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公開番号2025079330
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-21
出願番号2024194137
出願日2024-11-06
発明の名称サステナブルなブラ衣料及び改善されたバイオ系連続気泡発泡パッド部分
出願人ジェルマート インダストリーズ インコーポレイテッド
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類A41C 3/14 20060101AFI20250514BHJP(衣類)
要約【課題】バイオ系高分子連続気泡(open cell)発泡材料で形成された改良ブラパッド部分を含むブラ衣料を提供する。
【解決手段】1又は2以上の柔軟な再生材料で形成された第1及び第2のカップ部分と、それぞれ第1及び第2のカップ部分から延びる第1及び第2のサイドウイングパネルとを含み、非常に柔らかい連続気泡構造を有するバイオ系発泡材料で形成された第1及び第2のクッション性サポートパッドを有する、サステナブルなブラ衣料。第1及び第2のサイドウイングパネルは、1又は2以上の再生可能な柔軟材料で形成される。第1及び第2のカップ部分には、第1及び第2のクッション性サポートパッドがそれぞれ結合されるように構成され、各パッドは前面及び後面を有する。各パッドの前面は概ね凸形状を有し、各パッドの後面は概ね凹形状を有する。各パッドは、サトウキビ系連続気泡発泡材料などの環境に配慮したバイオ系材料で形成される。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
ブラ衣料又はその他の衣料において使用されるバイオ系クッション性サポートパッドであって、
サトウキビ系エチレンから実質的に形成される少なくとも約40~85%のバイオ系EVA及びバイオ系PEを含む1又は2以上のバイオ系発泡材料で形成されたパッド部分を含み、
前記バイオ系EVA及びPEは、少なくとも、
過酸化系開始剤、及び、
発泡剤、
と組み合わされ、前記バイオ系EVA、バイオ系PE、過酸化系開始剤及び発泡剤の混合物は、
約105℃~約130℃の温度まで熱を加えて溶融混合物を形成することと、
前記溶融混合物を押し出して前記混合物を形状に形成することと、
前記形状を押し出し中に少なくとも約60℃~約90℃の温度に維持することと、
前記形状を圧縮して実質的に平坦なシートを形成することと、
を含む方法によって実質的に平坦なシートに形成され、
前記シートを約30分~約45分にわたって約135℃~約150℃に加熱して、体積膨張が制限された実質的に架橋した発泡材料を取得することと、
前記シートを約90分~約150分にわたって約160℃~約185℃に加熱して、実質的な体積膨張を取得することと、
を含む加熱方法によって前記実質的に平坦なシートの体積を膨張させ、
ここでバイオ系発泡ブロックが形成され、
前記バイオ系発泡ブロックを圧縮ローラ間で少なくとも約4回圧壊させて前記バイオ系発泡ブロックの内部から十分な量の空気を放出させること、
を含む複数の圧縮ローラプロセスを通じて前記バイオ系発泡ブロックを圧壊させ、
ここで連続気泡発泡ブロックが形成され、
前記連続気泡発泡ブロックをシートに切断し、
前記バイオ系連続気泡発泡シートをパッド部分に成形し、
前記パッド部分は、金型内で実質的に凹形状の内面及び実質的に凸形状の外面を有する形状に形成される、
ことを特徴とするバイオ系クッション性サポートパッド。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記バイオ系EVA及びPEは、オレフィン系ブロック共重合体とも組み合わされる、
請求項1に記載のバイオ系クッション性サポートパッド。
【請求項3】
前記バイオ系発泡材料は、サトウキビ系エチレンから実質的に形成された少なくとも約40~85%のバイオ系EVAで構成される、
請求項1に記載のバイオ系クッション性サポートパッド。
【請求項4】
前記バイオ系EVAは、オレフィン系ブロック共重合体と組み合わされる、
請求項3に記載のバイオ系クッション性サポートパッド。
【請求項5】
前記圧縮ローラプロセス後に、前記発泡ブロックを約40分~約50分にわたって約165℃~約175℃に加熱して前記発泡ブロックの厚みを実質的に回復させる、
請求項1に記載のバイオ系クッション性サポートパッド。
【請求項6】
前記パッド部分は、少なくとも約20~約70のショア00硬度値を有する、
請求項1に記載のバイオ系クッション性サポートパッド。
【請求項7】
前記パッド部分は、約40%~約90%のバイオ系炭素含有量で構成される、
請求項1に記載のバイオ系クッション性サポートパッド。
【請求項8】
前記切断方法によって形成される前記シートは、約0.020~約0.045g/cm
3
の密度を有する連続気泡発泡体で構成される、
