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公開番号
2025077446
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-19
出願番号
2023189635
出願日
2023-11-06
発明の名称
ホームドアシステム
出願人
アイテック阪急阪神株式会社
代理人
弁理士法人R&C
主分類
B61B
1/02 20060101AFI20250512BHJP(鉄道)
要約
【課題】鉄道車両の車両ドアの開閉判定を単独で安価に行うことができ、車両ドアとホームドアとの連携に資するホームドアシステムを実現する。
【解決手段】制御ユニットは、第1移動体T1が第1動作M1を行うことによる第1イベントの発生をイベントカメラユニットが検知し、第1動作M1中の第1移動体T1が停止したことによる第1イベントの終了をイベントカメラユニットが検知したことにより、鉄道車両9がホーム内で停止したことを判定する。制御ユニットは、第1イベントの終了後、第2移動体T2が第2動作M2を行うことによる第2イベントの発生又は終了をイベントカメラユニットが検知したことにより、鉄道車両9の車両ドア90の開放又は閉鎖を判定する。第1動作M1は走行経路Rに沿って移動する動作であり、第2動作M2は車両ドア90の開閉方向に沿って移動する動作である。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
駅のホームに設けられたホームドアを管理するホームドアシステムであって、
鉄道車両の走行経路に撮像方向が向けられた状態で前記ホームに設置されたイベントカメラユニットと、
制御ユニットと、を備え、
前記イベントカメラユニットは、移動体が移動することによるイベントの発生を検知すると共に、移動していた前記移動体が停止することによる前記イベントの終了を検知するように構成され、
前記制御ユニットは、
第1移動体が第1動作を行うことによる第1イベントの発生を前記イベントカメラユニットが検知し、前記第1動作中の前記第1移動体が停止したことによる前記第1イベントの終了を前記イベントカメラユニットが検知したことにより、前記鉄道車両が前記ホーム内で停止したことを判定し、
前記第1イベントの終了後、第2移動体が第2動作を行うことによる第2イベントの発生又は終了を前記イベントカメラユニットが検知したことにより、前記鉄道車両の車両ドアの開放又は閉鎖を判定し、
前記第1動作は、前記走行経路に沿って移動する動作であり、
前記第2動作は、前記車両ドアの開閉方向に沿って移動する動作である、ホームドアシステム。
続きを表示(約 850 文字)
【請求項2】
前記制御ユニットは、
少なくとも前記第2イベントが発生した後、第3移動体が第3動作を行うことによる第3イベントの発生又は終了を前記イベントカメラユニットが検知したことにより、前記ホームドアの開放又は閉鎖を判定し、
前記第3動作は、前記ホームドアの開閉方向に沿って移動する動作である、請求項1に記載のホームドアシステム。
【請求項3】
前記イベントカメラユニットは、複数又は単数の第4移動体が第4動作を行うことによる第4イベントが発生した後、複数又は単数の前記第4移動体の移動量が予め定められた基準移動量以下となった場合に、前記第4イベントの終了を検知し、
前記制御ユニットは、
前記第2イベント及び前記第3イベントの発生前に前記第4イベントが終了したことを前記イベントカメラユニットが検知したことにより、前記ホームドアの周辺に設けられた乗降エリアにおける安全を判定し、
前記第4動作は、不特定多数の方向に沿って移動する動作である、請求項2に記載のホームドアシステム。
【請求項4】
前記制御ユニットは、
前記第1イベントの終了を前記イベントカメラユニットが検知したことを条件として、前記車両ドアの開閉動作を制御し、
少なくとも前記第2イベントの発生を前記イベントカメラユニットが検知したことを条件として、前記ホームドアの開閉動作を制御する、請求項1から3のいずれか一項に記載のホームドアシステム。
【請求項5】
前記制御ユニットは、
前記第1イベントの終了を前記イベントカメラユニットが検知したことを条件として、前記ホームドアの開閉動作を制御し、
