたクリック音であって、ピピピ、カチカチ、カリカリ、コツコツ等、実際に機械的なスイッチ等を操作した際に生じる音を含む。
これにより、乗用車等の移動体の車内において、運転手等が操作部を操作すると、操作音を出力する際に、運転者以外(同乗者等)の位置にオーディオ音の音像を合わせる制御を行うことで、移動体の運転者の耳の位置ではオーディオ音が聞こえにくく、操作音が聞こえやすくなる。
この結果、移動体に既存の構成を用いて、運転者が操作した操作音を確実に運転者に聞こえるように制御することができる。
【0009】
第2の発明に係る音像制御装置は、第1の発明に係る音像制御装置であって、操作入力部が操作部への入力を受け付けると、出力制御部は、操作音の音像を運転者の耳の位置に合わせるように制御を行う。
これにより、上述したオーディオ機器からのオーディオ音を運転者の耳の位置からずらす制御とともに、操作音の音像を運転者の耳の位置に合わせる制御を組み合わせることで、さらに効果的に、運転者が操作音を聞きとりやすくすることができる。
【0010】
第3の発明に係る音像制御装置は、第2の発明に係る音像制御装置であって、出力制御部は、出力部から出力される音の位相および振幅の少なくとも1つを制御して、操作音の音像を制御する。
これにより、複数のスピーカ等の出力部から放射される波形の位相を精密に調整する、および/または、各出力部からの音量を独立して調整することで、特定の方向(運転者の耳の位置等)へ操作音を集中させることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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