請求項1に記載のバイオ系クッション性サポートパッド。
【請求項9】
前記パッド部分は、
前記バイオ系連続気泡発泡シートを約80秒~約140秒の期間の第1のプレスにわたって金型内で約70℃~約120℃に加熱することと、
前記バイオ系発泡シートを約60秒~約120秒の期間の第2のプレスにわたって前記金型内で約20℃~約60℃に再加熱することと、
前記バイオ系発泡シートを約30秒~約70秒の期間にわたって前記金型内で約室温に冷却することと、
を含む成形方法によって形成され、
前記部分的パッド部分は、前記金型内で実質的に凹形状の内面及び実質的に凸形状の外面を有する形状に形成される、
請求項1に記載のバイオ系クッション性サポートパッド。
【請求項10】
前記バイオ系連続気泡発泡シートは、前記シートの少なくとも片面がラミネートされ、前記ラミネート層は、
天然又は合成ファブリックと、
前記ファブリックを前記発泡シートに付着させるための接着剤と、
各ラミネートされた発泡シートの約24時間にわたる硬化及び乾燥と、
を含む、請求項1に記載のバイオ系クッション性サポートパッド。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本出願は、一般にブラ衣料(bra garment)に関し、具体的には、石油系発泡パッド材料とは対照的にバイオ系高分子連続気泡(open cell)発泡材料で形成された改良ブラパッド部分を含むブラ衣料に関する。
続きを表示(約 3,600 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、女性達は、胸をサポートして形状及び外観を向上させるためにブラを着用する。他の衣料にも、内蔵ブラを有して同じ機能を提供できるものがある。ブラにとって重要なことは着用者を正しくサポートすることであり、従ってとりわけ望む通りの造型及びサポートのために使用されるブラのパッドに使用できる材料のタイプはこれによって決定付けられ、通常は再生可能又は生分解可能でない石油系高分子発泡体で形成される。従って、通常、ブラには、接着剤を使用して発泡パッドが取り付けられている。しかしながら、発泡材料及び接着剤は、その製造行程中に人間にとって有害であるとともに着用者にも有害な場合があり、再生可能ではなく、又は環境的に優しいものでもない。従って、環境に優しい改善されたブラ衣料、とりわけブラ製品を環境に優しくかつサステナブルなものにする再生可能な及び/又はバイオ系材料で形成された発泡パッド部分を有するブラ衣料が必要とされている。本発明の改善されたバイオ系の再生可能なサポートパッドは、ブラ衣料と共に、又はブラサポートバッドを組み込むことができる水着及びその他の衣服などの他の衣料と共に使用することができる。
【0003】
本出願人及び本発明者らは、米国特許第11,330,849号(2022年5月17日交付)において、60~85%のサトウキビ系エタノールを有する実質的にバイオ系エタノール成分から成るバイオ系エチレンビニルアセテート(「EVA」)発泡体で形成され、残りのEVA発泡体が独立気泡(closed-cell)構造を有するEVA発泡体(「独立気泡発泡体(Closed Cell Foam)」)をもたらす化石燃料系エタノール及び酢酸ビニルを有するカップ部分を利用するブラ衣料について記載及び特許請求しており、この文献は引用により本明細書に組み入れられる。好ましい割合のバイオ系EVAが好ましい割合のバイオ系ポリエチレン(「バイオ系PE」)と組み合わさって、米国特許第11,330,849号に記載して特許請求しているものよりもさらに柔軟でありながら十分な構造的サポートをもたらすブラカップ部分の形成のための連続気泡発泡体を形成するように、本発明に示すような連続気泡構造を有するバイオ系高分子材料(「独立気泡発泡体」)の構成割合が高まるようにさらに改善されたブラカップ部分が必要とされている。バイオ系高分子材料は、より柔軟でありながら十分な構造的サポートをもたらす本発明のブラカップ部分を形成する連続気泡発泡体を形成するために、好ましい割合のバイオ系EVAを単独で含むこともできる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
米国特許第11,330,849号明細書
【発明の概要】
【0005】
本開示は、1又は2以上のバイオ系連続気泡発泡材料で形成されたブラパッド部分を含む第1及び第2のカップ部分と、柔軟な再生材料で形成された、第1及び第2のカップ部分からそれぞれ延びる第1及び第2のサイドウイングパネルとを含むサステナブルなブラ衣料を提供することができる。第1及び第2のカップ部分には、第1及び第2のクッション性サポートパッドがそれぞれ結合されるように構成される。各ブラパッド部分は前面及び後面を有し、各パッドの前面は概ね凸形状を有し、各パッドの後面は概ね凹形状を有する。各パッドは、ブラ衣料の着用者の胸にクッション性及びサポート性の両方をもたらす硬度値及び密度値を有するバイオ系連続気泡発泡材料で形成される。バイオ系連続気泡発泡材料で形成されたパッドは、ブラサポートパッドを組み込むことができるブラ、マタニティブラ、スポーツブラ、水着、キャミソール、ビスチェ、Tシャツ及びその他の衣服などの他のタイプの衣料、及び衣服内で使用することもできる。
