TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025080400
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-26
出願番号
2023193510
出願日
2023-11-14
発明の名称
刃物研ぎ器
出願人
株式会社貝印刃物開発センター
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B24B
3/54 20060101AFI20250519BHJP(研削;研磨)
要約
【課題】刃物の刃先を研磨する刃物研ぎ器において、安定して使用可能な刃物研ぎ器を提供する。
【解決手段】本体と、前記本体内に配置された、第1の種類の刃物である第1刃物を研磨する第1研磨体と、を備える刃物研ぎ器であって、前記本体は、底面に、長手方向の中央部に幅方向にわたって上面側に向かって凹むように形成された底面凹部を有し、前記本体の、前記長手方向の前記中央部における、前記長手方向に対して垂直な断面は、下側に凸のU字状になっており、前記本体の上面には、前記幅方向にわたる溝状に形成され、刃先を前記第1研磨体に向けてガイドする第1スリットが形成される、刃物研ぎ器とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
本体と、
前記本体内に配置された研磨体と、を備える刃物研ぎ器であって、
前記本体は、底面に、長手方向の中央部に幅方向にわたって上面側に向かって凹むように形成された底面凹部を有し、
前記本体の、前記長手方向の前記中央部における、前記長手方向に対して垂直な断面は、下側に凸のU字状になっており、
前記本体の上面には、前記幅方向にわたる溝状に形成され、刃先を前記研磨体に向けてガイドするスリットが形成される、
刃物研ぎ器。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記研磨体は、第1の刃物を研磨する第1研磨体であって、
前記スリットは、第1スリットであって、
前記本体内に、前記第1の刃物とは異なる種類の第2の刃物を研磨する第2研磨体がさらに配置され、
前記本体の上面には、前記幅方向にわたる溝状に形成され、刃先を前記第2研磨体に向けてガイドする第2スリットがさらに形成され、
前記第1スリット及び前記第1研磨体は、前記中央部に対して前記本体の前記長手方向における一方側に配置され、前記第2スリット及び前記第2研磨体は、前記中央部に対して前記本体の前記長手方向における他方側に配置される、
請求項1に記載の刃物研ぎ器。
【請求項3】
前記第1の刃物は刃先が波形の刃物であり、前記第2の刃物は刃先が直線状または湾曲状の刃物である、
請求項2に記載の刃物研ぎ器。
【請求項4】
前記本体内に、前記第2の刃物を研磨する第3研磨体がさらに配置され、
前記本体の上面には、前記幅方向にわたる溝状に形成され、刃先を前記第3研磨体に向けてガイドする第3スリットがさらに形成され、
前記第3スリット及び前記第3研磨体は、前記中央部に対して前記本体の前記長手方向における前記他方側に配置される、
請求項2に記載の刃物研ぎ器。
【請求項5】
前記本体が略直方体である、
請求項2に記載の刃物研ぎ器。
【請求項6】
前記底面凹部は、前記本体の前記幅方向における中央に対して対称に形成される、
請求項2に記載の刃物研ぎ器。
【請求項7】
本体と、
前記本体内に配置された研磨体と、を備える刃物研ぎ器であって、
前記本体は、底面に、長手方向の中央部に幅方向にわたって上面側に向かって凹むように形成された底面凹部を有し、
前記本体の、前記長手方向の前記中央部における、前記長手方向に対して垂直な断面は、下側に凸のU字状になっており、
前記本体の上面には、前記幅方向にわたる溝状に形成され、刃先を前記研磨体に向けてガイドするスリットが形成され、
前記本体の上面には、上側に向かって突出する部材が設けられていない、
刃物研ぎ器。
【請求項8】
本体と、
前記本体内に配置された、刃先が波形の刃物である第1刃物を研磨する第1研磨体、刃先が直線状または湾曲状の刃物である第2刃物を研磨する第2研磨体、及び前記第2刃物を研磨する第3研磨体と、を備える刃物研ぎ器であって、
前記第3研磨体は、前記第2研磨体よりも細かい粒度を有し、
