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公開番号2025082483
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-29
出願番号2023195839
出願日2023-11-17
発明の名称衿付き衣服及びその製造方法
出願人住商モンブラン株式会社
代理人個人,個人
主分類A41D 27/06 20060101AFI20250522BHJP(衣類)
要約【課題】衿の強度を十分に確保し、洗濯時等におけるシワの発生を抑制することができる衿付き衣服を提供する
【解決手段】衿付き衣服1は、衣服本体2に取り付けられる衿3を備える。衿3は、衿本体31と、衿本体31の一方の主面に形成されたラミネート部32とを有する。衿3は、衿本体31とラミネート部32とをラミネート部32を内側にして折り曲げられて形成された折曲部3cを有する。衿3は、先端部3a及び先端部3bにより衣服本体2(左前身頃21b)を挟み込むようにして衣服本体2に取り付けられている。ラミネート部32は、衿3が折り曲げられる前の状態において、衿本体31の一方の主面に予め形成されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
衣服本体と、前記衣服本体に取り付けられる衿とを備える衿付き衣服であって、
前記衿は、衿本体と、前記衿本体の一方の主面に形成されたラミネート部と、前記衿本体と前記ラミネート部とを前記ラミネート部を内側にして折り曲げられて形成された折曲部とを有し、前記衣服本体を挟み込むようにして前記衣服本体に取り付けられており、
前記ラミネート部は、前記衿が折り曲げられる前の状態において、前記衿本体の一方の主面に予め形成されている、衿付き衣服。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
請求項1に記載の衿付き衣服であって、
前記ラミネート部は、前記衿の折曲部において、前記衿本体の内側において連続して形成され、かつ、前記衿本体の内側に密着している、衿付き衣服。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の衿付き衣服であって、
前記ラミネート部は、前記衿本体の一方の主面全体に形成されている、衿付き衣服。
【請求項4】
衿付き衣服の製造方法であって、
衣服本体と、衿用生地とを準備する工程と、
前記衿用生地の一方の主面にラミネート加工を施して衿生地を得る工程と、
前記ラミネート加工を施した主面を内側にして前記衿生地を折り曲げて衿を得る工程と、
前記衿を前記衣服本体に取り付ける工程と含む、衿付き衣服の製造方法。
【請求項5】
請求項4に記載の衿付き衣服の製造方法であって、
前記衿生地を得る工程は、前記衿用生地の一方の主面にラミネート加工を施したのち、前記ラミネート加工を施した衿用生地を所定のサイズに裁断することにより、衿生地を得る、衿付き衣服の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、衿付き衣服、特に、病院又は介護施設等で使用される病衣等の衿付き衣服に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
病院又は介護施設等で使用される病衣は、多数の患者又は被介護者によって使用される。使用後の多数の病衣は、集積されてまとめて洗濯される。病衣は、繰り返し洗濯され、かつ、乾燥処理されることにより、シワが発生する。特に、病衣の衿部にシワが生じ易い。シワが生じた病衣は再洗濯又は廃棄され得るため、経済的には病衣のシワの発生を抑制することが肝要となる。
【0003】
実用新案登録第3214675号公報(特許文献1)は、洗濯後に,衿のシワ及び,折り曲がりの発生を防止することを目的とした浴衣を開示している。浴衣は、浴衣本体と衿とを有する。衿は、長手方向に沿って二つ折りにされた所定幅の帯状体である。衿は、衿生地を二つ折りにした後、二片のうち一片又は二片両方の内側全面に熱接着性樹脂シート等の芯地を接着することにより形成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実用新案登録第3214675号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の浴衣は、衿生地を二つ折りにした後に熱接着性樹脂シート等の芯地を接着することも考慮しているため、衿生地の一片の内側全面に芯地を接着する際には、衿生地の一片と同サイズの芯地を準備しなければならず、また、実際に衿生地の一片と芯地とを接着するときに衿生地と芯地との間に位置ズレが生じるおそれがあり、一片の内側全面に適切に芯地を接着することは容易ではなく、1枚の衿に対して1枚の芯地を接着しなければならず、手間がかかっていた。
【0006】
また、二つ折りにされた二片両方の内側全面に芯地を接着するには、一片ごとに芯地を接着する必要があり、手間になるだけでなく、二つ折りされた折り返し部分(衿の端部)において二片各々に接着された芯地同士が分離して連続していないため、芯地同士が連続していない場合に比べて衿の端部の強度が低下し得る。特に、衿の端部において上述した芯地の位置ズレが生じた場合には、衿の端部の強度がより低下し得る。さらに、二片両方の内側全面、すなわち、衿生地全体の内側全面に一度に芯地を接着しようとすると、二つ折りにされた衿生地内側の谷部分に芯地が嵌り込まず、衿生地の内側に適切に芯地を密着させることは困難であり、やはり衿の端部の強度が低下し得る。このように、特許文献1の浴衣は、衿の端部の強度が低下し得るという問題があった。
【0007】
そこで、本開示は、衿の強度を十分に確保し、洗濯時等におけるシワの発生を抑制することができる衿付き衣服を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本開示は次のような解決手段を講じた。すなわち、本開示に係る衿付き衣服は、衣服本体と、衣服本体に取り付けられる衿とを備える衿付き衣服である。衿は、衿本体と、衿本体の一方の主面に形成されたラミネート部とを有し、衿本体とラミネート部とをラミネート部を内側にして折り曲げられて形成されるとともに、衣服本体を挟み込むようにして衣服本体に取り付けられている。ラミネート部は、衿が折り曲げられる前の状態において、衿本体の一方の主面に予め形成さられている。
【発明の効果】
【0009】
本開示に係る衿付き衣服によれば、衿の強度を十分に確保し、洗濯時等におけるシワの発生を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、実施形態に係る衿付き衣服を示す正面図である。
図2は、図1に示す衿付き衣服の背面図である。
図3は、図1に示す衿の拡大断面図である。
図4は、実施形態に係る衿付き衣服の製造方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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