【0006】
いくつかの実施形態では、連続気泡バイオ系発泡材料が、着用者にとって有害でない(数ある材料の中でも特に)バイオ系EVA及びバイオ系PEの混合物から形成されたサトウキビ系高分子発泡材料で構成される。各パッドは、その少なくとも後面にラミネーション層又は接着層を含まないこともでき、第1及び第2のカップ部分並びに第1及び第2のサイドウイングパネルの1又は2以上の再生材料は1又は2以上の再生ファブリックであり、及び/又は第1及び第2のカップ部分並びに第1及び第2のサイドウイングパネルは同じ再生ファブリックで形成される。
【0007】
他の実施形態では、ブラ衣料が、第1のカップ部分と第1のサイドウイングパネルとの間、及び第2のカップ部分と第2のサイドウイングパネルとの間にそれぞれ取り付けられた弾性ショルダーストラップをさらに含み、弾性ショルダーストラップは再生材料で形成され、ショルダーストラップの各々は、ショルダーストラップの長さを調整するための調整可能要素を含み、調整可能要素は、パッドのサステナブル材料の硬度値よりも高い硬度値を有するサステナブル材料で形成され、第1及び第2のカップ部分の各々はアンダーワイヤチャネルを有し、ブラ衣料は、第1及び第2のカップ部分を接続するブリッジパネルをさらに含み、ブリッジパネルは再生材料で形成され、及び/又は第1及び第2のサイドウイングパネルの自由端は、自由端を互いに留めるための対応する留め具要素を含む。
【0008】
本開示は、ブラ衣料の第1及び第2のカップ部分の収容エリアにそれぞれ保持される、バイオ系連続気泡発泡体で構成された第1及び第2のクッション性サポートパッドを主に提供する。各パッドは、第1及び第2のカップ部分の外側及び内側要素にそれぞれ対応する前面及び後面を有する。各パッドの前面は概ね凸形状を有し、各パッドの後面は概ね凹形状を有する。各パッドは、サステナブルなブラ衣料の着用者の胸にクッション性及びサポート性の両方をもたらす硬度値及び密度値を有するバイオ系材料のみで形成される。
【0009】
好ましい実施形態では、当業ではグリーン又はバイオ系EVA材料として知られているサトウキビ系高分子などの環境にやさしい材料でパッド部分を製造することができる。バイオ系EVA材料は当業で周知であり、既にいくつかの専門フットウェア製品のソールの生産のために開発され使用されている(https://www.forbes.com/sites/veenamccoole/2018/08/01/allbirds-launches-flip-flops-made-from-sustainable-sugarcane/?sh=55cd98913672及びhttps://materialdistrict.com/article/flip-flops-sugarcane-foam/を参照)。しかしながら、本発明では、ブラパッドとしての使用に適した柔軟かつ構造的に安定した発泡高分子材料を生産するために、バイオ系EVA材料をより特異的に配合して加工できることを発見した。本発明では、石油ベースEVAの柔軟性及び構造品質を有しながら典型的なブラパッド製品のパッドの有用寿命に達した後に再生可能な成形ブラパッド製品をバイオ系EVAから形成する上で使用される好ましい発泡法を開示する。また、各カップ部分の外側要素は再生ナイロンで形成することができ、各カップ部分の内側要素は再生ポリエステルで形成され、ブラ衣料は、第1のカップ部分と第1のサイドウイングパネルとの間、及び第2のカップ部分と第2のサイドウイングパネルとの間にそれぞれ取り付けられた弾性ショルダーストラップを含み、弾性ショルダーストラップは再生ファブリックで形成され、及び/又は第1及び第2のカップ部分の各々はアンダーワイヤチャネルを有し、ブリッジパネルが第1及び第2のカップ部分を接合し、アンダーワイヤチャネル及びブリッジパネルはいずれも再生材料で形成される。
【0010】
従来の(ポリウレタン発泡体などの)化石燃料系発泡体は、合成ゴム状物質(compounded gum rubber)からシート化、成形及び押し出しプロセスによって生産され、化学物質、ポリオール、ポリイソシアネート、トルエンジイソシアネートなどの液状高分子、生産速度を高める触媒として作用する添加剤、及び発泡体形成中に気泡を形成するための発泡剤を含む数多くの原料を使用して配合される。気泡のサイズを制御するために、シリコン又はポリエーテルなどの界面活性剤も使用される。従来の化石燃料系発泡体の物理的特性は、合金組成及び製造段階における反応温度に依存する。
(【0011】以降は省略されています)

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