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公開番号
2025031054
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-07
出願番号
2023137017
出願日
2023-08-25
発明の名称
車輪径の管理方法
出願人
日本製鉄株式会社
代理人
アセンド弁理士法人
主分類
B61K
9/02 20060101AFI20250228BHJP(鉄道)
要約
【課題】簡易な構成で、高精度に車輪径を計算することのできる、鉄道車両の車輪径の管理方法を提供する。
【解決手段】鉄道車両(1)の車輪径の管理方法は、第1測定工程と、算出工程と、を備える。第1測定工程では、鉄道車両(1)がレール(R)上を走行するときに、レール(R)の内側に設置されたセンサ(30)を用いて車軸(232)の高さを測定する。算出工程では、鉄道車両(1)の車軸径及び第1測定工程で測定した車軸(232)の高さに基づいて、車輪径を算出する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
鉄道車両の車輪径の管理方法であって、
前記鉄道車両がレール上を走行するときに、前記レールの内側に設置されたセンサを用いて車軸の高さを測定する第1測定工程と、
前記鉄道車両の前記車軸の車軸径及び前記第1測定工程で測定した前記車軸の高さに基づいて、前記車軸に固定された車輪の前記車輪径を算出する算出工程と、を備える、管理方法。
続きを表示(約 370 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の管理方法であって、さらに、
前記鉄道車両の前記車輪のフランジ摩耗量を測定する第2測定工程と、
前記第2測定工程で測定した前記フランジ摩耗量及び前記算出工程で算出した前記車輪径に基づいて、前記車輪を削正した後の車輪径を推定する推定工程と、を備える、管理方法。
【請求項3】
請求項2に記載の管理方法であって、さらに、
前記推定工程で推定した前記車輪を削正した後の前記車輪径の情報を記録する記録工程を備える、管理方法。
【請求項4】
請求項2に記載の管理方法であって、さらに、
前記推定工程で推定した前記車輪を削正した後の前記車輪径に基づいて、走行中の前記鉄道車両の前記車軸又は前記車輪に塗料を吹き付ける識別工程を備える、管理方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、鉄道車両の車輪径の管理方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
鉄道車両は、台車と、台車上に支持された車体と、を備える。鉄道車両がレール上を走行することにより、車輪が摩耗する。車輪の摩耗が著しくなると、踏面形状が崩れる。この場合、車輪が削正され、踏面形状が正規の状態に戻される。車輪径がある程度小さくなると、車輪を交換する必要がある。
【0003】
車輪径は、通常、運行後に検査工場等で測定される。しかしながら、例えば大陸間を走行する鉄道車両のように長距離を走行する鉄道車両の場合、運行を終了するまでの間に車輪径が小さくなり、車輪の交換が必要となることが考えられる。そのため、鉄道車両の走行中であっても、車輪径を測定することが求められる。
【0004】
鉄道車両の走行中に車輪径を測定する技術として、例えば、特許文献1が知られている。特許文献1に記載の測定方法では、レールの内側及び外側にそれぞれセンサを設置し、各センサから走行する鉄道車両の車輪までの距離を測定する。特許文献1では、これらの測定値に基づき車輪径を算出する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2004-258007号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載の測定方法では、レールの内側及び外側にそれぞれセンサを設置する必要がある。この場合、車輪径を測定するための装置の部品点数が増加する。また、特許文献1に記載の測定方法では、各センサから車輪までの距離の測定値を基に車輪径を算出する。各センサから車輪までの距離の測定値は、鉄道車両の高さ方向及び幅方向のいずれにも平行でない、斜めの方向における寸法である。したがって、車輪径の算出には複雑な算出式が必要となる。そのため、車輪径を高精度に測定することが困難である問題があった。
【0007】
本開示の目的は、簡易な構成で、高精度に車輪径を計算することのできる、鉄道車両の車輪径の管理方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示に係る鉄道車両の車輪径の管理方法は、第1測定工程と、算出工程と、を備える。第1測定工程では、鉄道車両がレール上を走行するときに、レールの内側に設置されたセンサを用いて車軸の高さを測定する。算出工程では、鉄道車両の当該車軸の車軸径及び第1測定工程で測定した当該車軸の高さに基づいて、当該車軸に固定された車輪の車輪径を算出する。
【発明の効果】
【0009】
本開示に係る鉄道車両の車輪径の管理方法によれば、簡易な構成で、高精度に車輪径を計算することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、鉄道車両の全体構成を示す模式図である。
図2は、実施形態に係る鉄道車両の車輪径の管理方法を示すフロー図である。
図3は、走行中の鉄道車両の輪軸の断面図である。
図4は、車輪径の管理方法の変形例を示すフロー図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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