少なくとも第3移動体が第3動作を行うことによる第3イベントの発生を前記イベントカメラユニットが検知したことを条件として、前記車両ドアの開閉動作を制御する、請求項1から3のいずれか一項に記載のホームドアシステム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、駅のホームに設けられたホームドアを管理するホームドアシステムに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、安全性の観点から、駅のホームにホームドアを設けることが要望されている。このような駅では、鉄道車両に乗車しようとするユーザーは、車両ドアから車両に乗車する前に、ホームドアを介する必要がある。例えば、特開2014-162241号公報(特許文献1)には、このようなホームドアに関する発明が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-162241号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、車両ドアとホームドアとは、手動により開閉することの他、互いに連携して開閉するように構成されていることがある。昨今において、新設の駅では、ホームドアの設置が元々設計されていることがあり、この場合には、車両ドアとホームドアとを連携させるシステムを、比較的容易に構築することが可能である。これらのドアを連携させるにあたっては、ドアの開閉判定を行うことが必須となる。しかしながら、例えば既設の駅では、ホームドアを後付けすることになるため、上記のような連携システムの構築は相対的にコストが掛かり易くなる。
【0005】
上記実状に鑑みて、鉄道車両の車両ドアの開閉判定を単独で安価に行うことができ、車両ドアとホームドアとの連携に資するホームドアシステムが望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
駅のホームに設けられたホームドアを管理するホームドアシステムであって、
鉄道車両の走行経路に撮像方向が向けられた状態で前記ホームに設置されたイベントカメラユニットと、
制御ユニットと、を備え、
前記イベントカメラユニットは、移動体が移動することによるイベントの発生を検知すると共に、移動していた前記移動体が停止することによる前記イベントの終了を検知するように構成され、
前記制御ユニットは、
第1移動体が第1動作を行うことによる第1イベントの発生を前記イベントカメラユニットが検知し、前記第1動作中の前記第1移動体が停止したことによる前記第1イベントの終了を前記イベントカメラユニットが検知したことにより、前記鉄道車両が前記ホーム内で停止したことを判定し、
前記第1イベントの終了後、第2移動体が第2動作を行うことによる第2イベントの発生又は終了を前記イベントカメラユニットが検知したことにより、前記鉄道車両の車両ドアの開放又は閉鎖を判定し、
前記第1動作は、前記走行経路に沿って移動する動作であり、
前記第2動作は、前記車両ドアの開閉方向に沿って移動する動作である。
【0007】
本構成によれば、比較的安価で入手可能なイベントカメラを用いて、各移動体が固有の動作を行うことを利用することにより、第1動作を行う第1移動体を鉄道列車として特定でき、また第2動作を行う第2移動体を車両ドアとして特定できる。これにより、鉄道車両の発車及び停止、並びに、鉄道車両の停止後の車両ドアの開閉を判定することができる。そして、この判定結果をホームドアの開閉制御に利用することによって、車両ドアとホームドアとの連携システムを容易に構築することが可能となる。従って、本構成によれば、鉄道車両の車両ドアの開閉判定を単独で安価に行うことができ、車両ドアとホームドアとの連携に資するホームドアシステムを実現することができる。なお、車両ドアに2次元コードなどのターゲットを付し、それをホーム側に設置されたリーダで読み取ることにより、車両ドアの開閉を判定することも考えられる。しかしながら、2次元コードやそれを読み取るリーダを用いる場合には、コストが掛かり易いという問題がある。また、この場合には、ターゲットの劣化、ターゲットに対する太陽光の反射、或いは、暗所であることなどが要因となり、リーダの読み取り精度が低下し得る。しかしながら、本構成のようにイベントカメラを用いることによって、これらの問題を解消することも可能となる。
【0008】
本開示に係る技術のさらなる特徴と利点は、図面を参照して記述する以下の例示的かつ非限定的な実施形態の説明によってより明確になるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0009】
駅のホームで停止した鉄道車両を正面側から見た図
駅のホームで停止した鉄道車両を側面側から見た図
ホームドアシステムのシステム構成図
第1イベント、第2開放イベント、及び第3開放イベントが、順番に発生して終了する様子を示す図
第4イベントの発生と終了とを示す図
第2閉鎖イベント及び第3閉鎖イベントが、順番に発生して終了する様子を示す図
その他の実施形態に係るホームドア構造における、第3開放イベントの発生と終了とを示す図
【発明を実施するための形態】
【0010】
ホームドアシステムは、駅のホームに設けられたホームドアを管理するシステムである。以下、ホームドアシステムの実施形態について図面を参照して説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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