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公開番号
2025084268
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-03
出願番号
2023198044
出願日
2023-11-22
発明の名称
画像処理装置及び、その制御方法、並びにプログラム
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類
H04N
1/00 20060101AFI20250527BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】原稿の読み取りを、低コストで、画質劣化を抑えながら安定的に行うこと。
【解決手段】画像処理部は、実行されるジョブのパラメータから入力画像処理を実施する処理時間を見積り、実行されるジョブのパラメータから出力画像処理を実施する処理時間を見積もる。画像処理部は、2ページ分の出力画像処理時間が、1ページ分の入力画像処理時間よりも短い場合は入力画像処理後にページ単位で一時保存(バッファリング)せず、バンド単位でバッファリングしながら出力画像処理を実施する。画像処理部は、2ページ分の出力画像処理時間の方が1ページ分の入力画像処理時間より長い場合は入力画像処理済み画像データを一時保存する。画像処理部は、各圧縮形式での一時保存サイズを見積り、2ページ分の入力画像処理済み画像データのデータサイズがバッファサイズより小さくなる、最も画質劣化の少ない圧縮形式でバッファリングを行う。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
スキャナによる原稿の読み取りを指示するジョブを取得するジョブ取得手段と、
前記スキャナが前記ジョブに従って読み取った前記原稿の読み取り画像データを取得する画像データ取得手段と、
前記読み取り画像データの2ページ分の画像データを並列処理する第1画像処理と、前記第1画像処理の処理済みデータに対して所定の処理単位で逐次処理する第2画像処理とを行う処理手段と、
前記処理手段における前記第1画像処理の処理済みデータを一時的に保存するバッファ手段と、
を備え、
前記処理手段は、前記ジョブに含まれる所定のパラメータと前記第1画像処理及び前記第2画像処理の処理速度とに基づき前記所定の処理単位を設定する、
ことを特徴とする画像処理装置。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記処理手段は、前記所定の処理単位をページ単位又はページを複数に分割したバンド単位に設定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記処理手段は、前記所定の処理単位を前記バンド単位とした場合、前記第2画像処理において前記第1画像処理で並列処理された2ページ分の画像データを前記バンド単位で交互に処理する、
ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記処理手段は、前記ジョブに含まれる所定のパラメータと前記第1画像処理及び前記第2画像処理の処理速度とに基づき、前記読み取り画像データの2ページ分の画像データに対する前記第1画像処理に要する第1処理時間及び前記第2画像処理に要する第2処理時間を算出し、前記第2処理時間が前記第1処理時間よりも短い場合、前記所定の処理単位を前記バンド単位とし、前記第2処理時間が前記第1処理時間以上の場合、前記所定の処理単位を前記ページ単位とする、
ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記処理手段は、前記所定の処理単位としてページ単位を設定した場合、前記第1画像処理の処理済みデータのデータサイズと前記バッファ手段のバッファサイズとに応じて、前記バッファ手段に一時保存する際の保存形式を決定する、
ことを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記処理手段は、前記ジョブのパラメータに基づき算出される2ページ分の前記第1画像処理の処理済みデータのデータサイズが前記バッファサイズより小さい場合、少なくとも1ページ分の前記第1画像処理の処理済みデータを非圧縮で前記バッファ手段にページ単位でバッファリングする、
ことを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
【請求項7】
前記処理手段は、前記ジョブのパラメータに基づき算出される2ページ分の前記第1画像処理の処理済みデータのデータサイズが前記バッファサイズより小さい場合、2ページ分の前記第1画像処理の処理済みデータを非圧縮で前記バッファ手段にページ単位でバッファリングする、
ことを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
【請求項8】
前記処理手段は、前記ジョブに基づき算出される2ページ分の前記第1画像処理の処理済みデータのデータサイズが前記バッファサイズ以上、1ページ分の前記第1画像処理の処理済みデータのデータサイズが前記バッファサイズより小さく、かつ、前記第2処理時間の半分が前記第1処理時間より短い場合、並列処理された2ページ分の前記第1画像処理の処理済みデータのうちの一方を非圧縮で前記バッファ手段にバッファリングし、他方をバンド単位で前記バッファ手段にバッファリングする、
ことを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
【請求項9】
前記処理手段は、前記ジョブのパラメータに基づき算出される2ページ分の前記第1画像処理の処理済みデータのデータサイズが前記バッファサイズ以上である場合、少なくとも1ページ分の前記第1画像処理の処理済みデータを可逆圧縮で前記バッファ手段にページ単位でバッファリングする、
