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公開番号2025082899
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-30
出願番号2023196431
出願日2023-11-20
発明の名称傾斜地の削孔操作システム
出願人株式会社Sakatec
代理人弁理士法人柳野国際特許事務所
主分類E21B 15/04 20060101AFI20250523BHJP(地中もしくは岩石の削孔;採鉱)
要約【課題】山の斜面等からなる傾斜面において少人数の作業員により削孔作業を正確かつ迅速に行うことが可能な傾斜面の削孔操作システムを提供する。
【解決手段】削孔用ロッド21を有する削孔機本体2と、傾斜面Kの削孔位置に立設されて前記削孔機本体2を支持するガイドポスト3と、前記削孔機本体2を駆動する圧搾空気を供給する圧搾空気供給源5と、を有する削孔装置と、該削孔装置に操作信号を出力する操作手段と、を備えた傾斜面Kの削孔操作システム1であって、前記圧搾空気供給源5は、前記操作信号に応じて前記圧搾空気の供給を制御する圧搾空気制御部(第一制御部57、第二制御部58)を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
削孔用ロッドを有する削孔機本体と、傾斜面の削孔位置に立設されて前記削孔機本体を支持するガイドポストと、前記削孔機本体を駆動する圧搾空気を供給する圧搾空気供給源と、を有する削孔装置と、該削孔装置に操作信号を出力する操作手段と、を備えた傾斜面の削孔操作システムであって、
前記圧搾空気供給源は、前記操作信号に応じて前記圧搾空気の供給を制御する圧搾空気制御部を有する、傾斜面の削孔操作システム。
続きを表示(約 290 文字)【請求項2】
前記操作手段は、前記操作信号として無線信号を送信する無線通信機からなり、
前記圧搾空気供給源は、前記無線信号を受信する受信器を有している、請求項1記載の傾斜面の削孔操作システム。
【請求項3】
前記ガイドポストを前記傾斜面に立設させた状態に保持するワイヤと、該ワイヤの巻き取り及び繰り出しを行うワイヤ駆動部と、を備え、
前記操作手段には、前記圧搾空気制御部への前記操作信号の出力を指示する圧搾空気操作部と、前記ワイヤ駆動部への操作信号の出力を指示するワイヤ操作部と、が設けられている、請求項1又は2記載の傾斜面の削孔操作システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、削孔装置を操作して山間地等の傾斜面を削孔する傾斜面の削孔操作システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ワイヤにより傾斜面に立設した状態に保持されるガイドポストと、該ガイドポストの長手方向にスライド自在に取り付けられるスライド台と、該スライド台に着脱自在に取り付けられることで、スライド台とともに移動することができる削孔機本体と、該削孔機本体からガイドポストの長手方向に延設されてなる削孔用ロッドと、を有し、前記削孔機本体をスライド台とともに昇降させて削孔用ロッドによる傾斜面の削孔を行うように構成された削孔装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
この削孔装置は、例えば図4に示すように、削孔機本体2を支持するガイドポスト3を傾斜面Kの削孔位置に立設させるとともに、コンプレッサー及びエアタンク等を有する大重量の圧搾空気供給源5を傾斜面Kの麓Hに設置した状態で使用される。そして、圧搾空気供給源5の操作盤50に設けられた操作レバーを操作作業員aが麓Hにおいて操作し、圧搾空気供給源5から削孔機本体2に駆動用の圧搾空気を供給することにより、削孔機本体2の削孔用ロッド21を回転させつつ、削孔機本体2を前後動させて傾斜面Kを削孔するように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-89935号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上述の削孔装置では、傾斜面Kに設置されたガイドポスト3及び削孔機本体2の設置状態と、削孔作業の進行度合い等と、を麓Hにいる操作作業員aが正確に把握して、操作盤50のレバー操作を行うことにより、圧搾空気の供給ホース53、54に設けられた各種の切替弁あるいは開閉弁を操作して削孔機本体2を駆動する圧搾空気を適宜に供給する必要がある。
【0006】
この際に、削孔機本体2の設置場所と、操作作業員aの立ち位置とが大きく離れていたり、削孔機本体2の設置場所が樹木等で覆われていたりすると、削孔機本体2の状態を麓Hから正確に目視することができず、前記切替弁等を適正なタイミングで操作することができない虞がある。このため、麓Hにいる操作盤50のレバー操作を行う操作作業員a、及び傾斜面Kにおいて削孔機本体2の設置作業等を行う手元作業員bに加えて、削孔作業の進行度合い等を監視する監視作業員cを削孔作業位置に配置していた。そして、この監視作業員cと麓Hの操作作業員aとがトランシーバ又は拡声器等を用いて連絡を取り合うことにより、削孔作業の進行度合及び安全性を確認しつつ、削孔装置を稼働させなければならず、多人数の作業員が必要であるとともに、正確かつ迅速な削孔作業が困難であるという問題があった。
【0007】
本発明の目的は、山の斜面等からなる傾斜面において少人数の作業員により削孔作業を正確かつ迅速に行うことができる傾斜面の削孔操作システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、以下の発明を包含する。
【0009】
(1)削孔用ロッドを有する削孔機本体と、傾斜面の削孔位置に立設されて前記削孔機本体を支持するガイドポストと、前記削孔機本体を駆動する圧搾空気を供給する圧搾空気供給源と、を有する削孔装置と、該削孔装置に操作信号を出力する操作手段と、を備えた傾斜面の削孔操作システムであって、前記圧搾空気供給源は、前記操作信号に応じて前記圧搾空気の供給を制御する圧搾空気制御部を有する、傾斜面の削孔操作システム。
【0010】
(2)前記操作手段は、前記操作信号として無線信号を送信する無線通信機からなり、前記圧搾空気供給源は、前記無線信号を受信する受信器を有している、(1)に記載の傾斜面の削孔操作システム。
(【0011】以降は省略されています)

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