前記本体は、底面に、前記本体の長手方向の中央部に幅方向にわたって上面側に向かって凹むように形成された底面凹部を有し、
前記底面凹部は、前記本体の前記幅方向における中央に対して対称に形成され、
前記本体の、前記長手方向の前記中央部における、前記長手方向に対して垂直な断面は、下側に凸のU字状になっており、
前記本体の上面には、
前記幅方向にわたる溝状に形成され、刃先を前記第1研磨体に向けてガイドする第1スリットと、
前記幅方向にわたる溝状に形成され、刃先を前記第2研磨体に向けてガイドする第2スリットと、
前記幅方向にわたる溝状に形成され、刃先を前記第3研磨体に向けてガイドする第3スリットと、が形成され、
前記第1スリット及び前記第1研磨体は、前記中央部に対して前記本体の前記長手方向における一方側に配置され、前記第2スリット、前記第2研磨体、前記第3スリット、及び前記第3研磨体は、前記中央部に対して前記本体の前記長手方向における他方側に配置される、
刃物研ぎ器。
【請求項9】
前記第1研磨体は、2つの板状の砥石からなり、
前記第2研磨体は、2つの円錐台を、それぞれ底面より小さい面積を有する上面で互いに連結した形状の砥石からなり、
前記第3研磨体は、2つの円柱状の砥石からなる、
請求項8に記載の刃物研ぎ器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の一態様は、刃物の刃先を研磨する刃物研ぎ器に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1に記載された、モータと、モータシャフトに固定された砥石と、スプリングとを備える電動砥石があった。一方で、特許文献2に記載された、モータを有さない刃物研磨具であって、研磨体を支持する支持体と、土台と、支持体と土台との間に位置する弾性部材及びガイド部材を備える構成の刃物研磨具があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開昭48-73893号公報
特開2018-122382号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、物を大切に使い、ごみを減らすリデュース(Reduce)、使える物を繰り返し使用するリユース(Reuse)、及びごみを資源として再び利用するリサイクル(Recycle)の3つのR(アール)を総称した3Rが提唱されている。上述したように従来の剃刀における刃体カートリッジは樹脂及び金属によって形成されることが多かったが、リサイクルが容易な素材への置き換え(Replace)が求められている。また、国連サミットで採択されたSDGs(Sustainable Development Goals、持続可能な開発目標)における17の目標の中の目標12では、「つくる責任、つかう責任」として、持続可能な生産消費形態を確保することが挙げられており、廃棄物の発生を大幅に削減することなどが求められている。例えば、目標12-5では、2030年までに、廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再利用により、廃棄物の発生を大幅に削減することが目標として挙げられている。このような状況のもと、包丁を含む刃物の分野においても、廃棄物の発生を減少させることが求められている。
【0005】
一方で、包丁を研ぐための刃物研ぎ器(刃物研磨具)は、一般家庭に十分に普及しているとは言い難い状況であった。一般家庭に刃物研ぎ器が普及しない原因として、容易かつ安全に使用しづらいという印象があること、及び収納場所に困ること、などがあった。また、従来の比較的コンパクトな刃物研ぎ器は、位置ずれしないように安定して設置することが容易でなく、使用時に本体が動いてしまうことがあった。また、複数種類の刃物を研磨可能な構成のものが少なかった。本発明は、これらの課題のうちの少なくともいずれかを解決しつつ、一般家庭に刃物研ぎ器を普及させることで刃物の長期間にわたり快適に使用可能にすることで、廃棄物の発生を減少させることなどを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、例えば次のような構成の刃物研ぎ器を提供する。
【0007】
本発明の一の手段は、本体と、
