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公開番号
2025082368
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-29
出願番号
2023195636
出願日
2023-11-17
発明の名称
塔型構造物の塔部接続構造及び塔型構造物の組立方法
出願人
五洋建設株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
E04H
12/00 20060101AFI20250522BHJP(建築物)
要約
【課題】作業が煩雑なフランジ接合を用いずに効率的に組立作業を行うことができる塔型構造物の塔部接続構造及び塔型構造物の組立方法の提供。
【解決手段】塔型構造物の塔部接続構造は、下部構造体12と上部構造体13とが互いに対応する下フランジ14と上フランジ15とが重ね合わされた状態で接続され、重ね合わされた下フランジ14と上フランジ15とが一又は複数の挟持部材18,18…によって挟持されてなる複数のフランジ挟持部16,16…が周方向に間隔をおいて設けられるとともに、重ね合わされた下フランジ14と上フランジ15とを挟んで下部構造体12と上部構造体13とに跨って充填された構造部材18からなるせん断ねじり規制部17,17…がフランジ挟持部16,16間に設けられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
筒状の下部構造体と搭状の上部構造体とが接続される塔型構造物の接続構造において、
前記下部構造体は、上端部に外周面及び/又は内周面から張り出した下フランジを備え、
前記上部構造体は、下端部に外周面及び/又は内周面から張り出した上フランジを備え、
前記下部構造体と前記上部構造体とが互いに対応する前記下フランジと前記上フランジとが重ね合わされた状態で接続され、
重ね合わされた前記下フランジと前記上フランジとが一又は複数の挟持部材によって挟持されてなる複数のフランジ挟持部が周方向に間隔をおいて設けられるとともに、
重ね合わされた前記下フランジと前記上フランジとを挟んで前記下部構造体と前記上部構造体とに跨って充填された構造部材からなるせん断ねじり規制部が前記フランジ挟持部間に設けられていることを特徴としてなる塔型構造物の塔部接続構造。
続きを表示(約 800 文字)
【請求項2】
前記せん断ねじり規制部は、前記下部構造体及び前記上部構造体の内周面又は外周面に突設されたせん断ねじり規制用補強材が埋設されている請求項1に記載の塔型構造物の接続構造。
【請求項3】
上端部に外周面及び/又は内周面から張り出した下フランジを有する筒状の下部構造体と、下端部に外周面及び/又は内周面から張り出した上フランジを有する搭状の上部構造体とを備え、前記下フランジと前記上フランジとを重ね合わせた状態で前記下部構造体と前記上部構造体とを接続する塔型構造物の組立方法において、
前記下部構造体上に前記上部構造体を接続させ、対応する前記下フランジと前記上フランジとを重ね合わせた後、
重ね合わせた前記下フランジと前記上フランジとを周方向に間隔をおいた複数の領域において一又は複数の挟持部材で挟持して複数のフランジ挟持部を形成し、
周方向で隣り合うフランジ挟持部間に重ね合わされた前記下フランジと前記上フランジとを挟んで前記下部構造体と前記上部構造体とに跨るように型枠を設置し、
該型枠内に構造部材を充填してせん断ねじり規制部を形成することを特徴としてなる塔型構造物の組立方法。
【請求項4】
前記下部構造体及び前記上部構造体の前記せん断ねじり規制部に対応する位置の内周面又は外周面にせん断ねじり規制用補強材を突設しておく請求項3に記載の塔型構造物の組立方法。
【請求項5】
前記挟持部材を回動可能な支持アームを介して前記下部構造体又は前記上部構造体の内周面又は外周面に支持させておき、前記下フランジと前記上フランジとを重ね合わせた後、前記支持アームを回動させて前記挟持部材を重ね合わされた前記下フランジと前記上フランジとを挟持する位置まで移動させる請求項3又は4に記載の塔型構造物の組立方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、洋上風力発電装置等の基礎部と塔部とを接続する塔型構造物の塔部接続構造及び塔型構造物の組立方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、環境への影響や自然エネルギーの有効活用の観点から、再生可能エネルギーの利用が進められており、その中でも発電賦存量が多い風力発電が注目されている。
【0003】
特に、洋上は、陸上と比較して風力発電に適した風を得やすい環境にあり、風力発電装置を設置する環境に適していることから、近年では、洋上風力発電装置の開発並びに設置が進められている。
【0004】
この洋上風力発電装置1は、図12に示すように、浮体式又はモノパイル等からなる着床式の下部構造体2と、下部構造体2の上端に下端が接続されるタワー状の上部構造体3と、上部構造体3の上端部に支持された風車(ナセル・ロータ)等からなる風力発電用設備4とを備えた塔型構造物となっている。
【0005】
この上部構造体3と下部構造体2との接続は、下部構造体2の上端に配置されたフランジ5と、上部構造体3の下端全周に配置されたフランジ6とを複数のボルトによって締結するフランジ接合が広く用いられている(例えば、特許文献1を参照)。
【0006】
このような洋上風力発電装置の組立ては、浮体式又はモノパイル等からなる着床式の下部構造体2を設置・安定させた後、下部構造体2の上端に大型の起重機船7やSEP船等に搭載されたクレーン8に吊り持ちさせた状態の上部構造体3の下端を接続することによって行われている。尚、図中符号9は水面である。
【0007】
その際、上部構造体3がクレーン8に吊り持ちされた状態で下部構造体2上に移動され、両フランジ5,6のボルト孔の位置を微調整しながら下部構造体2のフランジ5に上部構造体3のフランジ6を接合させ、然る後、接合させたフランジ5,6間を多数のボルトによって締結するようになっている(例えば、特許文献1、2を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2007―138765号公報
特開2013-19207号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、上述の如き従来の技術では、上部構造体と下部構造体とを連結するフランジ間を接合する際、上下のフランジに開いたボルト孔の位置をmm単位で調節する必要があり、15MW級の風車の場合、M100のボルトを200本程度使用するため、その数の分のボルト孔の位置合わせ及び締結作業は非常に煩雑であり、困難を伴うという問題があった。
【0010】
また、下部構造体が浮体式の場合には、設置領域の水深が深く、SEP船の使えない外洋において下部構造体である浮体と上部構造体を吊り持ちする作業船とがともに揺動し、上部構造体と下部構造体との相対揺動が数mとなる状況において上述のボルト孔の位置調整をする必要があることから、作業がより困難になる虞があり、作業が波・風がともに静穏な日に限られてしまうという問題があった。
(【0011】以降は省略されています)
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