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公開番号2025085673
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-05
出願番号2025038589,2024030045
出願日2025-03-11,2019-12-17
発明の名称動画像符号化装置、および記録媒体
出願人シャープ株式会社
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類H04N 19/52 20140101AFI20250529BHJP(電気通信技術)
要約【課題】1つのピクチャに複数のスライスが存在した場合、同じ値を複数回指定することになり冗長であるという課題があった。
【解決手段】動画像符号化装置(11)は、マージ候補導出部(30361)と、パラメータ符号化部(111)と、を有し、パラメータ符号化部(111)は、時間動きベクトル予測が有効な場合、第1のフラグを符号化し、第1のフラグが真の場合、パラメータ符号化部(111)は、(1)第2のフラグを符号化し、(2)コロケートピクチャのインデックスを符号化し、第2のフラグの値は、時間動きベクトル予測に用いられるコロケートピクチャが第1の参照ピクチャリストから導出されることを示し、第2のフラグの値は、時間動きベクトル予測に用いられるコロケートピクチャが第2の参照ピクチャリストから導出されることを示し、インデックスは、コロケートピクチャを参照するためのインデックスである。
【選択図】図23
特許請求の範囲【請求項1】
対象ブロックの右下または中央に空間的に位置するコロケートポジションを参照するマージ候補を導出し、マージ候補リストに格納された2つのマージ候補の平均からペアワイズ候補を導出するマージ候補導出部と、
ピクチャヘッダ、スライスヘッダおよびピクチャパラメータセットを生成するパラメータ符号化部と、を有し、
前記パラメータ符号化部は、時間動きベクトル予測が有効な場合、前記ピクチャヘッダに含まれるべき前記時間動きベクトル予測が用いられるか否かを示す第1のフラグを符号化し、
前記第1のフラグが真の場合、前記パラメータ符号化部は、
(1)第2のフラグを符号化し、
(2)前記ピクチャヘッダに含まれるべき前記時間動きベクトル予測に用いられるコロケートピクチャのインデックスを符号化し、
1に等しい前記第2のフラグの値は、前記時間動きベクトル予測に用いられるコロケートピクチャが第1の参照ピクチャリストから導出されることを示し、
0に等しい前記第2のフラグの値は、前記時間動きベクトル予測に用いられるコロケートピクチャが第2の参照ピクチャリストから導出されることを示し、
前記インデックスは、前記第2のフラグによって示された前記第1の参照ピクチャリストまたは前記第2の参照ピクチャリストの前記コロケートピクチャを参照するためのインデックスである
ことを特徴とする動画像符号化装置。
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
コンピュータに動画像を符号化させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
前記プログラムは、前記コンピュータに、
対象ブロックの右下または中央に空間的に位置するコロケートポジションを参照するマージ候補を導出するステップと、
マージ候補リストに格納された2つのマージ候補の平均からペアワイズ候補を導出するステップと、
時間動きベクトル予測が有効な場合、ピクチャヘッダに含まれるべき前記時間動きベクトル予測が用いられるか否かを示す第1のフラグを符号化するステップと、
前記第1のフラグが真の場合、
(1)第2のフラグと
(2)前記ピクチャヘッダに含まれるべき前記時間動きベクトル予測に用いられるコロケートピクチャのインデックスを符号化するステップと、
前記ピクチャヘッダ、スライスヘッダおよびピクチャパラメータセットを生成するステップと、を実行させ、
1に等しい前記第2のフラグの値は、前記時間動きベクトル予測に用いられるコロケートピクチャが第1の参照ピクチャリストから導出されることを示し、
0に等しい前記第2のフラグの値は、前記時間動きベクトル予測に用いられるコロケートピクチャが第2の参照ピクチャリストから導出されることを示し、
前記インデックスは、前記第2のフラグによって示された前記第1の参照ピクチャリストまたは前記第2の参照ピクチャリストの前記コロケートピクチャを参照するためのインデックスである
ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、予測画像生成装置、動画像復号装置、および動画像符号化装置に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
動画像を効率的に伝送または記録するために、動画像を符号化することによって符号化データを生成する動画像符号化装置、および、当該符号化データを復号することによって復号画像を生成する動画像復号装置が用いられている。
【0003】
具体的な動画像符号化方式としては、例えば、H.264/AVCやH.265/HEVC(High-Efficiency Video Coding)方式などが挙げられる。
【0004】