前記本体内に配置された、第1の種類の刃物である第1刃物を研磨する第1研磨体と、を備える刃物研ぎ器であって、
前記本体は、底面に、長手方向の中央部に幅方向にわたって上面側に向かって凹むように形成された底面凹部を有し、
前記本体の、前記長手方向の前記中央部における、前記長手方向に対して垂直な断面は、下側に凸のU字状になっており、
前記本体の上面には、前記幅方向にわたる溝状に形成され、刃先を前記第1研磨体に向けてガイドする第1スリットが形成される、
刃物研ぎ器である。
【0008】
上記の刃物研ぎ器によれば、底面凹部を設けた構成とすることでグリップ性が高まり、使用者が位置ずれしないように安定して刃物研ぎ器を把持することができる。そのため、使用時に刃物研ぎ器が刃物をスライドさせる方向などに移動することを抑制でき、安全に使用することができる。このとき、従来の構成であれば、使用者が把持する把持部と、刃先を差し込むスリットとの間に、手がスリット側に滑ることを防止するガード部材が設けられることがあったが、このようなガード部材を設けることなく、十分安全に使用可能な構成になる。上記の刃物研ぎ器は、このようなガード部材が不要であるため、高さ方向のサイズを小さくでき、コンパクトに収納しやすくなる。また、使用者が刃物に与える力が効果的に刃先に与えられることとなるため、研磨対象の刃物を比較的軽い力で研磨することができる。
【0009】
上記の刃物研ぎ器において好ましくは、前記本体内に、前記第1刃物とは異なる種類の第2刃物を研磨する第2研磨体がさらに配置され、
前記本体の上面には、前記幅方向にわたる溝状に形成され、刃先を前記第2研磨体に向けてガイドする第2スリットがさらに形成され、
前記第1スリット及び前記第1研磨体は、前記中央部に対して前記本体の前記長手方向における一方側に配置され、前記第2スリット及び前記第2研磨体は、前記中央部に対して前記本体の前記長手方向における他方側に配置される。
【0010】
上記の刃物研ぎ器によれば、第1スリット及び第1研磨体と、第2スリット及び第2研磨体とが中央部に対して一方側と他方側とにバランスよく配置されるため、それぞれの研磨体で異なる種類の刃物を研磨可能にしつつ、コンパクトな構成にすることができる。また、中央部の近傍に重心を位置させる構成にできるため、より位置ずれを起こしづらく、使用時に安定する構成にすることができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
両軸回転ヤスリ
4か月前
個人
研削盤のワーク支持装置
6か月前
個人
研磨体
5日前
株式会社タカトリ
研削装置
5か月前
個人
バレル研磨用メディア材
2か月前
株式会社サンポー
ブラスト装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
外径測定方法
5か月前
大同特殊鋼株式会社
疵研削順序決定方法
1か月前
シンクス株式会社
ボード切断装置
19日前
株式会社リブラ
ブラスト加工装置
2か月前
キヤノン電子株式会社
加工工具、及び、加工装置
2か月前
株式会社精工技研
研磨装置および研磨方法
2か月前
トヨタ自動車株式会社
バリ取り装置
2か月前
株式会社IHI
ブラストガン
3か月前
株式会社土橋製作所
研磨装置
6か月前
株式会社ディスコ
加工方法、及び、切削装置
2か月前
株式会社ディスコ
加工装置
3か月前
NTN株式会社
加工装置
3か月前
嘉澤端子工業股分有限公司
グラインダー
19日前
株式会社ツガミ
円筒研削盤
6か月前
中村留精密工業株式会社
レンズ保持装置
14日前
株式会社ディスコ
加工方法
13日前
株式会社東京精密
ワーク加工装置
1か月前
JFEスチール株式会社
鋼帯のブラシ研削方法
1か月前
日本特殊研砥株式会社
超弾性砥石
2か月前
リックス株式会社
ドライアイス噴射装置
4か月前
信越半導体株式会社
洗浄処理装置
4か月前
株式会社東京精密
ワーク加工装置
1か月前
株式会社荏原製作所
研磨装置
1か月前
株式会社荏原製作所
研磨装置
4か月前
トヨタ紡織株式会社
プレス金型の研磨方法
1か月前
株式会社荏原製作所
研磨装置
3か月前
株式会社荏原製作所
研磨装置
4か月前
株式会社マキタ
サンダ
3か月前
株式会社プロテリアル
焼結磁石の製造方法
2か月前
株式会社荏原製作所
研磨装置
3か月前
続きを見る
他の特許を見る