ことを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
【請求項10】
前記処理手段は、2ページ分の前記第1画像処理の処理済みデータに対して前記可逆圧縮を実施した可逆圧縮済みデータのデータサイズが前記バッファ手段のバッファサイズより小さい場合、2ページ分の前記第1画像処理の処理済みデータを可逆圧縮して前記バッファ手段にページ単位でバッファリングする、
ことを特徴とする請求項9に記載の画像処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、読み取られた画像データを処理するための画像処理技術に関するものである。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、スキャナや複合機には、原稿の両面の読み取りを1回の通紙で可能にするものがある。これらの機器は、両面同時読み取りによる読み取り速度の向上、原稿を反転させずに1パスで両面を読み取ることによる原稿への搬送破損負荷の軽減、騒音の低減を狙ったものである。一方で、このような同時両面読み取り機構を有するスキャナやデジタル複合機では、2ページ分の画像データを出力装置に送るために読み取り画像に対する画像処理装置も二重化する必要があり、コストが大幅に上昇する。
【0003】
特許文献1では、読み取り画像を安価なバッファメモリに一時的に蓄積して1つの画像処理装置で1ページずつ順次画像処理し、出力装置に転送する構成が提案されている。また特許文献2では、1つの画像処理装置で2ページ分の読み取り画像をブロック毎に交互に処理することで、少ないバッファメモリで処理可能にする構成が提案されている。これらの構成を取ることでトータルコストを下げつつ、同時両面読み取りを可能にしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-302812号公報
特開2012-191556号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1の構成では、バッファメモリの容量が不足するのを防ぐため、画質の劣化を伴うデータの圧縮を行うか、読み取り範囲を狭くする必要がある。また、特許文献2の構成では、2ページ分の読み取り画像に対するブロック毎に行う処理が間に合わず、処理エラーが生じる可能性がある。
【0006】
本発明は、原稿の読み取りを、低コストで、画質劣化を抑えながら安定的に行うことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、画像処理装置であって、スキャナによる原稿の読み取りを指示するジョブを取得するジョブ取得手段と、前記スキャナが前記ジョブに従って読み取った前記原稿の読み取り画像データを取得する画像データ取得手段と、前記読み取り画像データの2ページ分の画像データを並列処理する第1画像処理と、前記第1画像処理の処理済みデータに対して所定の処理単位で逐次処理する第2画像処理とを行う処理手段と、前記処理手段における前記第1画像処理の処理済みデータを一時的に保存するバッファ手段と、を備え、前記処理手段は、前記ジョブに含まれる所定のパラメータと前記第1画像処理及び前記第2画像処理の処理速度とに基づき前記所定の処理単位を設定する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、原稿の読み取りを、低コストで、画質劣化を抑えながら安定的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態に係る画像処理装置の概略内部構成を示す図である。
本発明の実施形態に係る画像処理装置において、画像処理を二重に備えた場合の画像処理方法を示す図である。
本発明の実施形態に係る画像処理装置において、バッファに非可逆圧縮してページ単位で一時保存する場合の画像処理を実現するための機能ブロック図である。
本発明の実施形態に係る画像処理装置のジョブ処理全体を示すフローチャートである。
本発明の実施形態1に係る画像処理装置の画像処理部が実施する画像処理方法の選択を示すフローチャートである。
本発明の実施形態に係る画像処理装置において、2ページ分の読み取り画像をブロック毎に交互に画像処理する場合の画像処理を実現するための機能ブロック図である。
本発明の実施形態に係る画像処理装置において、バッファに可逆又は非可逆圧縮してページ単位で一時保存する場合の画像処理を実現するための機能ブロック図である。
本発明の実施形態に係る画像処理装置において、バッファに非圧縮のままページ単位で一時保存する場合の画像処理を実現するための機能ブロック図である。
本発明の実施形態2に係る画像処理装置の画像処理部が実施する画像処理方法の選択を示すフローチャートである。
本発明の実施形態に係る画像処理装置において、1ページはバンド単位で一時保存して画像処理し、1ページは非圧縮のままページ単位で一時保存して画像処理する場合の画像処理を実現するための機能ブロック図である。
本発明の実施形態に係る画像処理装置において、1ページはバンド単位で一時保存して画像処理し、1ページは可逆圧縮してページ単位で一時保存して画像処理する場合の画像処理を実現するための機能ブロック図である。
本発明の実施形態3に係る画像処理装置の画像処理部が実施する画像処理方法の選択を示すフローチャートである。
本発明の実施形態3に係る操作パネル表示画ページ例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
(【0011】以降は省略されています)
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