このような動画像符号化方式においては、動画像を構成する画像(ピクチャ)は、画像を分割することにより得られるスライス、スライスを分割することにより得られる符号化ツリーユニット(CTU:Coding Tree Unit)、符号化ツリーユニットを分割することで得られる符号化単位(符号化ユニット(Coding Unit:CU)と呼ばれることもある)、及び、符号化単位を分割することより得られる変換ユニット(TU:Transform Unit)からなる階層構造により管理され、CU毎に符号化/復号される。
【0005】
また、このような動画像符号化方式においては、通常、入力画像を符号化/復号することによって得られる局所復号画像に基づいて予測画像が生成され、当該予測画像を入力画像(原画像)から減算して得られる予測誤差(「差分画像」または「残差画像」と呼ぶこともある)が符号化される。予測画像の生成方法としては、画面間予測(インター予測)、および、画面内予測(イントラ予測)が挙げられる。
【0006】
また、近年の動画像符号化及び復号の技術として非特許文献1が挙げられる。
【0007】
非特許文献1においては、時間方向の動きベクトル予測技術が導入されている。そのため、スライスのヘッダ情報で、参照可能なコロケートピクチャピクチャ(collocated picture)が複数存在した時に、動きベクトル予測に用いる動きベクトルをどのコロケートピクチャのものを用いるかを規定するインデクス値を記述している。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0008】
"Versatile Video Coding (Draft 7)", JVET-P2001-vE, Joint Video Exploration Team (JVET) of ITU-T SG 16 WP 3 and ISO/IEC JTC 1/SC 29/WG 11, 2019-11-14
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、非特許文献1では、符号化データの満たすべき要件として、コロケートピクチャを示すインデクス値は、符号化されたピクチャ内のすべてのスライスで同じ値であることが規定されている。そのため、1つのピクチャに複数のスライスが存在した場合、同じ値を複数回指定することになり冗長であるという課題がある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一態様に係る動画像符号化装置は、
対象ブロックの右下または中央に空間的に位置するコロケートポジションを参照するマージ候補を導出し、マージ候補リストに格納された2つのマージ候補の平均からペアワイズ候補を導出するマージ候補導出部と、
ピクチャヘッダ、スライスヘッダおよびピクチャパラメータセットを生成するパラメータ符号化部と、を有し、
前記パラメータ符号化部は、時間動きベクトル予測が有効な場合、前記ピクチャヘッダに含まれるべき前記時間動きベクトル予測が用いられるか否かを示す第1のフラグを符号化し、
前記第1のフラグが真の場合、前記パラメータ符号化部は、
(1)第2のフラグを符号化し、
(2)前記ピクチャヘッダに含まれるべき前記時間動きベクトル予測に用いられるコロケートピクチャのインデックスを符号化し、
1に等しい前記第2のフラグの値は、前記時間動きベクトル予測に用いられるコロケートピクチャが第1の参照ピクチャリストから導出されることを示し、
0に等しい前記第2のフラグの値は、前記時間動きベクトル予測に用いられるコロケートピクチャが第2の参照ピクチャリストから導出されることを示し、
前記インデックスは、前記第2のフラグによって示された前記第1の参照ピクチャリストまたは前記第2の参照ピクチャリストの前記コロケートピクチャを参照するためのインデックスである
ことを特徴とする。
また、本発明の一態様に係る記録媒体は、
コンピュータに動画像を符号化させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
前記プログラムは、前記コンピュータに、
対象ブロックの右下または中央に空間的に位置するコロケートポジションを参照するマージ候補を導出するステップと、
マージ候補リストに格納された2つのマージ候補の平均からペアワイズ候補を導出するステップと、
時間動きベクトル予測が有効な場合、ピクチャヘッダに含まれるべき前記時間動きベクトル予測が用いられるか否かを示す第1のフラグを符号化するステップと、
前記第1のフラグが真の場合、
(1)第2のフラグと
(2)前記ピクチャヘッダに含まれるべき前記時間動きベクトル予測に用いられるコロケートピクチャのインデックスを符号化するステップと、
前記ピクチャヘッダ、スライスヘッダおよびピクチャパラメータセットを生成するステップと、を実行させ、
1に等しい前記第2のフラグの値は、前記時間動きベクトル予測に用いられるコロケートピクチャが第1の参照ピクチャリストから導出されることを示し、
0に等しい前記第2のフラグの値は、前記時間動きベクトル予測に用いられるコロケートピクチャが第2の参照ピクチャリストから導出されることを示し、
前記インデックスは、前記第2のフラグによって示された前記第1の参照ピクチャリストまたは前記第2の参照ピクチャリストの前記コロケートピクチャを参照するためのインデックスである
ことを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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