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公開番号
2025077143
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-19
出願番号
2023189124
出願日
2023-11-06
発明の名称
車載用制御装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類
B60L
7/14 20060101AFI20250512BHJP(車両一般)
要約
【課題】蓄電装置の状態に基づいて回生制動力が低下したときにブレーキペダルを踏むように促す案内が頻繁に行なわれるのを抑制する。
【解決手段】電動機の回生駆動により得られる回生可能トルクが所定閾値以上に至ったときに所定報知を行なうと共に所定報知を行なった旨を履歴し、所定報知を行なったときの蓄電装置に入力可能な許容最大入力電力を制御用入力電力として記憶する。そして、所定報知を行なった旨の履歴があるときには、回生可能トルクが所定閾値以上で且つ許容最大入力電力の絶対値が制御用入力電力の絶対値未満であるときに再度の所定報知を行なう。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
走行用の電動機と、前記電動機と電力のやりとりを行なう蓄電装置と、を備える電動車に搭載された車載用制御装置であって、
前記電動機の回生駆動により得られる回生可能トルクが所定閾値以上に至ったときに所定報知を行なうと共に前記所定報知を行なった旨を履歴し、前記所定報知を行なったときの前記蓄電装置に入力可能な許容最大入力電力を制御用入力電力として記憶し、
前記所定報知を行なった旨の履歴があるときには、前記回生可能トルクが前記所定閾値以上で且つ前記許容最大入力電力の絶対値が前記制御用入力電力の絶対値未満であるときに再度の前記所定報知を行なう、
ことを特徴とする車載用制御装置。
続きを表示(約 250 文字)
【請求項2】
請求項1記載の車載用制御装置であって、
前記制御用入力電力は、前記許容最大入力電力により上限ガードされる、
車載用制御装置。
【請求項3】
請求項1または2記載の車載用制御装置であって、
前記所定閾値は、シフトポジションに基づいて設定される、
車載用制御装置。
【請求項4】
請求項1または2記載の車両用制御装置であって、
前記所定報知は、運転者にブレーキ操作を促す報知である、
車載用制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、車載用制御装置に関し、詳しくは、電動車に搭載された車載用制御装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、この種の車載用制御装置としては、バッテリの充電状態から算出される回生上限量から、アクセルペダルの操作状態から算出される回生制動量を減算した差分が所定量未満となると、「ブレーキを踏んでください」などとブレーキペダルを踏むように促す案内を行なうものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、これにより、回生制動力が得られなくなったときのペダルの踏みかえ操作に伴う運転者の違和感を抑制している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-052461号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述の装置では、バッテリの充電状態に基づいて回生制動力が低下したときには、ブレーキペダルを踏むように促す案内の報知が頻繁に行なわれる場合が生じる。こうした案内の頻繁な報知は、運転者や乗員に煩わしさを与えてしまう。
【0005】
本開示の車載用制御装置は、蓄電装置の状態に基づいて回生制動力が低下したときにブレーキペダルを踏むように促す案内が頻繁に行なわれるのを抑制することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の車載用制御装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
【0007】
本開示の車載用制御装置は、
走行用の電動機と、前記電動機と電力のやりとりを行なう蓄電装置と、を備える電動車に搭載された車載用制御装置であって、
前記電動機の回生駆動により得られる回生可能トルクが所定閾値以上に至ったときに所定報知を行なうと共に前記所定報知を行なった旨を履歴し、前記所定報知を行なったときの前記蓄電装置に入力可能な許容最大入力電力を制御用入力電力として記憶し、
前記所定報知を行なった旨の履歴があるときには、前記回生可能トルクが前記所定閾値以上で且つ前記許容最大入力電力の絶対値が前記制御用入力電力の絶対値未満であるときに再度の前記所定報知を行なう、
ことを特徴とする。
【0008】
この本開示の車載用制御装置では、電動機の回生駆動により得られる回生可能トルクが所定閾値以上(回生可能トルクの絶対値が所定閾値以下)に至ったときに所定報知を行なうと共にこの所定報知を行なった旨を履歴し、所定報知を行なったときの蓄電装置に入力可能な許容最大入力電力を制御用入力電力として記憶する。そして、所定報知を行なった旨の履歴があるときには、回生可能トルクが所定閾値以上で且つ許容最大入力電力の絶対値が制御用入力電力の絶対値未満であるときに再度の所定報知を行なう。即ち、回生可能トルクが所定閾値以上(回生可能トルクの絶対値が所定閾値以下)で、許容最大入力電力が制御用入力電力より大きい(絶対値としては小さい)ときに再度の所定報知を行なうのである。ここで、電動機の出力トルクが正の値であり、電動機の回生トルクは負の値である。また、蓄電装置から出力する電力(放電電力)が正の値であり、蓄電装置に入力する電力(充電電力)は負の値である。本開示では、所定報知を行なった旨の履歴があるときには、回生可能トルクが所定閾値以上(回生可能トルクの絶対値が所定閾値以下)であっても許容最大入力電力が制御用入力電力より小さい(絶対値としては大きい)ときには再度の所定報知は行なわないのである。これにより、蓄電装置の状態に基づいて回生制動力が低下したときに所定報知が頻繁に行なわれるのを抑制することができる。
【0009】
本開示の車載用制御装置において、前記制御用入力電力は前記許容最大入力電力により上限ガードされるものとしてもよい。即ち、制御用入力電力は、許容最大入力電力より小さくなる(負の値としての絶対値が大きくなる)と許容最大入力電力に置き換えられるのである。
【0010】
なお、本開示の車載用制御装置において、所定報知としては運転者にブレーキ操作を促す報知が含まれる。また、所定閾値としては、シフトポジションに基づいて設定されるものが含まれる。なお、所定報知を行なった旨の履歴は、システム起動したときや、蓄電装置の許容最大入力電力の絶対値が所定値以上となったときなどにクリアされるものとしてもよい。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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