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公開番号2025080141
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-23
出願番号2023193183
出願日2023-11-13
発明の名称熱電発電装置
出願人株式会社KELK
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H02N 11/00 20060101AFI20250516BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】熱電発電モジュールの内部への水分の侵入を抑えて耐久性を向上した熱電発電装置を提供すること。
【解決手段】熱電発電装置1は、第1面2aを有する受熱板2と、第1面2aに向かい合う第2面3bを有する除熱板3と、第1面2aと第2面3bとの間に配置される熱電発電モジュール4と、第1面2aと第2面3bとの間に配置され、受熱板2と除熱板3とを締結する第1締結部材7の周縁部において熱電発電モジュール4を封止する内側封止部51と、第1面2aと第2面3bとの間に配置され、熱電発電モジュール4の周縁部を封止する外側封止部52と、第1面2aと熱電発電モジュール4との間に配置された高温側伝熱シート55と、第2面3bと熱電発電モジュール4との間に配置された低温側伝熱シート56と、を備え、高温側伝熱シート55及び低温側伝熱シート56は、厚さ方向視において、少なくとも一部が外側封止部52に重なる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1面を有する受熱板と、
前記第1面に向かい合う第2面を有する除熱板と、
前記第1面と前記第2面との間に配置される熱電発電モジュールと、
前記第1面と前記第2面との間に配置され、前記受熱板と前記除熱板とを締結する締結部材の周縁部において前記熱電発電モジュールを封止する内側封止部と、
前記第1面と前記第2面との間に配置され、前記熱電発電モジュールの周縁部を封止する外側封止部と、
前記第1面と前記熱電発電モジュールとの間に配置された高温側伝熱シートと、
前記第2面と前記熱電発電モジュールとの間に配置された低温側伝熱シートと、
を備え、
前記高温側伝熱シート及び前記低温側伝熱シートは、厚さ方向視において、少なくとも一部が前記外側封止部に重なる、
熱電発電装置。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
前記高温側伝熱シートは、前記除熱板と向かい合う前記熱電発電モジュールの面の全面を覆って配置され、
前記低温側伝熱シートは、前記受熱板と向かい合う前記熱電発電モジュールの面の全面を覆って配置される、
請求項1に記載の熱電発電装置。
【請求項3】
前記高温側伝熱シート及び前記低温側伝熱シートは、例えば、グラファイトシート、金箔、アルミ箔、銅箔、又は鉛箔で構成される、
請求項1又は請求項2に記載の熱電発電装置。
【請求項4】
前記内側封止部及び前記外側封止部は、鉄、ステンレス、PFA樹脂、PEEK樹脂、ポリイミド樹脂、又は、黒鉛で構成される、
請求項1又は請求項2に記載の熱電発電装置。
【請求項5】
前記熱電発電モジュールを、前記受熱板と前記除熱板とで上下方向に挟んだ状態で締結する複数の締結部材、
を備える、請求項1又は請求項2に記載の熱電発電装置。
【請求項6】
前記高温側伝熱シート及び前記低温側伝熱シートは、厚さ方向視において、前記熱電発電モジュールを覆う内側部と、前記外側封止部を覆う外側部とに分離している、
請求項1又は請求項2に記載の熱電発電装置。
【請求項7】
前記高温側伝熱シート及び前記低温側伝熱シートは、前記内側部と前記外側部とが異なる材質で構成される、
請求項6に記載の熱電発電装置。
【請求項8】
前記高温側伝熱シートの厚さは、前記低温側伝熱シートの厚さより厚い、
請求項1又は請求項2に記載の熱電発電装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、熱電発電装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、平面視において、熱電発電モジュールの熱電素子に対応する部分のみに、カーボンシート製などの伝熱シートが配置された熱電発電装置が開示される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-009787号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
熱電発電装置は、水分に接する環境下又は多湿な環境下で使用されることがある。このような環境下では、熱電発電モジュールの封止部の接合面は、劣化及び剥離が生じやすく、熱電発電モジュールの内部に水分が侵入しやすくなる。
【0005】
本開示は、熱電発電モジュールの内部への水分の侵入を抑えて耐久性を向上した熱電発電装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に従えば、第1面を有する受熱板と、前記第1面に向かい合う第2面を有する除熱板と、前記第1面と前記第2面との間に配置される熱電発電モジュールと、前記第1面と前記第2面との間に配置され、前記受熱板と前記除熱板とを締結する締結部材の周縁部において前記熱電発電モジュールを封止する内側封止部と、前記第1面と前記第2面との間に配置され、前記熱電発電モジュールの周縁部を封止する外側封止部と、前記第1面と前記熱電発電モジュールとの間に配置された高温側伝熱シートと、前記第2面と前記熱電発電モジュールとの間に配置された低温側伝熱シートと、を備え、前記高温側伝熱シート及び前記低温側伝熱シートは、厚さ方向視において、少なくとも一部が前記外側封止部に重なる、熱電発電装置が提供される。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、熱電発電モジュールの内部への水分の侵入を抑えて耐久性を向上した熱電発電装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第一実施形態に係る熱電発電装置を示す断面図である。
図2は、第一実施形態に係る熱電発電装置を示す斜視図である。
図3は、第一実施形態に係る熱電発電装置を示す分解斜視図である。
図4は、熱電発電モジュールの平面図である。
図5は、第二実施形態に係る熱電発電装置を示す断面図である。
図6は、第三実施形態に係る熱電発電装置を示す断面図である。
図7は、第四実施形態に係る熱電発電装置を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示に係る実施形態について図面を参照しながら説明するが、本開示は実施形態に限定されない。以下で説明する複数の実施形態の構成要素は、適宜組み合わせることができる。また、一部の構成要素を用いない場合もある。
【0010】
実施形態においては、「左」、「右」、「前」、「後」、「上」、及び「下」の用語を用いて各部の位置関係について説明する。これらの用語は、熱電発電装置1の中心を基準とした相対位置又は方向を示す。左右方向と前後方向と上下方向とは直交する。
(【0011】以降は省略されています)

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